SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

読書

絵本「かないくん」

≪突然私は「始まった」と思った。≫ 奥様の故郷で義兄がカフェを営んでいます。そこに絵本が一冊あり、コーヒー飲みがてら子供に読んであげました。その絵本は「かないくん」。谷川俊太郎さんの作で絵はピンポンなどの独特な画風の漫画の松本大洋さんです。過…

ひらがなと少しのカタカナが読めるようになったら、絵本「わたしの て」

「わーたーしーのてッ」 先に寝室に行った上の子の読み上げる声が聴こえました。文字数、単語から読みやすいようで自分で絵本「わたしの て」を読み上げていました。この本は、人の手が何をできるのか、音楽を奏でたり、ボタンをとめたり、クッキーをこねた…

「蜜蜂と遠雷」を読んで音楽と子育てを考えている

「世界は音楽に満ちている」 巡り巡って恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」を読みました。ピアノコンクールをめぐる天才たちの音楽や人生のぶつかり合い。この本を会社の先輩から勧められてから気になりつつ、鬱々とした状況に新鮮な空気をいれる気持ちで読み始めま…

本を読める楽しさと生活へのいろどり、絵本「オニのぼうや がっこうへいく」

「わたしと同じ!」 絵本「オニのぼうや がっこうへいく」は今よく読む本の一つ。人食いオニの子供が本に出会い、がっこうにいき、文字を覚え、本が読めるようになっていく。それにより親もぼうやも、生活も変わっていきます。なまぐさい食べ物を作っていた…

失敗なんか怖くない!子供そして大人の失敗。

子供達は日々なにかに挑戦し、失敗したり成功したりしています。赤ちゃんは物を握ろうとしてみたり、3歳児は文字を読もうとしたり。 大人になると重要なプロジェクトの責任者になったりしたとしても、しなくても失敗はなかなかこたえます。しかし失敗とは何…

絵本「おんぶはこりごり」で世の家庭ではどういう風が吹くか

家に帰ってきたら奥様に「夜ご飯は?」と聴き、片付けには協力せずに子供とテレビを見る。朝には「朝ごはんまだ?」と子供と言い、食べたら仕事に行く。もちろん掃除はしない。そんな家庭を描いた絵本「おんぶはこりごり」のことです。我が家ではございませ…

絵本「きょうふのおばけにんじん」が刺激する想像力

私は小さい頃にサラダが好きで、ピーターラビットみたいだと親に言われたことがありました。 褒められたと勘違いして、さらにサラダを食べていた気がします。事実、褒め言葉だったのかどうだったのか、定かではありません。 さてウサギが人参を好きだという…

お姉ちゃんのこころを知る、絵本「ちょっとだけ」

長女が満足に赤ちゃんと遊んでくれるには、抱っこしてもらったりと欲求が満たされるていることが条件です。 同じことが絵本「ちょっとだけ」で描かれていました。赤ちゃんが家に来た時、お姉ちゃんはお母さんに構ってほしいことを我慢して、じぶんでできるよ…

涙腺を直撃する絵本「ぼくのママはうんてんし」

涙腺の弱い私は、池井戸潤さんの下町ロケットシリーズを読んで電車内で涙を流します。下町ロケットシリーズには会社で働くお父さんを熱くさせる力があります。水戸黄門が大好きだった子供時代から勧善懲悪のお決まりストーリーというのも大好きです。 さて本…

音が鳴ることを楽しむことから音楽が始まる、絵本「キュッパのおんがくかい」

三歳児の子供は音が鳴るということを楽しみます。お皿を叩かれると困ってしまうのですが、麺棒を持って箱を叩いては太鼓がわりに楽しんでいます。 そういう最中に長女が持ってきた本が<キュッパのおんがくかい>です。丸太の男の子、キュッパが音楽隊に憧れ…

小さいけれども確かな幸せ、絵本「おおきな木」

村上春樹さんの造語の「小確幸」は家族生活によいコトバだ。最初に奥様からこのコトバがでた時には中国語か、占いの看板から拾ってきた単語か、はたまた鳥の名前か、と頭を巡らせて聴いた。しかし私の怪訝な顔をみて「ちいさいけれどたしかな幸せ」というこ…