SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

時間どろぼう

「時間がビュンって過ぎた。誰かにとられたみたい。」

父親の腕時計のさす時刻を見ながら7歳児がつぶやきました。朝の忙しない中、下の子を保育園に送り、上の子と小学校に登校する際の信号待ちでのことです。

「時間どろぼうだね」

父親が答えます。そして娘が答えます。

「あ、それ知ってる。"モモ"だね。」

なんて知的な会話、と思いますが娘はモモを直接読んだわけではありません。ふしぎ古書店という本で仕入れた知識です。ビブリオバトルとは言いませんが、名作が紹介され、子供は概要を知ることができます。名作への道です。

時を偶然にして図書館が企画していた福袋的に本を貸し出すイベントでモモが入っていました。ただ娘は読まず、私が読んでいます。私自身も直接本は読んだことがなく、モモは映画を見ていたた知識でした。映画館で見た記憶です。かなり小さかったと思います。怖かった記憶があり、本に手が届かなかったのです。娘が手をのばなさない理由は表紙が可愛くないからと見ています。