「かわいいエプロンが欲しい」
そういう下の子には、私が幼稚園時代に使っていたものを発掘して渡していたのですが年代物過ぎたようです。
上の子の方は、保育園のクッキングで買ったエプロンと三角巾のセットがあり、小学校でも継続的に使っています。「もっとカワイイの！」という要望が学校で必要になる度にあがっていましたが「かわいいよ！」で押し通してきていました。
そういうことがあり、よいエプロンがないか近所の裁縫屋さんにサンプル品販売を見に家族で行きましたが、都合よく掘り出し物はありません。店内見回っていると、「パパ・・これ・・」と下の子の手にかわいらしい花柄の生地。「私も」と姉も乗っかります。裁縫セットでもなんでもない、大きくまかれた生地です。
「ここからか・・」と生地を手に取り、子供たちの目を見ると眩しいほど輝いていました。誰が仕立てるかという選択肢はなく、私が裁縫屋さん付属の教室で作り上げることになりました。エプロンは簡単な部類じゃないか・・裁縫超初心者の私、完全に見誤った判断を下してしまいました。半日で終わるだろう・・と。
しかし初日は型紙を作り、布を裁断することと、ミシンの下糸を用意して練習してみるだけで半日が終了。その後に約二カ月間、暇を見つけた日曜日の午後に通うこととなりました。アイロンで折り目をつけ、待ち針をつけて、ミシンで縫いの繰り返し。たまにロックミシンなんて道具も登場しました。
そんなこんなで、ようやく本日完了して家に帰ると、子供たちはさっそく身に着けてくれました。物づくりの楽しさよ、ありがとう。子育ては新しいチャレンジの宝です。次は何作ろうかな。
