SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

子供達と「2030年の技術の予測」

「これ食べたーい」

可食ロボットの写真を見ながら長女が述べました。私が正月からの積読にしていて、ようやく読み終わった「世界を変える100の技術」のにあった、実現が見え始めている未来の技術の一つです。

可食ロボットの写真はといえば、特に食指が動くものではありませんでした。ただし、食べられる素材ということで、葡萄のグミとか使うと良いのではないかという議論になり、お菓子ということで想像が膨らみました。食べられる素材でロボットを作るという話に夢が開いたようです。

さてさてこれから10年、20年、この中にある技術がどれだけ実現して、より世の中をよいものにしてくれているか。技術のダークサイドが花開かないように願うばかりです。

ドリルへのデビュー

「先生だけがうんこなんだよー」

日曜日に長女が「うんこドリル」のデビューを果たしました。そして次もうんこドリルにすると楽しんでいます。本日不在の奥様が帰宅したらどのような反応を見せるか、考えないようにします。

お昼ご飯を終えた子供が申すに「ドリルおわっちゃった」。以前購入した「すみっこぐらしのドリル」が終わったとのことでした。姉のドリルに憧れていた下の子も物欲しそうな顔をしています。そんなにやってみたいならよし行くか、と子供二人とでドリルを買いにいくことになりました。

本屋で子供たちに妥当なレベルのエリアを教えてあげて、選ばせてあげることにしました。下の子は「何ならいいの」と呆然としております。いくつかサンプルを出してあげると「めいろ」のドリルを選びました。キャラクターでないのでお手頃価格で助かります。

上の子は「すみっこがいいな」と言いつつ、吟味を重ねて手に取ったのは「うんこドリル」。ミッキー、プリンセス、すみっこぐらしとドリルの変遷を経た我が子も、巷で人気のうんこに到達です。

二人とも帰りの自転車で購入したドリルを抱えて嬉しそう。帰宅するとすぐに解き始めておりました。・・そしてハマってしまったようです。

 

姉妹の読書スタイル(3歳と6歳)

「今日はいっぱい読んだ〜」

三歳になる下の子が、入眠前の絵本を読んだ後、満足そうに叫びました。家では読み聞かせに集中しないなと思っていましたが、年齢相応の絵本を読み聞かせると、疑問や思ったことを親と対話しながら楽しんでおりました。

上の子方は、小さい頃からじっと黙って絵本の読み聞かせを聞いては、次々と本を親に読ませていました。一方で、下の子の読書スタイルは異なっていたようで、絵本の中で「なんであおむしはチクチクなんだろうね」と思うことを口にしたり、歌を歌ったりと、実にインタラクティブです。そんなことで昨日は、「はらぺこあおむし」、「スイミー」、「わたしのおうち あなたのおうち」を2回づつ読みました。1冊を2回読むのも下の子ならではです。

はらぺこあおむし

はらぺこあおむし

Amazon

一時期は姉の読む本を、背伸びして読みたいと言って、すぐに飽きていたりとしていましたが。自分なりの本の楽しみ方を楽しんでくれるようになったな、と思います。

この横で上の子は「森おばけ」を一人で黙読しておりました。

 

ペンギンまいごになる

「もっかい」

三歳になる下の子が、私の膝の上に座りながら、読み終わった絵本を閉じ、表と裏をひっくり返しながら言いました。本の虫化している上の子に比べて、下の子が家で本を読み続けることを求めることはレアです。お姉さんに遊んで欲しくて、本がすぐにそっちのけになります。

そんな下の子を捉えた本は、「ペンギンまいごになる」という一冊。絵の可愛らしさとともに、なぜ海に氷が浮かんでいて、それにペンギンが座れるのか、ということが非常に気になるご様子。「ペンギンさん、うみに落ちちゃうよ」と心配しています。また登場するツノメドリという鳥もお好きなようです。

2回目が読み終わり、3回目に行くかな、と思ったらバレーを踊りに膝を飛び降りました。姉が習っているバレーを自分も始めたいお年頃です。大蔵副大臣である私には厳しいご要望です。

保育園最後の発表会

「パパ、一番前の席に座ってね。」

昨日は長女の保育園生活最後の発表会でした。発表会では、子供たちが数ヶ月練習してきた劇を発表します。今年のタイトルは「スイミー」。レオ・レオニの絵本のスイミーのストーリーにあわせた歌を歌いながら、子供たちがミュージカルな演技を繰り広げていく、親にも胸熱で胸キュンなイベントです。

しかも子供からは、一家族に1つ用意される前方の席にパパというご要望。理由を聞くと、「運動会にこれなかったから」とのこと。今年度、運動会が一家族一人のみの制限でしたので、私が参加できなかったこを気遣ってくれていたのです。父親はその時点でぐっときて、発表会の朝は早くに目覚めてしまいました。

さて劇の背景などの装飾は、子供たちも手伝ったものの、服装は先生方が用意してくださりました。指導のみならず、先生方の献身には頭が上がりません。そして小さかった子供達の成長ぶりに目が細くなります。

また「スイミーは考えた(英語版絵本ではTHINKが大文字)」「みんなでこころを一つに」「違うことは恥ずかしいことじゃない」「力をあわせて困難を乗り越える」繰り広げられる台詞に先生方のこれからの子供たちへの思いを察します。そして下の子と「凄かったね」と言って終わりました。

ただ、下の子は、上の子が保育園からご褒美でもらったジュースが自分にもらえないことに気づくと「独り占めずるいー」と泣きごねておりました。

f:id:lkougi:20220115131605j:plain

クラゲ役の子供の帽子

 

オンネリちゃんとアンネリちゃん

「時計見ないでっ」

見てしまいました。もう夜の10時です。本を読み始めた時は確か8時半。既に1時間半が経っております。6歳になる長女は、アンネリちゃんとオンネリちゃんの世界に夢中です。ブロックで家を作って遊んでいた時も、人形のお名前がアンネリちゃんとオンネリちゃんになっていました。

この世界に入り始めたのは「オンネリとアンネリのふゆ」からでした。1日に1章づつを目処に、読み上げてあげ、横で子供も目で文字を追っていきます。たまに出てくる美しい挿絵に手を伸ばし、じっくり自分の頭の中の世界との一致を確かめています。ただ1章読むのに約30分。時間はかかりますが、小さな女の子二人の住むお家で起こる、不思議で、優しい、そして美しい風景を感じるお話に大人も先がワクワクしますので、あっという間に過ぎ去ります。

シリーズは「オンネリとアンネリのおうち」から始まります。薔薇乃木夫人との出会い、二人が家を持つこと、そこから自分たちの家庭を見直すこと、隣の家の人々とのお付き合い、なんだか生きていく上で大切なことを、そっと、やさしく、でも説教じみてはいないんですよ。展開される不思議なお話に、子供も「どうなるんだろうね」と展開に目を丸くします。

私たちの場合は、最初に「オンネリとアンネリのふゆ」から読んでしまいました。なので謎は多かったのですが、それでも十分に入り込むことができました。小さなショーララ家の人たちとの出会い、いじわるなお手伝いさんとの戦い。最終的な解決の時には、子供と二人、胸を撫で下ろしました。

この本自体、古い本ではあるのですが、子供が手に取るまで知らなかったです。自称、本の虫として図書館のどこに何の本があるかを知っているつもりではありましたが、自分の興味というメガネがかかっていたことを痛感します。子供が手に取る本は、新しい本はもとより、古い本でも「初めまして」が多いです。映画があることも知らなかったです。

しかし、小さい字で、184ページもある長いお話ですから時間がかかる。そして子供も先が気になりますので1章では満足しません。昨晩は、結局、読み始めること2時間。残っていた4章分を読み終えて、時間は10時半となってしまいました。そして邦訳されているシリーズ本はこの2冊だけ。ひみつの作戦も書籍で出ないものか・・。

休日のみかんと料理のにおい

「みてー、自分でみかんがむけたよー。おねぇさんっ。」

夜ごはんの仕込みとして鶏モモ肉を一口大に切り、ニンニク醤油につけようとしていた私に、三歳児が伝えようと叫んでいます。今日の夜ご飯は唐揚げです。次女はおなかが空いて、どうしようも待てずに、自分でみかんの皮を剝いてだべ出しました。いつもは気になる白い筋も、今日は目に入らないようです。

六歳の長女は横で静かに本を読んでいます。「かえってきた まほうのじどうはんばいき」です。以前に男の子が主人公のお話を読んでいたのですが、女の子が主人公のものを見つけてきました。奥様が休日勤務の本日は、新しい本を図書館で仕入れ、動物園で動物たちを見て、おにぎりを食べて帰ってきました。長女は読みたい本で囲まれています。次女はみかんを頬張っています。

「ねー、ねー。ご飯作り終わったら本読んでー。」

次女は「おやおや、おやさい」を、長女は「カボちゃんのひっこし!?」を抱えています。喉を潤して臨まなければなりません。手から醤油とニンニクのにおいがします。あとは時間になれば片栗粉を混ぜて揚げるだけです。