SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

はじめての「魔女の宅急便」

「なんでマジョタキュじゃなくてマジョタクなの?」

グリム童話からアンネリとオンネリのシリーズ、と絵の少ない本を手にとるようになり、次なるチャレンジとして「魔女の宅急便」を選んでみました。絵のない本で、想像を膨らませながら読むようになった我が子へ、背伸びな一冊として選びました。

私自身も読んだことはなく、図書館で横目に見る存在でした。もちろんジジとキキの物語は、ジブリアニメで何度となく見ています。子供も映画のことは知っていて、タイトルだけは知っておりました。

こうして読み始めた「魔女宅」ですが、さすがにアニメより目に浮かぶような繊細な描写、そしてジジやキキ、コキリさんやオキノさん、おソノさん、トンボくんたちとの生き生きとしたやりとりに、子供も引き込まれていきます。一話一話が長いので夜が更けるのは悩ましいですが、私も楽しく読んでいました。

しかしながら、小さなキキが実家を旅立ち、ひとり立ちを始め、そして小さな恋が入り込みます。6歳の娘に語りかけるにしては、父親として至極背伸びな物語りです。キキの旅立ちと里帰りに親としての涙が浮かび、巻を進めることにためらいが生じてしまう、そんな事態です。後戻りはできません。