SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

ダンゴムシ一日体験

「見て見て!うごいたよ!」 上の子が虫かごを覗き込みながらつぶやいています。中にいるのは二匹のダンゴムシ。キャンプの所持品として虫かごをゲットした我が子は、公園に虫を捕まえに行き、ダンゴムシを連れて帰ってきたのです。奥様は近寄りません。 ダ…

次女(3歳)、文字を書く。

「ゆ、ってこー書くんだよ」 3歳時が空に指で字らしきものを書いて誇らしげです。文字を書くことに興味どころか熱中しています。寝る間際まで空に字を書いています。 今日は母親に本の読み聞かせをしてくれたようです。読むのも、書くのも辿々しさがあります…

キャンプからの帰還

「あとね、あとね」 二泊三日からの旅から戻り、帰りの電車に向かう道中の長女の口が止まりません。お友達と楽しく三日を過ごしたようです。初めての親元を離れたキャンプを満喫したようです。 「おやつはね、ソフトクリームと、先生たちがかき氷を作ってく…

親元を離れてキャンプに行く

「ねーねー、まだ起きない」 長女が夏休みのキャンプに出掛けています。初めて親元を離れての二泊三日です。次女は一人っ子体験中。といっても朝、食卓に来ない姉が居ないとは思ってもいません。 長女が出掛けるキャンプは学校からの紹介を親同士の情報交換…

キャベツの芯

「ザ・芯!」 そう言いながら子供たちがキャベツの白っぽい部分をお箸でつまみます。食べなさい、と言いつつそのうち受け取ることになります。細切りにしているはずのお好み焼きでも、中を探っていきます。細切りにしきれていないという噂もあります。 問題…

せみが鳴く

「せみはどこにいるの?」 自転車で信号待ちをしていると、乗っていた三歳七か月の次女が質問してきました。夏になり蝉が身近です。公園では、蝉の抜け殻を見つけるとキャッキャと集めています。家にも抜け殻を持ち込み、妻が「ひぃっ」と叫びます。 「木の…

夏休みのはじまり

「夏休みになったらね、朝に公園で走るの。リレー選手になりたいから。あー、でも宿題も終わらせちゃいたい」そして喜びのお手紙を書きしたためていました。 自由な長い夏休みは毎年来ると思っていました。そうではないということを知ったのはいつからか。い…

はちみつの絵本

「えほん読んでるの!」 休日の朝、三歳児の妹が六歳児の姉にえほんを読んでもらっています。小学校に通ってもうすぐ夏休みになる姉は、漢字も読めるようになってきています。親が絵本を読むだけではなく、下の子まで自分たちで本をめくります。 下の子はひ…

キノコのズボン

「ズボン穿いていないお姉さん、みっけ!」 下の子が指さしながら声を上げました。スカートの下にズボンを穿かないことに憧れる3歳半です。我が家では、必ずズボンを穿かせています。 長女も保育園時代はズボンを穿いていました。皮膚が弱かったという理由も…

3歳半の目線から見る海

「誰かヨダレだしたのかな」 波打ち際の泡を見つめながら、3歳半の我が子がつぶやきました。地球には、不思議が沢山です。「波が打ち寄せて泡ができている」ことを伝えてあげます。 「なんでザブンザブンってしてるの?」 泡から少し視点が変わりました。波…

介護で医療費控除をつかう

「控除できるのか!でもさすがに過去分には遡れないよね」 月次のケアマネさんとの打ち合わせで、私と弟とで見慣れたはずの領収書をまじまじと見つめました。領収書はデイサービスからのもの。月に1万円は超えます。 子供の入院などで確定申告した医療費控除…

卵の殻に御用心

「ガキっ」 味わい深い親鶏ミンチのつみれを使った親子丼を食べているときに、父親の口から異音が家中に響き渡りました。いや本人としては響き渡ったように聴こえました。そして続いたのはうめき声です。子供たちが怪訝そうにこちらを伺っています。 親子丼…

ほうれん草の胡麻和え

「青菜のはもういい」 4月2日からお弁当が開始し、父親の弁当作りが始まりました。しかしここにきてお弁当の1品に停止命令です。はじめに"ほうれん草の胡麻和え"を入れたときには「美味しい」って言ってくれたのに。それに調子に乗って4日連続したのが原因で…

小学校に通って1ヶ月、親子の成長

「ここでいいよ、パパあっち」 小学校への送りの際に長女が小さな声で言いました。校門が見えはじめる頃合いです。 長女の通う小学校は、オフィシャルに2週間、親の送迎必須期間がありました。それを超えた後、すぐに子供が自立を始めました。校門が見える前…

大きな古時計

「なんでおじいさんいないの?」 お風呂で古時計を熱唱していると3歳児が見上げて尋ねました。歌絵本の大きなのっぽの古時計の挿絵に、おじいさんが描かれていないのが気になるのです。 うたえほん Ⅲ 作者:つちだ よしはる グランまま社 Amazon 都度都度、お…

きょうはたくさんよんだ(3歳6ヶ月)

「はだかんぼー」 裸には違いないかな、でも「まわし」をしていてね・・パンツというべきなかな・・。寝る前の下の子にお相撲さんの絵本を読み聞かせながら、最初の子供からのコメントに戸惑う父親です。三歳の下の子は、じっと聴くよりも、本(親?)と対話…

小学校生活の幕開け

「学校にいきたくない」 親的には進級、入学の興奮も覚めやらない朝でしたが、長女がベットから出てこずにつぶやきました。 入学式、そしてその後の初登校は、それはそれは胸熱なものでした。入学式での子供の入場姿、そして朝のお見送りの後に上級生と共に…

新しい生活への切り替わり

「いぇい、いぇい、いぇい」 6歳と3歳の姉妹がノリノリです。二人で遊んでいます。完全に二人なので親の手がかかりません。夜ご飯の準備が捗ります。捗りすぎて作りすぎそうです。 本日の献立は、新しい生活が待ち受ける来週に向けての滋養強壮「鶏肉ぶつ切…

卒園式

「こんなーにーおーきくなーったよ」 本日は卒園式。よそ行きの子供たちと久々のフォーマルを着た親が、保育園に赴きました。長女の足元は初めての革靴。前日の夕方に持っていないことに気づき、買いに走った一品です。小学校に入学してからも、しばらく使え…

リモートワークで失ったもの・得たもの

「別人のようです。5段階ですね。」 眼鏡をかけはじめたころからお世話になっているメガネ屋さんのお兄さんに検眼をしてもらいました。当時大学生の私の視力は0.7ぐらい、視力的にはメガネをつけるかどうかという程度。どちらかというと斜視による疲れ目の対…

今週末は卒園式

「ずっと保育園がいいな」 保育園のイベント、そして日常のことの一つ一つに「最後の」がつくようになりました。今週末の「お別れ遠足」とか「お別れ会」とかと卒園式に向けたイベントも真っ盛りです。一緒に遊んでいる小さいお友達のことも気になるようです…

トトロじゃない?

絵のない本の1ページに、食いつくように目を見開いて、6歳になる長女がささやきました。サツキが雨降るバス停で、メイを背負いながら父親を待つ場面です。 2月はじめに魔女の宅急便の読み聞かせを始めて、それが4巻まで来ています。4巻のサブタイトルは「キ…

こぶたのはなこさんに刺激される夜の小腹

「サンドイッチ食べたい」 3歳児が読み聞かせの絵本を見ながら呟きました。下の子は本を読みながら対話をしていきます。じっと話を聞いていた上の子と異なるスタイルです。将来、バシバシと新聞やテレビにツッコミを入れることでしょう。読書は時空を超えた…

小学校への入学準備

「筆箱ってこうなっているんだよ。」 「へ〜、そうなんだー。」 姉妹で筆箱をまじまじと眺めての会話です。この筆箱は、長女の小学校の入学準備として着々と整ってきた文具の一つです。 先週にはランドセルと制服が届きました。姉妹揃ってランドセルを背負っ…

バレエの発表会当日

「もっと見たかったー」 3時間を超えるバレエの発表会が終わると、3歳児が駄々をこねました。4時半から8時を過ぎるまで、三部にわたる舞台でしたが、泣かず、動かず、親のお膝に座り、舞台を見据えていました。耳慣れた音楽が流れた時だけ、膝から降りて踊っ…

バレエの発表会前日

「発表会頑張ってね!」 保育園の先生が長女に声をかけて送り出してくれました。明日はバレエの発表会です。バレエを始めてから8ヶ月、まだ8ヶ月なのかという生活への溶け込み方なのですが、とうとう初めての発表会がやってまいります。 se-papa.hatenadiary…

夕飯の献立

「高菜そばが食べたい!」 夕飯をお鍋にするか、高菜そばを作るか迷っていると、長女が叫びました。奥様も好んでくれるので幾度となく作っていますが「えぇー、高菜そば」と言われることが多く、食べたいと言われるなんて感無量です。とはいえ、なんだかんだ…

はじめての「魔女の宅急便」

「なんでマジョタキュじゃなくてマジョタクなの?」 グリム童話からアンネリとオンネリのシリーズ、と絵の少ない本を手にとるようになり、次なるチャレンジとして「魔女の宅急便」を選んでみました。絵のない本で、想像を膨らませながら読むようになった我が…

3歳児、めいろを楽しむ

「めいろできるようになったね。」 「そうだよ!むかしはミルクのんでたから。いまはこーんなに大きくなったよ。」 下の子が、日曜日に購入した迷路のドリルを解いては嬉しそうにしています。姉のお下がりではなく、憧れていた自分のドリルに鉛筆で向かうの…

子供達と「2030年の技術の予測」

「これ食べたーい」 可食ロボットの写真を見ながら長女が述べました。私が正月からの積読にしていて、ようやく読み終わった「世界を変える100の技術」のにあった、実現が見え始めている未来の技術の一つです。 日経テクノロジー展望2022 世界を変える100の技…