SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

ご自慢のスリッパ

「パパぁ、見て!スリッパ!!」 次女四歳がスリッパを履いています。家では子供たちはスリッパを常用しておらず、出来合いのスリッパではありません。 「もうおうちに紙皿なくなっちゃったー」 なくなっちゃったのではないのでしょう。日本語が違います。「…

アツくなる運動会

「ウーバーの練習したよー」 デジタル・トランスフォーメーションが叫ばれて久しい昨今、小学校でもウーバーの練習をするようです。体育の時間、運動会の準備です。 昨日は小学校の運動会。正確には中学まで一貫教育の学校のため、小中学校の運動会です。運…

ニンジンの切れ端を大きく育てる

「葉っぱが出たよ!」 写真で身近な自然を教えてくれる「しぜんにタッチ」シリーズは子供たちのお気に入り。なかでも我が家のベランダに大きな影響を与えたのが「やさいはいきている」です。 やさいも生きていて、料理の切れ端を水につけているとどう変わる…

父、エプロンを作る

「かわいいエプロンが欲しい」 そういう下の子には、私が幼稚園時代に使っていたものを発掘して渡していたのですが年代物過ぎたようです。 上の子の方は、保育園のクッキングで買ったエプロンと三角巾のセットがあり、小学校でも継続的に使っています。「も…

昔話・童話絵本への回帰

「ほんとうはね、そうじゃないんだよ」 昔話に対するディズニーの影響がこの世界の片隅に広がっています。いま読んでいる絵本はラプンツェル。ラプンツェルの親は王様とお后様ではない設定、魔女の庭に生えているラプンツェルを盗んで食べてしまったことで娘…

一日遅れのかしわ餅

「おいしくって、残せない」 端午の節句から一日過ぎましたが、ようやく我が家でかしわ餅を食します。すべすべの白い餅を大事そうに娘たちが口に入れます。 子供の日の昨日は奥様が休日勤務のため、市の子供イベントと公園、公園内のログハウスをハシゴして…

お気に入り

「およーふくはどこ?」 お気に入りを着るんだと突き出した口が、眠そうなはれぼったい眼の下でこちらに向けられております。次女が衣替えで再会した青いワンピースです。 裾の長めのそのワンピースは座ると自分の周りにふわりと広がります。そしてくるっと…

家電量販店

「あきた! もうここに居たくない!」 店員さんと話し込む横で子供達は飽ききってしまったようです。自分たちの意思ではないので仕方ないように思いますが、家電量販店の珍しいものを見て楽しめばよいのにと思う大人な私もいます。 家の中で壊れてほしくない…

とんかつ

「頭も痛いけど・・・とんかつも食べたい。」 新しい学年がはじまって9日目。担任の先生、クラスメイト、教室、アフタースクールのメンバーが変わりました。先生の顔ぶれは持ち上がりで変化が少ないものの、3クラスが2クラスになり、仲の良かったお友達とク…

小学二年のはじまりの日

「きょうはここまでで大丈夫!帰りもここで待ち合わせね。」 横を走り去った高学年のお姉さんを見て始業式に向かう長女がつぶやきました。「この自動販売機でね。」 小学校入学から10日間だった親の学校までの送り迎え。いつまで続くかと思いきや二年生にあ…

ほんのむし

「本を読みたくて待てないの」 もう少しで小学2年にあがる上の姉が訴えかけます。そこだけ聴くと相当賢い子です。 「授業が全然頭にはいらない」 ここだけきくと凄く心配になります。 「おやすみ時間が待ち遠しい」 私もチラチラ時計を見て永遠を感じたこと…

チキカーン、チキカーン、チキカーン グー

「メルちゃんっ」 リズムよく姉妹が叫びます。リズムがとても心地よい「チキカングー」を繰り返し読んでいます。 チキカングー 作者:樋勝朋巳 こぐま社 Amazon 二足歩行のワンちゃんやねこちゃん、そしておいもさんなどキャラクターもお気に入り。メルちゃん…

動物の赤ちゃん辞典

「1円の重さだって」 動物の赤ちゃん辞典を作るんだと意気込んでいます。7歳の長女です。国語の先生から聴くに、学年で「辞典」を作るのが流行っているとのことです。ことわざ辞典だったり。自主的な学年のムーブメントとのこと、なんともハイセンスな子供達…

転園の希望

「幼稚園にいきたい」 大好きな保育園から幼稚園に転園したいようです。春になる時期だからでしょうか。同じクラスの子が転園するようだという噂も子供伝えに耳にします。ただあまり正解率は高くない実績があります。 「この幼稚園にいきたい!」 小学生も叫…

カレーが何からできるのか

「ちがうよ。木になるんだよ。」 下の子が言い張っています。カレーを作っていた両親の後ろ姿の記憶は何かに上書きされたようです。「それは絵本の話でしょう」という姉に対して「だって書いてあったじゃない」と同じ絵本の受け取り方で平行線です。 その本…

ブラックホールで動く小さな頭

小さいころブラックホールという存在は宇宙で色々なものを吸い込む蟻地獄のような存在と思っていました。しかしどうやら天の川銀河の中心は超巨大なブラックホールで、そこからの重力波も地球にも届いており、ブラックホールのげっぷで新しい星が生まれる、…

時間どろぼう

「時間がビュンって過ぎた。誰かにとられたみたい。」 父親の腕時計のさす時刻を見ながら7歳児がつぶやきました。朝の忙しない中、下の子を保育園に送り、上の子と小学校に登校する際の信号待ちでのことです。 「時間どろぼうだね」 父親が答えます。そして…

月の重量と地球の不思議

「お月様は軽いんだよね」 父親に抱っこされた次女4歳が尋ねます。月が重力に負けずに空に浮いていることが不思議、そう思うお年頃です。以前にものを投げた時に、落ちるのは地球が引っ張っているからと説明しています。 「重いよ。パパより重いよ」 父親の…

スラムダンク

スラムダンクには名言が多い。それは多感な時期に読み込んだからなのか、時折思い出すからなのか、世代なのか。 映画「THE FIRST SLAM DUNK」を見ました。映画を見ること自体が10年ぶりぐらです。少なくとも子どもが生まれてから映画を見ることがなかったで…

飼育係長と給食番長

最近「しまぷー」という名前がお気に入りな次女4歳。「しまぷー」という単語を組み込んだ歌と振り付けで踊っています。 影響されているのは「飼育係長」という絵本。「しまぷー」は飼育係長、ならぬ飼育係が飼う猪の子供です。この本は表紙からも分かるとお…

滑り台を登る

「滑り台ってなんで滑るの?」 子供のいない夕方の公園で4歳児が尋ねました。何回も挑戦しているのですが登りきれません。あと一歩のところで滑り落ちてしまいます。 「滑るってお名前にあるから?」 名前先行で機能が発動したかの発想です。ふと滑り台の起…

幸せに生きるために

日経新聞のやさしい経済学というコラムで「幸せに生きるために」というシリーズが始まっています。奥様が気づき読み始めているのですが、子育てにも味わい深い示唆を与えてくれています。 第一回では幸福感がもたらすメリットを教えてくれます。生活水準が同…

一年の彩どり

「明日から馬車馬のように働くから!」 12月28日からの六連休を経てふっくらしたなと自分の顔のことを呟いたら奥様が話し始めました。自分のことを気にしたご様子です。「正月の既定路線や」と続けています。そんな奥様は明日から休日出勤です。 「これ乾い…

終業式の朝

「10時半だからね!」 別れ間際に長女がそう言って両手でハイタッチして校門に向かって駆け出しました。今日は終業式です。学校は早く終わるのです。 我が子は父親のお迎え時間の正確さには懐疑の念を持っています。早く行きすぎたり、遅くなったり何回子供…

12月の寒さ

「冬は寒すぎるのがずるい」 家を出た次女がぼやきました。家の目の前が行先の保育園なのに贅沢を言っています。温度の安定した保育園に滞在しているので夏も冬も外の気温の変化にぼやきが止まりません。 とはいえこの時期は好きです。家でリラックスしてい…

新しい靴

「くつが痛くて歩けない!」 成長著しい四歳児が保育園に向かう朝、上目遣いでいいました。「くつずれしちゃう」。靴が小さくなったらくつずれはしないだろうと思いつつ、靴を裏返してみると穴が開いていて溝もない。大きさもそうだけど限界か、と思いました…

4歳児のほいくえん

「おともだちの少ないほいくえん、すきー」 4歳の下の子が家に帰ってくるなり叫びました。昨日は夕方のお友達が少なくて同じクラスに4人だけ。先生に甘えられてボールプールやテントで遊べたようです。 平日の保育園には最近少しぐずります。上の子が4歳児の…

銭天堂で着く自信

「だって銭天堂読めたから。」 隙あらば読書とごっこ遊びに勤しんでいる我が子。図書館に奇遇にも銭天堂 第1巻があったので漢字が多いかなと思いつつ勧めてみると答えは「読んでみる」。小学生に大人気のこのシリーズ、どうやら面白いらしく、学校にも持って…

スケッチブック

「すごいのかくー」 スケッチブックを買ってもらった次女は興奮しながら赤い筆をにぎっていました。元々が水彩絵の具や図工という名の紙の切り刻みが好きです。描いた絵もなかなかきれいです。仕事をする部屋の壁は子供の絵や工作の制作でいっぱいです。 最…

ごっこ遊びと食事の時機を見計らう父

「食べないっ」 三連休の中日ですが奥様は出勤日。帰宅に備えて夕食を準備していた矢先の悲報「仕事が終わらない・・」。向かった先の子供部屋からも悲鳴が上がりました。そして「イヤっ、遊ぶっ」と二人のごっこ遊びが再開しました。 最近、姉妹のごっこ遊…