SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

読書

フリガナをつけながら仕事について学ぶ

「いま69ページっ」 長女がやり切っている感満載の声をあげました。買ってきたばかりの本に向かって書き込みをしています。「何やっているの!?」と驚きの声をかけると「フリガナ振ってるの」との答え。妹が読めるように鉛筆で本にフリガナを振ってくれい…

瞬間移動

「パパ見てて・・・動いたっ」 長女を足を大きく一歩出して横に動いて叫びました。 「瞬間移動ーっ」 ティーン向けな本を読むのにかわいらしいことでケラケラ笑っています。最近は3日で咲く花という本を読んでいました。 3日で咲く花 偕成社 Amazon 「パパを…

くつのあな

「ママが買わなきゃねって言ったからー」 次女がつぶやいています。 よく動き、よく本を読む姉の靴に穴が開きました。親指を靴の中で動かすと外から中が見える、ちゃんとした穴です。夏休みのアフタースクール(学童保育)で色々なところに連れて行ってもら…

「おにのおにいさん」を読み上げる

「お に の お に さ ん」 朝食が終わると次女が通常よりもたどたどしく絵本を読み上げております。お気に入りで昨日は2回繰り返し読むことをお願いされた「おにのおにいさん」です。 おにのおにいさん (【3歳・4歳・5歳の絵本】) 作者:さいとうしのぶ ひさ…

AIの勉強をはじめました。

ChatGPTが急速に広がりました。話題騒然です。そんな中で長女7歳がAIのお勉強を始めました。図書館で発見した漫画です。 漫画なので楽しく読み進められますが、中身に目を通すと技術的にはディープラーニングやニューラルネットワークの解説をしたりと奥深く…

昔話・童話絵本への回帰

「ほんとうはね、そうじゃないんだよ」 昔話に対するディズニーの影響がこの世界の片隅に広がっています。いま読んでいる絵本はラプンツェル。ラプンツェルの親は王様とお后様ではない設定、魔女の庭に生えているラプンツェルを盗んで食べてしまったことで娘…

チキカーン、チキカーン、チキカーン グー

「メルちゃんっ」 リズムよく姉妹が叫びます。リズムがとても心地よい「チキカングー」を繰り返し読んでいます。 チキカングー 作者:樋勝朋巳 こぐま社 Amazon 二足歩行のワンちゃんやねこちゃん、そしておいもさんなどキャラクターもお気に入り。メルちゃん…

時間どろぼう

「時間がビュンって過ぎた。誰かにとられたみたい。」 父親の腕時計のさす時刻を見ながら7歳児がつぶやきました。朝の忙しない中、下の子を保育園に送り、上の子と小学校に登校する際の信号待ちでのことです。 「時間どろぼうだね」 父親が答えます。そして…

飼育係長と給食番長

最近「しまぷー」という名前がお気に入りな次女4歳。「しまぷー」という単語を組み込んだ歌と振り付けで踊っています。 影響されているのは「飼育係長」という絵本。「しまぷー」は飼育係長、ならぬ飼育係が飼う猪の子供です。この本は表紙からも分かるとお…

一年の彩どり

「明日から馬車馬のように働くから!」 12月28日からの六連休を経てふっくらしたなと自分の顔のことを呟いたら奥様が話し始めました。自分のことを気にしたご様子です。「正月の既定路線や」と続けています。そんな奥様は明日から休日出勤です。 「これ乾い…

銭天堂で着く自信

「だって銭天堂読めたから。」 隙あらば読書とごっこ遊びに勤しんでいる我が子。図書館に奇遇にも銭天堂 第1巻があったので漢字が多いかなと思いつつ勧めてみると答えは「読んでみる」。小学生に大人気のこのシリーズ、どうやら面白いらしく、学校にも持って…

リモートワークで失ったもの・得たもの

「別人のようです。5段階ですね。」 眼鏡をかけはじめたころからお世話になっているメガネ屋さんのお兄さんに検眼をしてもらいました。当時大学生の私の視力は0.7ぐらい、視力的にはメガネをつけるかどうかという程度。どちらかというと斜視による疲れ目の対…

トトロじゃない?

絵のない本の1ページに、食いつくように目を見開いて、6歳になる長女がささやきました。サツキが雨降るバス停で、メイを背負いながら父親を待つ場面です。 2月はじめに魔女の宅急便の読み聞かせを始めて、それが4巻まで来ています。4巻のサブタイトルは「キ…

バレエの発表会前日

「発表会頑張ってね!」 保育園の先生が長女に声をかけて送り出してくれました。明日はバレエの発表会です。バレエを始めてから8ヶ月、まだ8ヶ月なのかという生活への溶け込み方なのですが、とうとう初めての発表会がやってまいります。 se-papa.hatenadiary…

はじめての「魔女の宅急便」

「なんでマジョタキュじゃなくてマジョタクなの?」 グリム童話からアンネリとオンネリのシリーズ、と絵の少ない本を手にとるようになり、次なるチャレンジとして「魔女の宅急便」を選んでみました。絵のない本で、想像を膨らませながら読むようになった我が…

子供達と「2030年の技術の予測」

「これ食べたーい」 可食ロボットの写真を見ながら長女が述べました。私が正月からの積読にしていて、ようやく読み終わった「世界を変える100の技術」のにあった、実現が見え始めている未来の技術の一つです。 日経テクノロジー展望2022 世界を変える100の技…

オンネリちゃんとアンネリちゃん

「時計見ないでっ」 見てしまいました。もう夜の10時です。本を読み始めた時は確か8時半。既に1時間半が経っております。6歳になる長女は、アンネリちゃんとオンネリちゃんの世界に夢中です。ブロックで家を作って遊んでいた時も、人形のお名前がアンネリち…

エルマーと16ぴきのりゅう

「続きが出ているかもしれないよ」 エルマーの冒険の三冊目、「エルマーと16ぴきのりゅう」を読み終えたあとの長女の発言です。昔からある本だから、もう続刊はないよと伝えると「えぇぇ」と本当に残念そう。楽しいエルマーとの冒険を終えてしまいました。2…

5歳児、マイクロプラスティックに憂う。

「パパ、見て、ねぇ・・」 大きく目を見開いた表情で、5歳児が本を開いていました。そこには海に捨てられた網に引っかかりながらも泳いでいる海亀。リアルな写真ほどに大きな衝撃はありません。そのままページをめくり、プラスチック、人が出すゴミが与える…

キラ☆キラな読み聞かせ

「かわいー」 これまで人生でかつてないほどの「キラキラ」という単語を一分の間に口にしています。いま5歳児がお気に入りの「まじょ子」シリーズ、「まじょ子とキラ☆キラのおしろ」を読んであげていたのです。 「キラキラ」の間には☆がついています。もう女…

推理小説入門

シャーロック・ホームズとワトソン、エルキュール・ポアロ、ミス・マープル、明智小五郎、そしてアルセーヌ・ルパン。小学生の時に私が夜を徹して読んでいたミステリーの探偵と怪盗です。胸のすく謎解きとラストにワクワクしていたものです。 はなえさんと猫…

かいけつゾロリ、はじめました

「ゾロリ、おもしろいんだよー」 本屋さんにいくと大々的にコーナーが設けられている「かいけつゾロリシリーズ」。早くも我が家の5歳児が虜になっております。最初に読んでいるのは「かいけつゾロリとなぞのまほう少女 」。魔法少女の言葉遣いが面白いと刺激…

5歳児と2歳児の読書の楽しみ

「スキーップ、キップ、キップ、こころもかるく♪」 上の子が家の中をスキップし回っております。永遠に続きそうです。腰に手をあてた絵に描いたようなスキップです。いま大好きなシリーズ本の「へんてこもりのコドロボー」の影響です。読んであげていると、…

父親の声を唸らせた、ねぎぼうずのあさたろう完結

「あさたろー、よむ」 二歳児にこう言わせるネギ坊主のあさたろうシリーズが完結してしまいました。唸る父親の浪曲節、楽しんだのは全11巻、なかせんどう戻り旅も終着です。ネギあさロスです。寂しいです。てやんでぃ。 登場する地名、江戸時代風の中身、語…

見つけたら指が動かせない

「見つけたぁっっ!パパ、来て!ここにいるよ。」 上の子が探し絵本の王道「Newウォーリー ハリウッドへ いく」を楽しんでおります。私が子供の時に流行って、いまではタイトルに「New」がついており、探し物も増えております。 探し絵本は「チャレンジ ミッ…

5歳、変わる読み聞かせ

同じ本でも親が読んでいたものが、僅かな期間のうちに子供が自分で読むようになると感慨もひとしおです。少し前まで図書館に行って、大量に本を借りると、喉が枯れるまで父親が読み聞かせていたのに、今日は自分で広げた本の真ん中に座って、小さい声で読み…

ヒトには、しっぽがない

「しっぽ、ないの」 1歳10ヶ月の下の子が、お気に入りの絵本「どうぶつ」を見ながら、立って自分にお尻付近を確認し、悲しそうにつぶやきました。この本の中で他の動物と比較して、ゴリラと、そして自分に尻尾が存在しないことを認識し、驚いた模様です。 2-…

愛について歌う子を見る父親の思考(世界史の針が巻き戻るとき/ヒューマンコンピュテーションとクラウドソーシング)

「ときめきは愛の原石ー♪」 我が子がノリノリで歌を歌っております。子供が、ときめき、だとか、愛だとかいうと父親の頭は防御反応のように思考が回り始めます。「ときめき?」なるほど愛の原石かもしれん、これは人のもちうる価値観の一つなのだ、と。読ん…

「すきですゴリラ」で揺さぶられる父親心

センセーショナルなタイトル同様に、本の語る内容が親にとってグッとくるアンソニーブラウンさんの本です。いま上の子が好きな本、「すきですゴリラ」です。 ゴリラ好きの女の子のハナは、お父さんに遊んで欲しいけど、お父さんはいつも「いまいそがしい」と…

絵本「かないくん」

≪突然私は「始まった」と思った。≫ 奥様の故郷で義兄がカフェを営んでいます。そこに絵本が一冊あり、コーヒー飲みがてら子供に読んであげました。その絵本は「かないくん」。谷川俊太郎さんの作で絵はピンポンなどの独特な画風の漫画の松本大洋さんです。過…