「ここでいいよ、パパあっち」
小学校への送りの際に長女が小さな声で言いました。校門が見えはじめる頃合いです。
長女の通う小学校は、オフィシャルに2週間、親の送迎必須期間がありました。それを超えた後、すぐに子供が自立を始めました。校門が見える前にも、学校に近づくと、私と少し距離をとって歩きます。「寂しいな」と思いましたが、すぐに自分のお小さい頃を思い出しました。
私も父親に学校に送ってもらっている時に、学校近くの外れたところで「もう、ここで!」と離れていました。友達に見られるのが少し恥ずかしい心持ちだった気がします。そして、父親の方は最初癇癪していた記憶があります。懐かしいような、早いような。親の心子知らず、というか子を持って親の心を知ると言うか、親孝行したいときに親はなしというか。
「いってらっしゃい!気をつけてね」と声を掛けて、離れていく子供を見ていました。すると、お友達を見つけた二つの歩くランドセルが、お互いに走り寄っていきました。学校が始まって1ヶ月、朝からこちらもスマイルです。
しかし起床時の長女の自立度が低下している懸念があります。どうしたものか。