SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

絵本

王さまのお菓子

「どこにしようかなー」 子供たちが悩んでいます。 「わたし、ここかなー」 厚みのあるところを選びます。 「えー、やっぱりママ選んで~」 選ぶことを放棄し始めました。 「やっぱりここがいい」 厚みのある所を選びました。 目の前にしているのはガレット…

少しの背伸び

図書館からの帰り道、次女五歳が一生懸命本を読んでいました。読んでいたのは「アッチのオムレツぽぽぽぽぽーん」。初めて借りた、少しお姉さんの本です。 アッチのオムレツぽぽぽぽぽーん (ポプラ社の小さな童話―角野栄子の小さなおばけシリーズ) 作者:角野…

くつのあな

「ママが買わなきゃねって言ったからー」 次女がつぶやいています。 よく動き、よく本を読む姉の靴に穴が開きました。親指を靴の中で動かすと外から中が見える、ちゃんとした穴です。夏休みのアフタースクール(学童保育)で色々なところに連れて行ってもら…

「おにのおにいさん」を読み上げる

「お に の お に さ ん」 朝食が終わると次女が通常よりもたどたどしく絵本を読み上げております。お気に入りで昨日は2回繰り返し読むことをお願いされた「おにのおにいさん」です。 おにのおにいさん (【3歳・4歳・5歳の絵本】) 作者:さいとうしのぶ ひさ…

四歳児、小さな折り紙にチャレンジ

「パパー、この紙でカブト作って」 四歳児がマイクロチップを彷彿とさせるぐらいの大きさの折り紙を渡してきました。私の指ではどうにもなりません。2本のピンセットが必要です。 工作好きの次女は折り紙も好き。図書館から折り紙の本を借りてきて製作に勤し…

昔話・童話絵本への回帰

「ほんとうはね、そうじゃないんだよ」 昔話に対するディズニーの影響がこの世界の片隅に広がっています。いま読んでいる絵本はラプンツェル。ラプンツェルの親は王様とお后様ではない設定、魔女の庭に生えているラプンツェルを盗んで食べてしまったことで娘…

お気に入り

「およーふくはどこ?」 お気に入りを着るんだと突き出した口が、眠そうなはれぼったい眼の下でこちらに向けられております。次女が衣替えで再会した青いワンピースです。 裾の長めのそのワンピースは座ると自分の周りにふわりと広がります。そしてくるっと…

チキカーン、チキカーン、チキカーン グー

「メルちゃんっ」 リズムよく姉妹が叫びます。リズムがとても心地よい「チキカングー」を繰り返し読んでいます。 チキカングー 作者:樋勝朋巳 こぐま社 Amazon 二足歩行のワンちゃんやねこちゃん、そしておいもさんなどキャラクターもお気に入り。メルちゃん…

動物の赤ちゃん辞典

「1円の重さだって」 動物の赤ちゃん辞典を作るんだと意気込んでいます。7歳の長女です。国語の先生から聴くに、学年で「辞典」を作るのが流行っているとのことです。ことわざ辞典だったり。自主的な学年のムーブメントとのこと、なんともハイセンスな子供達…

転園の希望

「幼稚園にいきたい」 大好きな保育園から幼稚園に転園したいようです。春になる時期だからでしょうか。同じクラスの子が転園するようだという噂も子供伝えに耳にします。ただあまり正解率は高くない実績があります。 「この幼稚園にいきたい!」 小学生も叫…

カレーが何からできるのか

「ちがうよ。木になるんだよ。」 下の子が言い張っています。カレーを作っていた両親の後ろ姿の記憶は何かに上書きされたようです。「それは絵本の話でしょう」という姉に対して「だって書いてあったじゃない」と同じ絵本の受け取り方で平行線です。 その本…

ブラックホールで動く小さな頭

小さいころブラックホールという存在は宇宙で色々なものを吸い込む蟻地獄のような存在と思っていました。しかしどうやら天の川銀河の中心は超巨大なブラックホールで、そこからの重力波も地球にも届いており、ブラックホールのげっぷで新しい星が生まれる、…

12月の寒さ

「冬は寒すぎるのがずるい」 家を出た次女がぼやきました。家の目の前が行先の保育園なのに贅沢を言っています。温度の安定した保育園に滞在しているので夏も冬も外の気温の変化にぼやきが止まりません。 とはいえこの時期は好きです。家でリラックスしてい…

スケッチブック

「すごいのかくー」 スケッチブックを買ってもらった次女は興奮しながら赤い筆をにぎっていました。元々が水彩絵の具や図工という名の紙の切り刻みが好きです。描いた絵もなかなかきれいです。仕事をする部屋の壁は子供の絵や工作の制作でいっぱいです。 最…

ダンゴムシ一日体験

「見て見て!うごいたよ!」 上の子が虫かごを覗き込みながらつぶやいています。中にいるのは二匹のダンゴムシ。キャンプの所持品として虫かごをゲットした我が子は、公園に虫を捕まえに行き、ダンゴムシを連れて帰ってきたのです。奥様は近寄りません。 ダ…

はちみつの絵本

「えほん読んでるの!」 休日の朝、三歳児の妹が六歳児の姉にえほんを読んでもらっています。小学校に通ってもうすぐ夏休みになる姉は、漢字も読めるようになってきています。親が絵本を読むだけではなく、下の子まで自分たちで本をめくります。 下の子はひ…

大きな古時計

「なんでおじいさんいないの?」 お風呂で古時計を熱唱していると3歳児が見上げて尋ねました。歌絵本の大きなのっぽの古時計の挿絵に、おじいさんが描かれていないのが気になるのです。 うたえほん Ⅲ 作者:つちだ よしはる グランまま社 Amazon 都度都度、お…

きょうはたくさんよんだ(3歳6ヶ月)

「はだかんぼー」 裸には違いないかな、でも「まわし」をしていてね・・パンツというべきなかな・・。寝る前の下の子にお相撲さんの絵本を読み聞かせながら、最初の子供からのコメントに戸惑う父親です。三歳の下の子は、じっと聴くよりも、本(親?)と対話…

リモートワークで失ったもの・得たもの

「別人のようです。5段階ですね。」 眼鏡をかけはじめたころからお世話になっているメガネ屋さんのお兄さんに検眼をしてもらいました。当時大学生の私の視力は0.7ぐらい、視力的にはメガネをつけるかどうかという程度。どちらかというと斜視による疲れ目の対…

こぶたのはなこさんに刺激される夜の小腹

「サンドイッチ食べたい」 3歳児が読み聞かせの絵本を見ながら呟きました。下の子は本を読みながら対話をしていきます。じっと話を聞いていた上の子と異なるスタイルです。将来、バシバシと新聞やテレビにツッコミを入れることでしょう。読書は時空を超えた…

バレエの発表会前日

「発表会頑張ってね!」 保育園の先生が長女に声をかけて送り出してくれました。明日はバレエの発表会です。バレエを始めてから8ヶ月、まだ8ヶ月なのかという生活への溶け込み方なのですが、とうとう初めての発表会がやってまいります。 se-papa.hatenadiary…

はじめての「魔女の宅急便」

「なんでマジョタキュじゃなくてマジョタクなの?」 グリム童話からアンネリとオンネリのシリーズ、と絵の少ない本を手にとるようになり、次なるチャレンジとして「魔女の宅急便」を選んでみました。絵のない本で、想像を膨らませながら読むようになった我が…

3歳児、めいろを楽しむ

「めいろできるようになったね。」 「そうだよ!むかしはミルクのんでたから。いまはこーんなに大きくなったよ。」 下の子が、日曜日に購入した迷路のドリルを解いては嬉しそうにしています。姉のお下がりではなく、憧れていた自分のドリルに鉛筆で向かうの…

姉妹の読書スタイル(3歳と6歳)

「今日はいっぱい読んだ〜」 三歳になる下の子が、入眠前の絵本を読んだ後、満足そうに叫びました。家では読み聞かせに集中しないなと思っていましたが、年齢相応の絵本を読み聞かせると、疑問や思ったことを親と対話しながら楽しんでおりました。 上の子方…

ペンギンまいごになる

「もっかい」 三歳になる下の子が、私の膝の上に座りながら、読み終わった絵本を閉じ、表と裏をひっくり返しながら言いました。本の虫化している上の子に比べて、下の子が家で本を読み続けることを求めることはレアです。お姉さんに遊んで欲しくて、本がすぐ…

保育園最後の発表会

「パパ、一番前の席に座ってね。」 昨日は長女の保育園生活最後の発表会でした。発表会では、子供たちが数ヶ月練習してきた劇を発表します。今年のタイトルは「スイミー」。レオ・レオニの絵本のスイミーのストーリーにあわせた歌を歌いながら、子供たちがミ…

オンネリちゃんとアンネリちゃん

「時計見ないでっ」 見てしまいました。もう夜の10時です。本を読み始めた時は確か8時半。既に1時間半が経っております。6歳になる長女は、アンネリちゃんとオンネリちゃんの世界に夢中です。ブロックで家を作って遊んでいた時も、人形のお名前がアンネリち…

休日のみかんと料理のにおい

「みてー、自分でみかんがむけたよー。おねぇさんっ。」 夜ごはんの仕込みとして鶏モモ肉を一口大に切り、ニンニク醤油につけようとしていた私に、三歳児が伝えようと叫んでいます。今日の夜ご飯は唐揚げです。次女はおなかが空いて、どうしようも待てずに、…

エルマーと16ぴきのりゅう

「続きが出ているかもしれないよ」 エルマーの冒険の三冊目、「エルマーと16ぴきのりゅう」を読み終えたあとの長女の発言です。昔からある本だから、もう続刊はないよと伝えると「えぇぇ」と本当に残念そう。楽しいエルマーとの冒険を終えてしまいました。2…

6歳児、からだの中を探求する

「いま食べたものがどこを通るか分かるよ!」 6歳児が食事をしながらいいました。「はじめてのからだえほん」を読んで体の仕組みに興味津々です。少し読むのは長い絵本ですが、からだの動きについて詳しく説明してくれます。 はじめての からだえほん パイイ…