SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

新しい靴

「くつが痛くて歩けない!」

成長著しい四歳児が保育園に向かう朝、上目遣いでいいました。「くつずれしちゃう」。靴が小さくなったらくつずれはしないだろうと思いつつ、靴を裏返してみると穴が開いていて溝もない。大きさもそうだけど限界か、と思いました。

「週末に靴屋さんにいくか」という父親の声に表情はパーッと明るくなる我が子。「明日の明日?」と靴屋さんにいける日付を確認します。母親にも「パパと靴屋さんに新しい靴を買いに行くんだ。おやくそくしたんだ。」と自慢げです。

そうして迎えた土曜日の朝、早く靴屋さんに行きたくてたまりません。お店が開いていない朝からソワソワしていました。お昼ご飯を食べてようやく父親の所要も終わり、近くのABCマートに旅立ちました。

「これにする」手に取ったのはキッラキラの飾りがついた靴。アナ雪仕様。価格にして五千円。上の段には三千円台の靴もあります。そちらの靴もハートがついていてカワイイ仕様。「これはどう?」そうお気に入りの色の靴を前面に目線に合わせてあげると「決まりました」という表情。試着をして「ぴったり」。履いたまま会計に移り、上目遣い父親に訴えました。

「もったいなくてあるけない」


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