SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

5歳向け

ブラックホーム

「ねぇ、パパ」 次女が話しかけます。今日は長女が学校のお泊り会、奥様は新人歓迎会で夜遅く、珍しい親子二人の日です。 「ブラックホームって知ってる?」 娘が続けます。父親は首をかしげています。 「えっ、知らないの?」 目を丸くしています。父親が答…

フリガナをつけながら仕事について学ぶ

「いま69ページっ」 長女がやり切っている感満載の声をあげました。買ってきたばかりの本に向かって書き込みをしています。「何やっているの!?」と驚きの声をかけると「フリガナ振ってるの」との答え。妹が読めるように鉛筆で本にフリガナを振ってくれい…

待ち焦がれたお教室

「23まであと何日?」 先月から、そして先週と次女が度々両親に尋ねていました。いやこの日をどれだけ待ちわびたことでしょう。 「いつからバレエ通えるの?」 「何ぐみさんになったら行っていい?」 「何月からいいの?」 「いついけるの?」 待ちわびるこ…

少しの背伸び

図書館からの帰り道、次女五歳が一生懸命本を読んでいました。読んでいたのは「アッチのオムレツぽぽぽぽぽーん」。初めて借りた、少しお姉さんの本です。 アッチのオムレツぽぽぽぽぽーん (ポプラ社の小さな童話―角野栄子の小さなおばけシリーズ) 作者:角野…

インフルエンザの来襲

「皆勤賞がなくなっちゃう」 二週間前土曜日のこと、学校での演説会を終えた後に発熱した長女がこぼしました。 学校の演説会ではあたえられた演目を先生方の前で発表します。声の大きさ、明瞭さ、演技力が問われます。学年が上になるとスピーチの作文も自信…

豚汁。

「とんじるぅ~、いえ~~い」 我が家の姉妹は豚汁がお好き。我が家の姉妹に限らないはずです。カレー、唐揚げに並ぶ子供の好きな料理に違いありません。保育園でも人気のメニューです。あの豚の脂質で温まるお味噌汁、ホクホクのお野菜、素晴らしい料理です…

今週末は卒園式

「ずっと保育園がいいな」 保育園のイベント、そして日常のことの一つ一つに「最後の」がつくようになりました。今週末の「お別れ遠足」とか「お別れ会」とかと卒園式に向けたイベントも真っ盛りです。一緒に遊んでいる小さいお友達のことも気になるようです…

5歳児、マイクロプラスティックに憂う。

「パパ、見て、ねぇ・・」 大きく目を見開いた表情で、5歳児が本を開いていました。そこには海に捨てられた網に引っかかりながらも泳いでいる海亀。リアルな写真ほどに大きな衝撃はありません。そのままページをめくり、プラスチック、人が出すゴミが与える…

5歳11ヶ月、歯が抜ける

「こっわ・・」 2歳児が姉の歯に手を触れて、恐れ慄きました。そう、姉の歯がぐらぐらしていたのです。保育園の同じ組のお友達の中で特段早い方ではありません。もう何本も抜けている子供たちがおります。そんな歯抜けメンバーに我が子も仲間入りしようとい…

2歳8ヶ月の読み聞かせ

「チリとチリリ、よんでぇー」 絵本を読み聞かせしても、おちついて聴いていられなかった気がする2歳児が、最近は絵本を読んでいると復唱したり、絵をじっと見入ったりして、集中するようになってきました。少し前は、姉の本を憧れで持ってきて、長くて飽き…

食パンは4枚切りか、6枚切りか

「4枚切りじゃないと食べた気がしない」 奥様は結婚当初から「食パンは4枚切り」と言い続けております。一方の私は、6枚切り、あるいは8枚切り。1斤買って、4枚しかないなんて、許容しがたい事実です。 しかしながら奥様は「6枚切りなんて、食べた気がしない…

パパのおひざ、争奪戦

「明日はぜったいパパね」 なぜか平日の朝は子供達からパパのおひざ争奪戦です。普通に戦うとお着替えさせたら離れない下の子が勝利します。着替えている最中にお膝のポジショニングをとり、そこから抱っこの態勢になり離れません。そのまま朝ごはんもパパの…

キラ☆キラな読み聞かせ

「かわいー」 これまで人生でかつてないほどの「キラキラ」という単語を一分の間に口にしています。いま5歳児がお気に入りの「まじょ子」シリーズ、「まじょ子とキラ☆キラのおしろ」を読んであげていたのです。 「キラキラ」の間には☆がついています。もう女…

姉妹の感性の違い

「これ、からい」 五歳児が朝食のウィンナーを食べて言葉をこぼしました。上の子は、舌の刺激に敏感です。親が気づかない刺激を見分けて検出します。カレーのルーの選択にも気を使います。ウィンナーは妹のお皿に移動しました。妹は親の分も食べており、4本…

自分への問いかけ

「なにすればいいの?」 暇を持て余した上の子が、時折口にする言葉です。いやいや、遊ぶことはいくらでもあるでしょ、と思うのですが、当の本人真剣です。確かに大人でも「何すれば良いのか」は、日常状況に応じて考えます。指示してもらうだけであれば楽で…

わかめうどん

「さいこー」 我が二歳児がお昼ご飯をモリモリ食べながら繰り返し叫んでおります。今日のお昼ご飯は、手の込んだハンバーグや気合を入れて鍋をふるった炒飯でもありません。うどんにわかめ、そこに卵を落としたものです。上の子はつけ麺にして楽しんでおりま…

大人にはみえないもの

「お風呂あがるー?」 一瞬だけ間がありました。子供達に母親の声がけは聞こえているようです。しかしあがってくる気配はもちろん、返事もまったくありません。何やら大人には見えないネズミの赤ちゃんと遊んでいるようです。 赤ちゃんのお名前はヒカリとソ…

楽しい休日の副作用

「ママに もーいっかい ばいばいするー」 朝一で下の子が泣き喚いております。母親はいつもの通りに先に家を出ました。今日の下の子は母親との離れ難さが上回っておりました。上の子はその様子に何かできないかと戸惑ってくれておりました。昨日母親が休日出…

推理小説入門

シャーロック・ホームズとワトソン、エルキュール・ポアロ、ミス・マープル、明智小五郎、そしてアルセーヌ・ルパン。小学生の時に私が夜を徹して読んでいたミステリーの探偵と怪盗です。胸のすく謎解きとラストにワクワクしていたものです。 はなえさんと猫…

かいけつゾロリ、はじめました

「ゾロリ、おもしろいんだよー」 本屋さんにいくと大々的にコーナーが設けられている「かいけつゾロリシリーズ」。早くも我が家の5歳児が虜になっております。最初に読んでいるのは「かいけつゾロリとなぞのまほう少女 」。魔法少女の言葉遣いが面白いと刺激…

父親の声を唸らせた、ねぎぼうずのあさたろう完結

「あさたろー、よむ」 二歳児にこう言わせるネギ坊主のあさたろうシリーズが完結してしまいました。唸る父親の浪曲節、楽しんだのは全11巻、なかせんどう戻り旅も終着です。ネギあさロスです。寂しいです。てやんでぃ。 登場する地名、江戸時代風の中身、語…

2020年のクリスマスと本

「サンタクロースきた?」 目を覚まして身の回りにプレゼントがなく、ふて寝を始めた子供が、起こそうとしている父親に言いました。サンタクロースが来るように、見えないところでも頑張っていたのに「来ていない、、」となったようです。 週頭に父親が39度…

見つけたら指が動かせない

「見つけたぁっっ!パパ、来て!ここにいるよ。」 上の子が探し絵本の王道「Newウォーリー ハリウッドへ いく」を楽しんでおります。私が子供の時に流行って、いまではタイトルに「New」がついており、探し物も増えております。 探し絵本は「チャレンジ ミッ…