センセーショナルなタイトル同様に、本の語る内容が親にとってグッとくるアンソニーブラウンさんの本です。いま上の子が好きな本、「すきですゴリラ」です。
ゴリラ好きの女の子のハナは、お父さんに遊んで欲しいけど、お父さんはいつも「いまいそがしい」という。「こんどね」はずっと来ないし、週末も疲れて休んでいる。そんなハナの誕生日の不思議なできごとと、嬉しい結末に読んでいる親も安堵します。
せっかくの週末、平日に遊んであげられていない子供の思いを受け止めたい。とはいえ平日にできない勉強もしたいし、読みたい本も溜まっているし、受けなければいけない研修もあるし、何よりも休みたい。でも自分が小さい頃、遊んで欲しくて寝ている父親に飛び込んでいったなと。それができるのはホンの少しの期間。という心をこの本から揺さぶられます。