SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

4歳児、まだ見ぬ生き物への興味(絵本「いそあそびしようよ!」)

最近、上の子が「読んで!」とよく持ってくる本に「いそあそびしようよ!」という絵本があります。実際に磯に行ったことはなく、砂浜しか見たことはありません。海の生き物とのふれあいは水族館ぐらいです。そして今は冬、クリスマス前です。

この本の中では、磯遊び経験者の兄と未経験者の弟が磯遊びをします。水の中の生物を見つけ、遊び方、どういう種類の生き物かを紹介してくれます。子供のお気に入りのページは、兄弟がじっと潮溜まりを見つめて、生物が見えてきた様子を興味深く見ていました。小さい字の生物の紹介をうっかり読み飛ばすと「ここも読んでー」とせがんでいました。まだ見ぬ磯の生き物に興味津々です。

暖かくなったら磯に連れて行きたいところです。自分も小さい頃に両親に連れて行ってもらっていたけれど、あれは一体どこだったか。

パパ、久しぶりに家を3日間不在にする

「ぱーぱーー、おーはーよーー」

久しぶりに三日間、家を不在にして金沢に行って参りました。会社の業務出張ではなく、これもまた数年ぶりに学会の国際会議での発表です。業務の傍らグループで研究活動を続けさせてもらっており、その成果発表に赴きました。金沢では、学会最終日の三日目となってしまった発表の直前まで資料を作成し、解析データの確認に追われる、旅を満喫する余裕のない日程となってしまいました。

余裕のないのは家族も同じでした。奥様は、保育園に子供たちを送るために早い始業に30分単位の有給をとり、朝と夕方の短時間勤務で仕事を貯めながら頑張ってくれました。ぐちゃぐちゃ、、(家事でこなせる)業務量に凹む、、と嘆きながらも家の秩序も守ってくれていました。そして上の子は、数週間前に説明した時に「いやー」と泣いていましたが、3日間、ごねることは少なく、いい子にして待っていてくれていました。1歳0ヶ月の下の子は、特にわかっておらず、いつもの通りの日常です。パパに合わないなぐらいでしょうか。

さて発表を終えて家に帰ると、子供達が駆け寄って飛びついてくれました。そして家のカメラには、上の子が金沢に届くようにと大きな声で「おはよー」と叫んでいる姿が残っておりました。

出張耐性が無いと、3日でもこのような感じです。出張が多く、長い家庭はそれだけでも尊敬です。一方で学会での議論を通して、日々のエンジニアとしての業務以外の出会いと発見もあったことは確かです。さてさて、これからも楽しみです。

1歳0ヶ月、ミルクが大好き

下の子はミルク大好き、ミルク入りの哺乳瓶を見たら自ら取りに行きます。動きだしたら痩せる、が赤ちゃんの定石ですが、よく動いているのにぷっちりさんです。そのため親はお茶の方はどうかしら、と勧めますが、ミルク入りの哺乳瓶がお好みです。

すでに1歳ですから飲んでいるのはフォローアップミルクというもの。銘柄は「たっち」です。そういえば粉ミルクも「ぴゅあ」で終わりました。これらのコスパが良かったというのが理由です。毎週お届けしてもらっているので、だいたい1週間に1缶のペースで消費します。ガブガブと自分で飲みます。親が哺乳瓶を支えるということはありません。

昨日も就寝前にミルクをベッド横の棚の上に忍ばせておき、お茶を飲ませておりました。匂いを感じたのかわかりませんが、もそもそ動きだし、棚に向かって手を伸ばして泣くではありませんか。見えないはずなのに。きっとたくましく育つに違いありません。

4歳児、いちばんであること

「きょう おひるごはん いちばんだった!」

何やらお友達と一番を競っているのでしょうか。上の子は一番であることを気にします。お風呂からあがり、着替える早さが父親に負けると泣きます。本人がそれまでぶらぶらしたり、遊んでたりしていたとしてもです。一番である、ということに4歳児にしてこだわりがあるようです。

親は要求したことはないですが、1番早くできたことに「すごいねー」と褒められた経験から来るのかもしれません。自信になる成功体験は大切です。ただ成長に関しては、成長曲線の個性でもあり、"抜かれる"というシチュエーションが生まれます。いつも1番になれるわけではないです。実際、今年は折り紙がお友達よりも上手くできず、折り紙が嫌いになった時期がありました。そういう時に、違う観点の目的を発見できるとよいなと思います。

そんなある日「わたしのいちばん あのこの1ばん」という絵本を見つけました。さっそく子供に読んであげました。絵もかわいい一冊です。この本では早さが1ばんであることを誇りちょっと無理する子と、好きであることに"いちばん"を感じる子、それぞれが出てきて、後者が主人公の本です。価値観の多様性を感じてくれたら、そして自分の大切なことを見つけてくれたらなと思います。

親の思いは別として、一昨日の夕食の前に、一人で音読してくれていました。

1歳0ヶ月、ペタペタ歩く

「今日、三歩あるいたらしいよ」

というやりとりから数週間経ちました。1歳を超えた下の子は、ペタペタ、ぶらぶら、家の中を歩いています。最初は体をゆらゆらさせながら歩いていました。今は少し膝を曲げるようになった気がします。歩く先は上の子だったり、母親だったり、父親だったりです。

ペタペタ歩きながら何しているかと見ていると、物を拾っています。拾ったものは「はいっ」と渡したり、食べたりしてます。保育園でも物を拾ったりしていて、上のクラスのお兄さん、お姉さんに「はいっ」「はいっ」と物を渡しているようです。お兄さん、お姉さんも「はいっ」と物真似して可愛がってくれています。

私が家に帰り着いたときの様子も変わりました。ドアを開けると、まず上の子が駆け寄ってきてくれ、その後ろから下の子が、「きゃー、きゃー」と奇声をあげながら、一生懸命ペタペタ歩いてきてくれます。そして二人を抱っこすると、1日の疲れがすっかり抜けてしまいます。

ただ最近気になるのが、自分で哺乳瓶をくわえて、ミルクを吸いながらペタペタ歩くという行動です。転ぶと「ふんが」となるので離してあげると「ぎゃー」と泣きます。ミルクも飲みたいし、ぶらぶら歩きたい、そんな二兎を追いたいお年頃のようです。

4歳、アップルパイを作る

親「アップルパイ、つくる?」
子「つくる!」

会社で小ぶりのリンゴを10個いただきました。中には葉っぱもついているものもあり、子供も驚きの目で見ておりました。さて子供がよく食べる今の時期のフルーツは柿。リンゴはそんなに多く食べません。そこで、冷凍庫に長らく保管されていたパイ生地があったので、アップルパイを作ることにしました。参考にしたサイトはこちらです。

oceans-nadia.com甘さ控えめ謳っているのがよし、ブランデーなどを使わないレシピなのがよし、ということでの採用です。ただ砂糖は家で使用している素精糖で、丸い型ではなくシートの形をそのまま使う、簡単な作り方としました。

基本的にリンゴを煮詰めるのも、パイシートにリンゴを並べたり、生地を重ねたり、線を入れるのも4歳児にやってもらいました。煮詰めたリンゴの味見も。とはいえ手厚い父親のリードのもとです。できあがりは少し焦げましたが上々、子供も喜んで食しておりました。

全工程一時間弱、ただ作り始めが遅かったため、午後五時前の完成。たっぷり食べたため、六時を過ぎてもお腹がすきません。夕食が悩ましい、しかしアップルパイを食べずに寝ていた下の子は空腹で泣いている。そんな今です。

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シンプルなアップルパイ

子供とは、食べながら過去のアップルパイの出てくる絵本を思い出していました。「わけありリンゴのアップルパイ」そして「ワニくんのアップルパイ」、この二冊です。

子供の好きな食べ物

  • 大根の味噌汁(油揚げ入りはなお良し)
  • 炒飯(ニンニク入りがベター)
  • 焼き餃子
  • 唐揚げ
  • カレー(辛くないもの)
  • うどん

これが4歳児の好物です。渋い。新橋でインタビューして出てきそうなメニューです。そして1歳児の好物Top3は、大根、豆腐、茄子です。特にクタクタに煮込んだ柔らかい大根の薄い味の味噌汁は好物です。巣鴨でのインタビュー結果を彷彿とさせます。

先日の文化の日の三連休でも、炒飯と唐揚げの要望がありました。要望とは別に、栄養バランスから大根の味噌汁も作ってあげました。上の子に言わせると、休日には炒飯、三連休は唐揚げを父親が料理するのが定番だそうです。そういえば私も休日といえば、長崎出身の父親がちゃんぽんや皿うどんが定番だった記憶があります。

こういった好物というのは、成長とともにどれだけ変わっていくのでしょうか。年とともに味覚も変わります。でも「大根の味噌汁に油揚げだよね」と仕事帰りで疲れて帰ってきた我が子に食べさせて、言わせてみたいです。家にいてくれるかな。

ちなみに奥様は出産を機に好みが変わり、ピーマンが好きになりました。青椒肉絲を作ってあげると喜んでくれます。子供たちは、まだ苦いと好みません。