SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

2022-01-01から1年間の記事一覧

終業式の朝

「10時半だからね!」 別れ間際に長女がそう言って両手でハイタッチして校門に向かって駆け出しました。今日は終業式です。学校は早く終わるのです。 我が子は父親のお迎え時間の正確さには懐疑の念を持っています。早く行きすぎたり、遅くなったり何回子供…

12月の寒さ

「冬は寒すぎるのがずるい」 家を出た次女がぼやきました。家の目の前が行先の保育園なのに贅沢を言っています。温度の安定した保育園に滞在しているので夏も冬も外の気温の変化にぼやきが止まりません。 とはいえこの時期は好きです。家でリラックスしてい…

新しい靴

「くつが痛くて歩けない!」 成長著しい四歳児が保育園に向かう朝、上目遣いでいいました。「くつずれしちゃう」。靴が小さくなったらくつずれはしないだろうと思いつつ、靴を裏返してみると穴が開いていて溝もない。大きさもそうだけど限界か、と思いました…

4歳児のほいくえん

「おともだちの少ないほいくえん、すきー」 4歳の下の子が家に帰ってくるなり叫びました。昨日は夕方のお友達が少なくて同じクラスに4人だけ。先生に甘えられてボールプールやテントで遊べたようです。 平日の保育園には最近少しぐずります。上の子が4歳児の…

銭天堂で着く自信

「だって銭天堂読めたから。」 隙あらば読書とごっこ遊びに勤しんでいる我が子。図書館に奇遇にも銭天堂 第1巻があったので漢字が多いかなと思いつつ勧めてみると答えは「読んでみる」。小学生に大人気のこのシリーズ、どうやら面白いらしく、学校にも持って…

スケッチブック

「すごいのかくー」 スケッチブックを買ってもらった次女は興奮しながら赤い筆をにぎっていました。元々が水彩絵の具や図工という名の紙の切り刻みが好きです。描いた絵もなかなかきれいです。仕事をする部屋の壁は子供の絵や工作の制作でいっぱいです。 最…

ごっこ遊びと食事の時機を見計らう父

「食べないっ」 三連休の中日ですが奥様は出勤日。帰宅に備えて夕食を準備していた矢先の悲報「仕事が終わらない・・」。向かった先の子供部屋からも悲鳴が上がりました。そして「イヤっ、遊ぶっ」と二人のごっこ遊びが再開しました。 最近、姉妹のごっこ遊…

ダンゴムシ一日体験

「見て見て!うごいたよ!」 上の子が虫かごを覗き込みながらつぶやいています。中にいるのは二匹のダンゴムシ。キャンプの所持品として虫かごをゲットした我が子は、公園に虫を捕まえに行き、ダンゴムシを連れて帰ってきたのです。奥様は近寄りません。 ダ…

次女(3歳)、文字を書く。

「ゆ、ってこー書くんだよ」 3歳時が空に指で字らしきものを書いて誇らしげです。文字を書くことに興味どころか熱中しています。寝る間際まで空に字を書いています。 今日は母親に本の読み聞かせをしてくれたようです。読むのも、書くのも辿々しさがあります…

キャンプからの帰還

「あとね、あとね」 二泊三日からの旅から戻り、帰りの電車に向かう道中の長女の口が止まりません。お友達と楽しく三日を過ごしたようです。初めての親元を離れたキャンプを満喫したようです。 「おやつはね、ソフトクリームと、先生たちがかき氷を作ってく…

親元を離れてキャンプに行く

「ねーねー、まだ起きない」 長女が夏休みのキャンプに出掛けています。初めて親元を離れての二泊三日です。次女は一人っ子体験中。といっても朝、食卓に来ない姉が居ないとは思ってもいません。 長女が出掛けるキャンプは学校からの紹介を親同士の情報交換…

キャベツの芯

「ザ・芯!」 そう言いながら子供たちがキャベツの白っぽい部分をお箸でつまみます。食べなさい、と言いつつそのうち受け取ることになります。細切りにしているはずのお好み焼きでも、中を探っていきます。細切りにしきれていないという噂もあります。 問題…

せみが鳴く

「せみはどこにいるの?」 自転車で信号待ちをしていると、乗っていた三歳七か月の次女が質問してきました。夏になり蝉が身近です。公園では、蝉の抜け殻を見つけるとキャッキャと集めています。家にも抜け殻を持ち込み、妻が「ひぃっ」と叫びます。 「木の…

夏休みのはじまり

「夏休みになったらね、朝に公園で走るの。リレー選手になりたいから。あー、でも宿題も終わらせちゃいたい」そして喜びのお手紙を書きしたためていました。 自由な長い夏休みは毎年来ると思っていました。そうではないということを知ったのはいつからか。い…

はちみつの絵本

「えほん読んでるの!」 休日の朝、三歳児の妹が六歳児の姉にえほんを読んでもらっています。小学校に通ってもうすぐ夏休みになる姉は、漢字も読めるようになってきています。親が絵本を読むだけではなく、下の子まで自分たちで本をめくります。 下の子はひ…

キノコのズボン

「ズボン穿いていないお姉さん、みっけ!」 下の子が指さしながら声を上げました。スカートの下にズボンを穿かないことに憧れる3歳半です。我が家では、必ずズボンを穿かせています。 長女も保育園時代はズボンを穿いていました。皮膚が弱かったという理由も…

3歳半の目線から見る海

「誰かヨダレだしたのかな」 波打ち際の泡を見つめながら、3歳半の我が子がつぶやきました。地球には、不思議が沢山です。「波が打ち寄せて泡ができている」ことを伝えてあげます。 「なんでザブンザブンってしてるの?」 泡から少し視点が変わりました。波…

介護で医療費控除をつかう

「控除できるのか!でもさすがに過去分には遡れないよね」 月次のケアマネさんとの打ち合わせで、私と弟とで見慣れたはずの領収書をまじまじと見つめました。領収書はデイサービスからのもの。月に1万円は超えます。 子供の入院などで確定申告した医療費控除…

卵の殻に御用心

「ガキっ」 味わい深い親鶏ミンチのつみれを使った親子丼を食べているときに、父親の口から異音が家中に響き渡りました。いや本人としては響き渡ったように聴こえました。そして続いたのはうめき声です。子供たちが怪訝そうにこちらを伺っています。 親子丼…

ほうれん草の胡麻和え

「青菜のはもういい」 4月2日からお弁当が開始し、父親の弁当作りが始まりました。しかしここにきてお弁当の1品に停止命令です。はじめに"ほうれん草の胡麻和え"を入れたときには「美味しい」って言ってくれたのに。それに調子に乗って4日連続したのが原因で…

小学校に通って1ヶ月、親子の成長

「ここでいいよ、パパあっち」 小学校への送りの際に長女が小さな声で言いました。校門が見えはじめる頃合いです。 長女の通う小学校は、オフィシャルに2週間、親の送迎必須期間がありました。それを超えた後、すぐに子供が自立を始めました。校門が見える前…

大きな古時計

「なんでおじいさんいないの?」 お風呂で古時計を熱唱していると3歳児が見上げて尋ねました。歌絵本の大きなのっぽの古時計の挿絵に、おじいさんが描かれていないのが気になるのです。 うたえほん Ⅲ 作者:つちだ よしはる グランまま社 Amazon 都度都度、お…

きょうはたくさんよんだ(3歳6ヶ月)

「はだかんぼー」 裸には違いないかな、でも「まわし」をしていてね・・パンツというべきなかな・・。寝る前の下の子にお相撲さんの絵本を読み聞かせながら、最初の子供からのコメントに戸惑う父親です。三歳の下の子は、じっと聴くよりも、本(親?)と対話…

小学校生活の幕開け

「学校にいきたくない」 親的には進級、入学の興奮も覚めやらない朝でしたが、長女がベットから出てこずにつぶやきました。 入学式、そしてその後の初登校は、それはそれは胸熱なものでした。入学式での子供の入場姿、そして朝のお見送りの後に上級生と共に…

新しい生活への切り替わり

「いぇい、いぇい、いぇい」 6歳と3歳の姉妹がノリノリです。二人で遊んでいます。完全に二人なので親の手がかかりません。夜ご飯の準備が捗ります。捗りすぎて作りすぎそうです。 本日の献立は、新しい生活が待ち受ける来週に向けての滋養強壮「鶏肉ぶつ切…

卒園式

「こんなーにーおーきくなーったよ」 本日は卒園式。よそ行きの子供たちと久々のフォーマルを着た親が、保育園に赴きました。長女の足元は初めての革靴。前日の夕方に持っていないことに気づき、買いに走った一品です。小学校に入学してからも、しばらく使え…

リモートワークで失ったもの・得たもの

「別人のようです。5段階ですね。」 眼鏡をかけはじめたころからお世話になっているメガネ屋さんのお兄さんに検眼をしてもらいました。当時大学生の私の視力は0.7ぐらい、視力的にはメガネをつけるかどうかという程度。どちらかというと斜視による疲れ目の対…

今週末は卒園式

「ずっと保育園がいいな」 保育園のイベント、そして日常のことの一つ一つに「最後の」がつくようになりました。今週末の「お別れ遠足」とか「お別れ会」とかと卒園式に向けたイベントも真っ盛りです。一緒に遊んでいる小さいお友達のことも気になるようです…

トトロじゃない?

絵のない本の1ページに、食いつくように目を見開いて、6歳になる長女がささやきました。サツキが雨降るバス停で、メイを背負いながら父親を待つ場面です。 2月はじめに魔女の宅急便の読み聞かせを始めて、それが4巻まで来ています。4巻のサブタイトルは「キ…

こぶたのはなこさんに刺激される夜の小腹

「サンドイッチ食べたい」 3歳児が読み聞かせの絵本を見ながら呟きました。下の子は本を読みながら対話をしていきます。じっと話を聞いていた上の子と異なるスタイルです。将来、バシバシと新聞やテレビにツッコミを入れることでしょう。読書は時空を超えた…