SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

トトロじゃない?

絵のない本の1ページに、食いつくように目を見開いて、6歳になる長女がささやきました。サツキが雨降るバス停で、メイを背負いながら父親を待つ場面です。

2月はじめに魔女の宅急便の読み聞かせを始めて、それが4巻まで来ています。4巻のサブタイトルは「キキの恋」。父親にとって、幼き娘に読み聞かせるのに心のハードルがありますが、自分自身も先が気になります。心の準備に、ちらりと先を見ていたりすると「読まないで!」と子供に怒られます。そんな自分も6巻の目次見て「トンボさんと結婚で書いてあるっっ」って騒いでいたのに、と思いつつ。

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そんな魔女宅を楽しんでいる最中ではありますが、同じくジブリ繋がりで「となりのトトロ」を読み聞かせました。こちらのアニメは、幾度となく見ております。ただ小説で読むからなのか、同じ歳の頃の子供を持つ親になったからなのか、流れゆく涙なしに読み進められません。サツキの頑張り、母親の気持ち、父親の心配、メイの健気さ、読み進めながら言葉に詰まります。

仕事の都合で最後の2章の読み聞かせは母親に託し、彼女も同じく涙ぐんで読み聞かせておりました。私も本を返す前に、未読の章を図書館の前のベンチで読み、メガネをくもらせて図書館のお姉さんの顔を直視できませんでした。

子供は楽しかったのか、次はアニメの絵付きの本を読むようです。