SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

卵の殻に御用心

「ガキっ」

味わい深い親鶏ミンチのつみれを使った親子丼を食べているときに、父親の口から異音が家中に響き渡りました。いや本人としては響き渡ったように聴こえました。そして続いたのはうめき声です。子供たちが怪訝そうにこちらを伺っています。

親子丼の卵は子供たちが割りました。最近よく料理のお手伝いをしてくれます。その卵を使った親子丼に、そう卵の殻が入っていたのです。それを良い角度で噛んで、砕いてしまったのです。奥歯を。卵の殻、侮ることができません。

歯医者の時間が取れたのが夕方。それまでは手持ちの痛み止め、ロキソニンで凌ぎました。奥様は夜勤のため、子供たちを歯医者の椅子の横に入れてもらっての診察と治療です。レントゲンで一瞬不在になる父、麻酔と響き渡るドリルの音、神経抜くかもという先生の発言に「ヒッ」となる父を横目に見ながら、子供たちは読書をしておりました。

さて治療後の感想として、上の子は「入れ歯はいや」と父の歯のライフサイクルを先んじて心配してくれていました。下の子は「歯磨きが一番大好き」とアピールしていました。ただ寝る前には「自分でやった!パパやらないで」と仕上げ磨きを拒否しておりましたが。

私の奥歯もプラスティックとのサイボーグになりました。大事に使いたいです。