SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

インフルエンザの来襲

「皆勤賞がなくなっちゃう」

二週間前土曜日のこと、学校での演説会を終えた後に発熱した長女がこぼしました。

学校の演説会ではあたえられた演目を先生方の前で発表します。声の大きさ、明瞭さ、演技力が問われます。学年が上になるとスピーチの作文も自信がするのですが、低学年は課題文があたえられます。

そんな大舞台がおわった後に熱をだすものだからほっとしたのかと思いきや、学校で絶賛流行中のインフルエンザです。お休み扱いにはならないのは良いのですが、一週間ほど休まなければなりません。そして次女も、奥様も体調の不調を訴えます。私も葛根湯と積極的な睡眠、寝室の隔離、ビタミン摂取で備えます。

子供たちは熱が38度を下回ると元気で遊びはじめます。39度を超えるとぐったりするのに、元気だから熱がひいたのかと勘違いすると熱があり、夕方になるとぐったりして親をハラハラさせます。元気なうちにうどんやおかゆ、栄養価の高いスープで体力をつけさせる必要がありました。

そんなこんなで迎えた我が家のパンデミック対応でしたが、対策がよかったのか私だけはかろうじてうつらずに済み、全員病床の危機を回避することができました。子供たちはリビングに隔離用のベッドマットを「ホテルみたいだったのに」と片付けるのを残念そうにしていました。

人形劇をつくる

赤ずきんちゃんが、オオカミさんと結婚しました!」

下の子、四歳児がお箸と付箋で人形劇のための人形を作りだしていました。最初に作成したのは赤ずきんちゃんとオオカミ、おばあちゃん、狩人です。保育園の発表会の演目とのこと、あらすじはばっちりです。

さて長女も人形作りに参戦して舞台の背景も充実してきました。森、おばあちゃんの家、お城、兵隊、お父さんとお母さん。物語に出てこない人形の量産モードに入ったようです。

「人形劇しよっ」

最初は劇を妹だけでやっていましたが、姉も楽しそうに参戦です。

「結婚式からねっ」

赤ずきんちゃんのメインストーリーはもはや公演されないようです。

書いて覚える

「2番をね、ゆうちゃんは覚えているんだよ」

保育園では毎月今月の歌を設定して、子供たちは覚えて歌います。今月の歌は「こぎつねこんこん」です。親の方は1番の歌詞を知っていましたが、2番、3番は歌絵本の力を借ります。

「ぱーぱー、"ね"を書いてー」

お絵かき帖に向かって真剣なまなざしです。

「えーとね、こぎつねこんこん、覚えられないから、書くの」

受験生みたいな発想です。よもや四歳児も五歳に近づくと「書いて覚える」なんて発想をするとは思いませんでした。「やー・・まー・・のー」、口に出しながら1文字づつ書いています。書き順だったり、向きだったり、口出ししそうになりますがぐっとこらえます。そっと読書灯をつけてあげます。

「できたよー、みてー、ぱぁぱぁー」

ね、れを中心に書けない文字ごとに父親を呼んで書き終えてきました。こぎつねこんこんだったはずですが、ハロウィンの挿絵がついていました。

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瞬間移動

「パパ見てて・・・動いたっ」

長女を足を大きく一歩出して横に動いて叫びました。

「瞬間移動ーっ」

ティーン向けな本を読むのにかわいらしいことでケラケラ笑っています。最近は3日で咲く花という本を読んでいました。

「パパを見ていて・・・ほらっ」

父親も調子に乗り始めました。えっという顔でこちらを見ています。

「瞬きしている間に瞬間移動したよ」

「えーー、じゃ、私見てて」

「ねー、ねぇねぇ・・・瞬間移動」

次女も参戦してきました。平和な一日です。

飼うとしたら、で頭を悩ませる。

「飼うならユニコーンかな。」

小学二年生の頭の中で解決づいた模様です。話のはじまりは朝食中の次女四歳児から出てきたクイズから始まりました。

「図書館に捨てられた子がいるんだって。だれでしょう。」

いやに物騒な話です。

「いちー、イヌっ。にー、ネコっ!」

どちらの方向にしても可哀そうなお話です。この話から飼うとしたらどちらが良いかという話になり、長女はウサギかハムスターがよいという想いを口にしました。「でもウンチするよ」という話にもなり、飼う当てもないのに頭を悩ませていました。父親はこれを機にと動物を飼う責任を話しますが響いていないようです。

次女は自由にゾウとか言い出します。全くもって飼える気がしません。まじめに悩んだ長女が目を輝かせて思いついたのがユニコーン。ウンチしなさそうだし、空飛べるし、元々好きだしというのが理由。さすが神獣。アイドルのスペックを持ち得ています。

ユニコーンのユニちゃん、壊れそう」

長女が学校で作ってきた紙粘土の人形を次女が指さしました。持っているアイスクリームがとれかかっていました。まずはこの子のお世話からです。


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くつのあな

「ママが買わなきゃねって言ったからー」

次女がつぶやいています。

よく動き、よく本を読む姉の靴に穴が開きました。親指を靴の中で動かすと外から中が見える、ちゃんとした穴です。夏休みのアフタースクール(学童保育)で色々なところに連れて行ってもらい、親とも旅してよく歩いた結果です。毎日登校する靴、幾度となく地面に下ろされてきました。

「わたしも穴あいてるよー」

次女の主張です。

「ほらぁ」


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姉妹で実物を見せてくれます。れっきとした穴が開いている姉の靴に対して、妹の靴はかかとが擦り切れている位です。まだまだ履ける気がします。ただ姉だけ新しい靴を買ったら拗ねるんだろうなぁ。二人ともサイズは足りそうなんだけど。

主張を終えた妹は「好きな虫がいっぱい載ってるー」と絵本「くさはらどん」を持ってきました。虫を見たら歩けなくなるのに。

 

夏休み後の登園

「終わっちゃうのぉ、えぇぇ」

夏のお休みが終わることが信じられない次女さん。とはいっても翌日から保育園に行くこともやぶさかではないようでした。「先生に黒くなったっていわれるかな」なんて話題に腕周りを見まわしていました。

「はやく12月にならないかなぁ」

気が早く年末を楽しみにし始めたようです。確かに夏休みがおわると速攻で1年が終わるような気がします。早く夏休みを終えた今年の私は体が耐えられる気がしません。小学校が始まるまでは、9月以降に、昨年は8月末にずらしていたりしましたから。

「見てぇ、サンタさんのプレゼントつくったー」


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早速、サンタさんが楽しみになってきているようです。そのまえに保育園の運動会とかハロウィン、誕生日であるとか催し物はあるのに。そうこうして登園して先生やお友達に「黒くなったね」と言われて、満足気で帰宅してきてくれました。