≪突然私は「始まった」と思った。≫
奥様の故郷で義兄がカフェを営んでいます。そこに絵本が一冊あり、コーヒー飲みがてら子供に読んであげました。その絵本は「かないくん」。谷川俊太郎さんの作で絵はピンポンなどの独特な画風の漫画の松本大洋さんです。過去のクラスメートとの別れと、それを絵本として残したいけれども書き方に悩む作家さんのお話です。
このテーマは伝えることは難しいですが、絵本は親が伝えられない見方を親にも教えてくれます。谷川さんに紡がれた言葉と松本さんの絵の色と間から、確かにと振り返っていました。