SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

長女、骨を折る

「いま筋肉カチカチだよ」

カチカチなのは違いありませんが筋肉ではありません。ギブスってやつです。長女が利き腕を骨折しております。添え木を1週間、その後にギブスに置き換えて二週間ぐらいたったところです。

学校でどうやら後ろに倒れて肘をついて骨を折った模様です。私はIT系展示会で講演を終えて、打ち上げするぞーというところでLineのメッセージを受領しました。

「腕が動かないみたい」

挨拶をそのままにそそくさと家路につくことになりました。その後に救急で病院に行き、翌日に外科で見てもらうということになりました。最初はレントゲンには映らず、添え木で様子をみていましたが、次には離れているところが確認できてギブスとなりました。

利き手なので大変です。最初は字がうまくかけずに涙していましたが、いまや先生からこちらのほうがうまくかけているんじゃないかと言われる腕前になりました。それでも登下校は親同伴、食事も茶碗を滑らしています。私もクラスのお友達と顔なじみになりつつあります。

上の子にかかりきりになると下の子の情緒が不安定になるところも難しいところです。お医者さんの見立てではあと一週間。骨はあるべき位置にあるとのこと。もう少しの辛抱です。

インフルエンザの来襲

「皆勤賞がなくなっちゃう」

二週間前土曜日のこと、学校での演説会を終えた後に発熱した長女がこぼしました。

学校の演説会ではあたえられた演目を先生方の前で発表します。声の大きさ、明瞭さ、演技力が問われます。学年が上になるとスピーチの作文も自信がするのですが、低学年は課題文があたえられます。

そんな大舞台がおわった後に熱をだすものだからほっとしたのかと思いきや、学校で絶賛流行中のインフルエンザです。お休み扱いにはならないのは良いのですが、一週間ほど休まなければなりません。そして次女も、奥様も体調の不調を訴えます。私も葛根湯と積極的な睡眠、寝室の隔離、ビタミン摂取で備えます。

子供たちは熱が38度を下回ると元気で遊びはじめます。39度を超えるとぐったりするのに、元気だから熱がひいたのかと勘違いすると熱があり、夕方になるとぐったりして親をハラハラさせます。元気なうちにうどんやおかゆ、栄養価の高いスープで体力をつけさせる必要がありました。

そんなこんなで迎えた我が家のパンデミック対応でしたが、対策がよかったのか私だけはかろうじてうつらずに済み、全員病床の危機を回避することができました。子供たちはリビングに隔離用のベッドマットを「ホテルみたいだったのに」と片付けるのを残念そうにしていました。

豚汁。

「とんじるぅ~、いえ~~い」

我が家の姉妹は豚汁がお好き。我が家の姉妹に限らないはずです。カレー、唐揚げに並ぶ子供の好きな料理に違いありません。保育園でも人気のメニューです。あの豚の脂質で温まるお味噌汁、ホクホクのお野菜、素晴らしい料理です。

さてそんな豚汁を、使いだしたら早く使いたい白菜と大根、お爺さん化していたニンジン、冷蔵庫に住み着きかけたキノコ類、風景と化してきていたコンニャクを活用して提供しました。いつもは食べてくれないゴボウもここぞとばかりにささがきにします。

豚肉をごま油で炒めているところから「おいしそう」、野菜を入れて炒めて出しを入れてグツグツやると「いいにおい」、食卓に並べれば「食べていい?」、食べるときにはお世辞にもお上品とは言えない勢い、そして「お代わり!」。我が家で大きいお鍋の部類の寸胴で作ったのに、みるみるうちに無くなります。

「明日も作って。おなかいっぱい!」

家庭料理人としての最高の誉め言葉で締まります。冷蔵庫の見通しもよくなりました。次は里芋をいれたいな。さてさて寒い季節になってきました。

本を読む時間

下の子が一人で本を見ている時間が長くなってきました。

文字を読めるようになって来たからかもしれません。音読しているのではなく、じっと見つめています。ページ送りのスピードから言って、絵だけを見てるわけでもなさそうです。

先日は絵本を作って親に読み聞かせしてくれました。虹についての絵本です。

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虹が見つかったかと思うと、また、そしてまたまた見つかっていくという内容でした。それを虹色の色鉛筆で書いていました。一時期、絵本や漫画を上の子が制作していたので、それが記憶に残っていたのかもしれません。

と言って一人でじっとしてばかりではありません。昨晩はより読書に没頭する姉に遊んで欲しくてお邪魔虫をして言い争いになって

いました。

在宅介護の継続

「いってらっしゃい」

実家を出るときに母が声をかけてくれました。日があいてしまった実家でしたが、母も家の様子も安定していました。

この十月に母の介護レベルも要介護3になりました。できるかぎり在宅をと考えつつ、弟と私は近居しながら色々な助けをかりての介護です。介護度があがり、使えるポイントも幸か不幸か増えているので、短時間ですがヘルパーさんに毎日来ていただいています。

ヘルパーさんも二社入ってくれていて、あたらしく入ってきてくださった方々には手間取っていたデイサービスへの送りのフォローをしていただきつつ、毎日家を見ていただいています。最近より近居で実家に車を停めている弟に負荷を偏っていたので、ほっと一安心。兄弟ともに子供が小さいので無理があると継続性がありません。

日々、訪ねてくれる人が増えたので介護度があがって変わる状態はありさえすれ、安定感が出てきています。体調の悪いときはあるにせよ、それはあるものです。家に入るのを躊躇うことも、息子と気づかれない雰囲気のときは影を潜めています。

デイもヘルパーさんとも楽しくやっているようです。みんなの笑顔が何よりです。

人形劇をつくる

赤ずきんちゃんが、オオカミさんと結婚しました!」

下の子、四歳児がお箸と付箋で人形劇のための人形を作りだしていました。最初に作成したのは赤ずきんちゃんとオオカミ、おばあちゃん、狩人です。保育園の発表会の演目とのこと、あらすじはばっちりです。

さて長女も人形作りに参戦して舞台の背景も充実してきました。森、おばあちゃんの家、お城、兵隊、お父さんとお母さん。物語に出てこない人形の量産モードに入ったようです。

「人形劇しよっ」

最初は劇を妹だけでやっていましたが、姉も楽しそうに参戦です。

「結婚式からねっ」

赤ずきんちゃんのメインストーリーはもはや公演されないようです。

書いて覚える

「2番をね、ゆうちゃんは覚えているんだよ」

保育園では毎月今月の歌を設定して、子供たちは覚えて歌います。今月の歌は「こぎつねこんこん」です。親の方は1番の歌詞を知っていましたが、2番、3番は歌絵本の力を借ります。

「ぱーぱー、"ね"を書いてー」

お絵かき帖に向かって真剣なまなざしです。

「えーとね、こぎつねこんこん、覚えられないから、書くの」

受験生みたいな発想です。よもや四歳児も五歳に近づくと「書いて覚える」なんて発想をするとは思いませんでした。「やー・・まー・・のー」、口に出しながら1文字づつ書いています。書き順だったり、向きだったり、口出ししそうになりますがぐっとこらえます。そっと読書灯をつけてあげます。

「できたよー、みてー、ぱぁぱぁー」

ね、れを中心に書けない文字ごとに父親を呼んで書き終えてきました。こぎつねこんこんだったはずですが、ハロウィンの挿絵がついていました。

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