SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

こぶたのはなこさんに刺激される夜の小腹

「サンドイッチ食べたい」

3歳児が読み聞かせの絵本を見ながら呟きました。下の子は本を読みながら対話をしていきます。じっと話を聞いていた上の子と異なるスタイルです。将来、バシバシと新聞やテレビにツッコミを入れることでしょう。読書は時空を超えた対話と言いますから、こんな読み方も一興です。

さて読んでいたのは「こぶたはなこさんのおべんとう」。お弁当付きのはなこさんが、山盛りにお弁当を作って、こりすさんとお出かけし、到着するまでに休み休み食べ尽くす、というお話です。一番最初に食卓に着く食いしんぼうな下の子が、いま大好きな一冊です。

最初の一ページ目からはなこさんが、ウィンナーを焼いている絵が飛び込んできます。親には衝撃的なページですが、子供は純粋です。「おいしそう。ウィンナー食べたい。」、一方の6歳児は「食べすぎなんだよー」と合いの手を入れます。

さて、寝かしつけで小腹が減ってしまいました。しかしここで食べると肉がつく。さて明日の献立はどうしようか。

 

小学校への入学準備

「筆箱ってこうなっているんだよ。」

「へ〜、そうなんだー。」

姉妹で筆箱をまじまじと眺めての会話です。この筆箱は、長女の小学校の入学準備として着々と整ってきた文具の一つです。

先週にはランドセルと制服が届きました。姉妹揃ってランドセルを背負ってみて、小学校への気持ちを高めています。妹は「4月にはひまわり組さんで、さくら組さんでゆり組さんになったら小学生だよ!」と気持ちを高めています。

父親には、ピカピカのランドセルを背負う子供達が眩しくてたまりません。自分も祖父や両親の前でランドセルを背負い、写真を撮ってもらったことを思い出します。それぞれ照れくさいような、ワクワクするような気持ちです。

昨日は小学校の入学説明会。学校指定の文房具等やサブバッグを受け取って、入学までの心得をあらためて聞いてきました。親が手本になるように、自分で時間を管理できるように、とのこと、大切なことだなと思いつつ自分自身を律していきたいところです。

さて、これから入学までコツコツと道具達にお名前を書いていくことになります。そういえば小学校のグッズには細かいものにも親が名前を書いてくれていたなと思い出しつつ、夫婦で分担作業です。私の在宅勤務の傍での作業になりそうな気配です。

バレエの発表会当日

「もっと見たかったー」

3時間を超えるバレエの発表会が終わると、3歳児が駄々をこねました。4時半から8時を過ぎるまで、三部にわたる舞台でしたが、泣かず、動かず、親のお膝に座り、舞台を見据えていました。耳慣れた音楽が流れた時だけ、膝から降りて踊っていましたが。

バレエの発表会での長女は、親から見て一瞬の出来事で、完璧に踊っているように見えました。少なくとも私の目には。ただリモートワークで画面ばかり見ている日々で低下した私の視力です。自分の子供は目力で識別するのに精一杯です。

発表会を体感して、これはすごいところだなと実感します。子供から大人まで、生徒さんたちが踊り、日々の研鑽の成果を披露します。先生方も踊ります。ゲストのプロのダンサーも踊ります。バレエの先生稼業は踊れないと、どうにも成り立たないようです。

くるくる回って、目が回らない、転ばない、靴がずれないこと、そしてお化粧の濃さに驚かされます。コロナの影響でリモートになったりと、集合練習は少なかっただろうに、振り付けをよく覚えています。そんなことに驚くザ・素人です。

さて家に帰るとリモートからWebで見てくれていた祖父母から電話、私の弟夫婦からのメッセージがありました。夢の世界に浸りつつ、作っていおいたおでんを温め、子供たちは半ペンと竹輪をよく食べ、親は久しぶりのビールで喉を潤しました。

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バレエの発表会前日

「発表会頑張ってね!」

保育園の先生が長女に声をかけて送り出してくれました。明日はバレエの発表会です。バレエを始めてから8ヶ月、まだ8ヶ月なのかという生活への溶け込み方なのですが、とうとう初めての発表会がやってまいります。

se-papa.hatenadiary.com

教室には月3~4回通うだけですが、保育園の発表会が終わった昨月からは、毎晩一通り踊っています。日々の姿勢も良くなっています。歩く時にも爪先で歩いたり、保育園でもバレエを習っているお友達と踊ったりするようです。一人で読む本も「リトル☆バレリーナ」。仕上がってきている気がします。

かわいい衣装も家に届いております。レンタルなので汚すと大変です。大人の部屋の本棚の上の方に掛けて保存しております。長女も、そして次女も、たまに眺めているようです。ヒラヒラ、キラキラなTheバレリーナな衣装です。

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お教室に通わせていない次女も、練習とバレエ熱をあげることに勤しんでいます。6歳からの開始に引き延ばせるか、熾烈な親子の駆け引きです。始めてしまったら・・お財布ともにらめっこです。

さて、コロナにも、風邪にもならずに明日を迎えることができました。最後の最後で体調を崩さないように休日を過ごしたいところです。

 

夕飯の献立

「高菜そばが食べたい!」

夕飯をお鍋にするか、高菜そばを作るか迷っていると、長女が叫びました。奥様も好んでくれるので幾度となく作っていますが「えぇー、高菜そば」と言われることが多く、食べたいと言われるなんて感無量です。とはいえ、なんだかんだ作って出せば食べてくれる一品ですので、これまでもお野菜を混ぜ込んで出しておりました。

しかしながら、冷蔵庫に生麺があったので思いつきで夕飯候補に挙げていたのですが、豚ミンチと高菜がありません。豚ミンチは冷蔵庫に残っていた親鶏挽肉で代用するとして、高菜を子供達と近くのスーパーに買いに行ってきました。

最初に刻んだニンニクを炒めるところから始めるのですが、このニンニクの皮を剥くのは3歳児が手伝ってくれます。上の子は塗り絵を楽しんでおります。お買い物やお手伝い、献立を喜んでくれることの一つ一つが小さな幸せです。

「ねぇー、おいしいご飯まだー。いつできるのー。」炒めるニンニク、ひき肉の匂いに次女が、待ちきれなくなったようです。

はじめての「魔女の宅急便」

「なんでマジョタキュじゃなくてマジョタクなの?」

グリム童話からアンネリとオンネリのシリーズ、と絵の少ない本を手にとるようになり、次なるチャレンジとして「魔女の宅急便」を選んでみました。絵のない本で、想像を膨らませながら読むようになった我が子へ、背伸びな一冊として選びました。

私自身も読んだことはなく、図書館で横目に見る存在でした。もちろんジジとキキの物語は、ジブリアニメで何度となく見ています。子供も映画のことは知っていて、タイトルだけは知っておりました。

こうして読み始めた「魔女宅」ですが、さすがにアニメより目に浮かぶような繊細な描写、そしてジジやキキ、コキリさんやオキノさん、おソノさん、トンボくんたちとの生き生きとしたやりとりに、子供も引き込まれていきます。一話一話が長いので夜が更けるのは悩ましいですが、私も楽しく読んでいました。

しかしながら、小さなキキが実家を旅立ち、ひとり立ちを始め、そして小さな恋が入り込みます。6歳の娘に語りかけるにしては、父親として至極背伸びな物語りです。キキの旅立ちと里帰りに親としての涙が浮かび、巻を進めることにためらいが生じてしまう、そんな事態です。後戻りはできません。

3歳児、めいろを楽しむ

「めいろできるようになったね。」

「そうだよ!むかしはミルクのんでたから。いまはこーんなに大きくなったよ。」

下の子が、日曜日に購入した迷路のドリルを解いては嬉しそうにしています。姉のお下がりではなく、憧れていた自分のドリルに鉛筆で向かうのが楽しそう。

こういったドリルにはシールが付きものです。めいろが解けた時に貼る、ということまでは待てないようです。貼るべき箇所ではないところにシールが貼っております。姉がそれを正しい場所に貼り替えてあげています。いや、自分もめいろを楽しんでいるのか。

そうこうしているうちに、二人で並んでめいろを楽しみ始めました。