SE父さんの事件簿

3歳児と6歳児を育てるシステムエンジニアのお父さん

ペンギンまいごになる

「もっかい」

三歳になる下の子が、私の膝の上に座りながら、読み終わった絵本を閉じ、表と裏をひっくり返しながら言いました。本の虫化している上の子に比べて、下の子が家で本を読み続けることを求めることはレアです。お姉さんに遊んで欲しくて、本がすぐにそっちのけになります。

そんな下の子を捉えた本は、「ペンギンまいごになる」という一冊。絵の可愛らしさとともに、なぜ海に氷が浮かんでいて、それにペンギンが座れるのか、ということが非常に気になるご様子。「ペンギンさん、うみに落ちちゃうよ」と心配しています。また登場するツノメドリという鳥もお好きなようです。

2回目が読み終わり、3回目に行くかな、と思ったらバレーを踊りに膝を飛び降りました。姉が習っているバレーを自分も始めたいお年頃です。大蔵副大臣である私には厳しいご要望です。

保育園最後の発表会

「パパ、一番前の席に座ってね。」

昨日は長女の保育園生活最後の発表会でした。発表会では、子供たちが数ヶ月練習してきた劇を発表します。今年のタイトルは「スイミー」。レオ・レオニの絵本のスイミーのストーリーにあわせた歌を歌いながら、子供たちがミュージカルな演技を繰り広げていく、親にも胸熱で胸キュンなイベントです。

しかも子供からは、一家族に1つ用意される前方の席にパパというご要望。理由を聞くと、「運動会にこれなかったから」とのこと。今年度、運動会が一家族一人のみの制限でしたので、私が参加できなかったこを気遣ってくれていたのです。父親はその時点でぐっときて、発表会の朝は早くに目覚めてしまいました。

さて劇の背景などの装飾は、子供たちも手伝ったものの、服装は先生方が用意してくださりました。指導のみならず、先生方の献身には頭が上がりません。そして小さかった子供達の成長ぶりに目が細くなります。

また「スイミーは考えた(英語版絵本ではTHINKが大文字)」「みんなでこころを一つに」「違うことは恥ずかしいことじゃない」「力をあわせて困難を乗り越える」繰り広げられる台詞に先生方のこれからの子供たちへの思いを察します。そして下の子と「凄かったね」と言って終わりました。

ただ、下の子は、上の子が保育園からご褒美でもらったジュースが自分にもらえないことに気づくと「独り占めずるいー」と泣きごねておりました。

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クラゲ役の子供の帽子

 

オンネリちゃんとアンネリちゃん

「時計見ないでっ」

見てしまいました。もう夜の10時です。本を読み始めた時は確か8時半。既に1時間半が経っております。6歳になる長女は、アンネリちゃんとオンネリちゃんの世界に夢中です。ブロックで家を作って遊んでいた時も、人形のお名前がアンネリちゃんとオンネリちゃんになっていました。

この世界に入り始めたのは「オンネリとアンネリのふゆ」からでした。1日に1章づつを目処に、読み上げてあげ、横で子供も目で文字を追っていきます。たまに出てくる美しい挿絵に手を伸ばし、じっくり自分の頭の中の世界との一致を確かめています。ただ1章読むのに約30分。時間はかかりますが、小さな女の子二人の住むお家で起こる、不思議で、優しい、そして美しい風景を感じるお話に大人も先がワクワクしますので、あっという間に過ぎ去ります。

シリーズは「オンネリとアンネリのおうち」から始まります。薔薇乃木夫人との出会い、二人が家を持つこと、そこから自分たちの家庭を見直すこと、隣の家の人々とのお付き合い、なんだか生きていく上で大切なことを、そっと、やさしく、でも説教じみてはいないんですよ。展開される不思議なお話に、子供も「どうなるんだろうね」と展開に目を丸くします。

私たちの場合は、最初に「オンネリとアンネリのふゆ」から読んでしまいました。なので謎は多かったのですが、それでも十分に入り込むことができました。小さなショーララ家の人たちとの出会い、いじわるなお手伝いさんとの戦い。最終的な解決の時には、子供と二人、胸を撫で下ろしました。

この本自体、古い本ではあるのですが、子供が手に取るまで知らなかったです。自称、本の虫として図書館のどこに何の本があるかを知っているつもりではありましたが、自分の興味というメガネがかかっていたことを痛感します。子供が手に取る本は、新しい本はもとより、古い本でも「初めまして」が多いです。映画があることも知らなかったです。

しかし、小さい字で、184ページもある長いお話ですから時間がかかる。そして子供も先が気になりますので1章では満足しません。昨晩は、結局、読み始めること2時間。残っていた4章分を読み終えて、時間は10時半となってしまいました。そして邦訳されているシリーズ本はこの2冊だけ。ひみつの作戦も書籍で出ないものか・・。

休日のみかんと料理のにおい

「みてー、自分でみかんがむけたよー。おねぇさんっ。」

夜ごはんの仕込みとして鶏モモ肉を一口大に切り、ニンニク醤油につけようとしていた私に、三歳児が伝えようと叫んでいます。今日の夜ご飯は唐揚げです。次女はおなかが空いて、どうしようも待てずに、自分でみかんの皮を剝いてだべ出しました。いつもは気になる白い筋も、今日は目に入らないようです。

六歳の長女は横で静かに本を読んでいます。「かえってきた まほうのじどうはんばいき」です。以前に男の子が主人公のお話を読んでいたのですが、女の子が主人公のものを見つけてきました。奥様が休日勤務の本日は、新しい本を図書館で仕入れ、動物園で動物たちを見て、おにぎりを食べて帰ってきました。長女は読みたい本で囲まれています。次女はみかんを頬張っています。

「ねー、ねー。ご飯作り終わったら本読んでー。」

次女は「おやおや、おやさい」を、長女は「カボちゃんのひっこし!?」を抱えています。喉を潤して臨まなければなりません。手から醤油とニンニクのにおいがします。あとは時間になれば片栗粉を混ぜて揚げるだけです。

 

エルマーと16ぴきのりゅう

「続きが出ているかもしれないよ」

エルマーの冒険の三冊目、「エルマーと16ぴきのりゅう」を読み終えたあとの長女の発言です。昔からある本だから、もう続刊はないよと伝えると「えぇぇ」と本当に残念そう。楽しいエルマーとの冒険を終えてしまいました。2ターン目なので、またしばらく経ったら読むこともあるでしょう。

エルマーの冒険は、読み続けられている本ということもあり、親も読み聞かせていてワクワクします。さすが私が小さい頃からあった本です。図書館からお借りした本自体も、年季が入っております。ただ私自身は読んだ記憶がありません。

しかし、一冊あたり、読むのに1時間かかります。その時間の間、子供のワクワクがこちらに伝わるぐらいぎゅっと集中して聴いております。途中、トイレに行くにもブーイングが入りますので、親には注意が必要ですし、寝る時間が迫っているときには避けて通る必要があります。

水分と適度な運動と睡眠

「過労死線がでているよ」

妻が私の首筋を見つめてつぶやきました。睡眠時間を削りつつ、家から動かず仕事していることに懸念を呈しての脅しです。彼女が務める先の病院には、リモートワークで血流が悪くなり、脳梗塞になる人が担ぎ込まれるそうです。その様子を見るたびに私を心配してくれます。過労死線などというものはありません。

まず水分を取らなければいけません。私は水分をとることを忘れて没頭する傾向があります。認知症の母には水分をとるように心配しているのにも関わらず、自分のこととなるとさっぱりです。妻は帰宅して朝からお茶の量が減っていないことに怒ります。

次に運動も重要です。朝に子供を保育園に送った後に近場の公園を散歩していますが、一日の運動量はそこが八割九割です。一日4,000歩いけばよいほうで、朝八時から会議が入ると400歩だけという日もあります。強制的に私を動かすためにお買い物の指令を残してくれます。

最後に、やはり睡眠も大事なのでしょう。オードリータンは八時間の睡眠時間をとるそうです。子供の寝かしつけと同時に入眠すると八時間は睡眠時間が取れます。これが理想なのでしょう。何よりもお肌の調子が良いように思います。

そんなことを思いつつ、仕事時間に運動できるとよいんじゃないかと、昇降式の机をポチりとしてしまいました。クリックすることで解決しようとしています。妻も賛成してくれました。さてさて楽しみです。

 

サンタさんに何をもらいたいか

「パパー、サンタさんに何もらいたい?」

私の両手を握り、父親の体によじ登りながら、六歳になる長女がそんな問いかけ投げかけました。サンタさんに何をもらうかなんて、考える機会があるなんて思いもしませんでした。

保育園では、お友達がどういうおもちゃを持っているか、お誕生日に何をもらったかを耳にするようです。そのため、何が欲しいかという意思を表明するようになりました。その横で三歳児の下の子は、公園で拾ってきた葉っぱを愛でています。

私は子供の問いかけに少し考えて、

「サンタさんに仕事を片付けてもらって、みんなと遊ぶ時間が欲しいな」

と答えると、暫く考えた彼女は

「ピピっと振ったら仕事が終わる杖が欲しいんだね!」

と真面目な顔をして返してくれました。そのあと「わたしはね~、すみっコぐらしのパソコンか、すみっコみっけが欲しい。」と自分の欲しいものを表明しつつも、サンタさんはおじいちゃんだからと、すみっコぐらしが分からないんじゃないかという心配もしておりました。