SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

4歳向け

王さまのお菓子

「どこにしようかなー」 子供たちが悩んでいます。 「わたし、ここかなー」 厚みのあるところを選びます。 「えー、やっぱりママ選んで~」 選ぶことを放棄し始めました。 「やっぱりここがいい」 厚みのある所を選びました。 目の前にしているのはガレット…

人形劇をつくる

「赤ずきんちゃんが、オオカミさんと結婚しました!」 下の子、四歳児がお箸と付箋で人形劇のための人形を作りだしていました。最初に作成したのは赤ずきんちゃんとオオカミ、おばあちゃん、狩人です。保育園の発表会の演目とのこと、あらすじはばっちりです…

書いて覚える

「2番をね、ゆうちゃんは覚えているんだよ」 保育園では毎月今月の歌を設定して、子供たちは覚えて歌います。今月の歌は「こぎつねこんこん」です。親の方は1番の歌詞を知っていましたが、2番、3番は歌絵本の力を借ります。 みんなのうた絵本123曲 (ブティッ…

瞬間移動

「パパ見てて・・・動いたっ」 長女を足を大きく一歩出して横に動いて叫びました。 「瞬間移動ーっ」 ティーン向けな本を読むのにかわいらしいことでケラケラ笑っています。最近は3日で咲く花という本を読んでいました。 3日で咲く花 偕成社 Amazon 「パパを…

飼うとしたら、で頭を悩ませる。

「飼うならユニコーンかな。」 小学二年生の頭の中で解決づいた模様です。話のはじまりは朝食中の次女四歳児から出てきたクイズから始まりました。 「図書館に捨てられた子がいるんだって。だれでしょう。」 いやに物騒な話です。 「いちー、イヌっ。にー、…

くつのあな

「ママが買わなきゃねって言ったからー」 次女がつぶやいています。 よく動き、よく本を読む姉の靴に穴が開きました。親指を靴の中で動かすと外から中が見える、ちゃんとした穴です。夏休みのアフタースクール(学童保育)で色々なところに連れて行ってもら…

夏休み後の登園

「終わっちゃうのぉ、えぇぇ」 夏のお休みが終わることが信じられない次女さん。とはいっても翌日から保育園に行くこともやぶさかではないようでした。「先生に黒くなったっていわれるかな」なんて話題に腕周りを見まわしていました。 「はやく12月にならな…

緑のグラス

「お水入れたら緑色になっちゃう」 ホテルの奇麗なグラスでのうがいに次女が難色を示しています。新しい環境に怯えがちです。 夏休みらしく親族が集まりました。奥様方の親族で義父母を中心に子供たちが家族で集い、孫が7人集結しました。場所はリゾート地。…

町内の夏祭り

「きょうもいく」 町内の夏祭りがはじまりました。要するに盆踊りです。近くの実家のある町内では無くなってしまった行事です。この町内に住んでかれこれ5年ほどになりますが初めての参加です。というよりもこの四年間、コロナで開催されなかったのです。 町…

かみなりのあとで

「とられてないよ!ほら!」 次女がおへそを見せながらいいました。お昼に雷雨があり保育園ではちょうどお昼寝の時間だったそうです。子供たちは怖がりながらも昼寝についた模様。 「おへそとられないように今日はタオルしたよ。」 いつもくるまないタオルを…

「おにのおにいさん」を読み上げる

「お に の お に さ ん」 朝食が終わると次女が通常よりもたどたどしく絵本を読み上げております。お気に入りで昨日は2回繰り返し読むことをお願いされた「おにのおにいさん」です。 おにのおにいさん (【3歳・4歳・5歳の絵本】) 作者:さいとうしのぶ ひさ…

親の注意

「電気を消しなさい!」 実家で繰り返し、繰り返し、親に言われたこの言葉。本当に飽きるほど聞いてきました。それだけ電気を消すということに執着のなかったドラ息子です。 「電気消してないよー」 よもや自分が子供に言うようになるとは思いもしませんでし…

四歳児、小さな折り紙にチャレンジ

「パパー、この紙でカブト作って」 四歳児がマイクロチップを彷彿とさせるぐらいの大きさの折り紙を渡してきました。私の指ではどうにもなりません。2本のピンセットが必要です。 工作好きの次女は折り紙も好き。図書館から折り紙の本を借りてきて製作に勤し…

ご自慢のスリッパ

「パパぁ、見て!スリッパ!!」 次女四歳がスリッパを履いています。家では子供たちはスリッパを常用しておらず、出来合いのスリッパではありません。 「もうおうちに紙皿なくなっちゃったー」 なくなっちゃったのではないのでしょう。日本語が違います。「…

父、エプロンを作る

「かわいいエプロンが欲しい」 そういう下の子には、私が幼稚園時代に使っていたものを発掘して渡していたのですが年代物過ぎたようです。 上の子の方は、保育園のクッキングで買ったエプロンと三角巾のセットがあり、小学校でも継続的に使っています。「も…

昔話・童話絵本への回帰

「ほんとうはね、そうじゃないんだよ」 昔話に対するディズニーの影響がこの世界の片隅に広がっています。いま読んでいる絵本はラプンツェル。ラプンツェルの親は王様とお后様ではない設定、魔女の庭に生えているラプンツェルを盗んで食べてしまったことで娘…

一日遅れのかしわ餅

「おいしくって、残せない」 端午の節句から一日過ぎましたが、ようやく我が家でかしわ餅を食します。すべすべの白い餅を大事そうに娘たちが口に入れます。 子供の日の昨日は奥様が休日勤務のため、市の子供イベントと公園、公園内のログハウスをハシゴして…

お気に入り

「およーふくはどこ?」 お気に入りを着るんだと突き出した口が、眠そうなはれぼったい眼の下でこちらに向けられております。次女が衣替えで再会した青いワンピースです。 裾の長めのそのワンピースは座ると自分の周りにふわりと広がります。そしてくるっと…

とんかつ

「頭も痛いけど・・・とんかつも食べたい。」 新しい学年がはじまって9日目。担任の先生、クラスメイト、教室、アフタースクールのメンバーが変わりました。先生の顔ぶれは持ち上がりで変化が少ないものの、3クラスが2クラスになり、仲の良かったお友達とク…

チキカーン、チキカーン、チキカーン グー

「メルちゃんっ」 リズムよく姉妹が叫びます。リズムがとても心地よい「チキカングー」を繰り返し読んでいます。 チキカングー 作者:樋勝朋巳 こぐま社 Amazon 二足歩行のワンちゃんやねこちゃん、そしておいもさんなどキャラクターもお気に入り。メルちゃん…

転園の希望

「幼稚園にいきたい」 大好きな保育園から幼稚園に転園したいようです。春になる時期だからでしょうか。同じクラスの子が転園するようだという噂も子供伝えに耳にします。ただあまり正解率は高くない実績があります。 「この幼稚園にいきたい!」 小学生も叫…

カレーが何からできるのか

「ちがうよ。木になるんだよ。」 下の子が言い張っています。カレーを作っていた両親の後ろ姿の記憶は何かに上書きされたようです。「それは絵本の話でしょう」という姉に対して「だって書いてあったじゃない」と同じ絵本の受け取り方で平行線です。 その本…

ブラックホールで動く小さな頭

小さいころブラックホールという存在は宇宙で色々なものを吸い込む蟻地獄のような存在と思っていました。しかしどうやら天の川銀河の中心は超巨大なブラックホールで、そこからの重力波も地球にも届いており、ブラックホールのげっぷで新しい星が生まれる、…

飼育係長と給食番長

最近「しまぷー」という名前がお気に入りな次女4歳。「しまぷー」という単語を組み込んだ歌と振り付けで踊っています。 影響されているのは「飼育係長」という絵本。「しまぷー」は飼育係長、ならぬ飼育係が飼う猪の子供です。この本は表紙からも分かるとお…

滑り台を登る

「滑り台ってなんで滑るの?」 子供のいない夕方の公園で4歳児が尋ねました。何回も挑戦しているのですが登りきれません。あと一歩のところで滑り落ちてしまいます。 「滑るってお名前にあるから?」 名前先行で機能が発動したかの発想です。ふと滑り台の起…

幸せに生きるために

日経新聞のやさしい経済学というコラムで「幸せに生きるために」というシリーズが始まっています。奥様が気づき読み始めているのですが、子育てにも味わい深い示唆を与えてくれています。 第一回では幸福感がもたらすメリットを教えてくれます。生活水準が同…

一年の彩どり

「明日から馬車馬のように働くから!」 12月28日からの六連休を経てふっくらしたなと自分の顔のことを呟いたら奥様が話し始めました。自分のことを気にしたご様子です。「正月の既定路線や」と続けています。そんな奥様は明日から休日出勤です。 「これ乾い…

12月の寒さ

「冬は寒すぎるのがずるい」 家を出た次女がぼやきました。家の目の前が行先の保育園なのに贅沢を言っています。温度の安定した保育園に滞在しているので夏も冬も外の気温の変化にぼやきが止まりません。 とはいえこの時期は好きです。家でリラックスしてい…

新しい靴

「くつが痛くて歩けない!」 成長著しい四歳児が保育園に向かう朝、上目遣いでいいました。「くつずれしちゃう」。靴が小さくなったらくつずれはしないだろうと思いつつ、靴を裏返してみると穴が開いていて溝もない。大きさもそうだけど限界か、と思いました…

スケッチブック

「すごいのかくー」 スケッチブックを買ってもらった次女は興奮しながら赤い筆をにぎっていました。元々が水彩絵の具や図工という名の紙の切り刻みが好きです。描いた絵もなかなかきれいです。仕事をする部屋の壁は子供の絵や工作の制作でいっぱいです。 最…