SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

魔法使いは人間か、4歳児と楽しむ三段論法

ママ:「そんなことを言うと夢に閻魔様が出てくるよ!」
上の子:「ママの夢にも魔女が出るよ!」
ママ:「ママは魔女怖くないから!」
上の子:「魔女は妖怪だから怖いんだよ!」

上の子が食事中に椅子の上に足をあげたため、母親が注意したところ上のようなやりとりとなりました。子供のケンカのような感じです。4歳、口も達者になったものです。折角なので子供と三段論法を試すことにしました。a=b、b=cならばa=cというやつです。何が折角なのか、面倒な父親です。

父親:「魔女は魔法使いの女の人だよね。魔法使いは人間?」
上の子:「ちがう」
父親:「ハリーポッターは人間?」
上の子:「そうだよ」
父親:「ハリーポッターは魔法使い?」
上の子:「そう」
父親:「じゃ、ハリーポッタが人間なら、魔法使いも人間?」
上の子:「え、ちがう・・」
上の子:「じゃ、ハリーポッターも人間じゃない」

本当は魔法使い、魔女も人間に導きたかったのですが、うまくいかないものです。でも問いかけに考えながら答えてくれました。そこで登場人物を変えてみました。

父親:「マジマジョピュアーズの女の子は人間?」
上の子:「そうだよー」
父親:「女の子たちは魔法を使うんだよね。マジマジョっていうぐらいだし」
上の子:「そうだね、マジマジョって魔女!?」
父親:「じゃ魔法使いは人間?」
上の子:「そう・・」

魔法使い(魔女)=人間の誘導に成功しました。ハリーポッターよりもマジマジョピアーズの女の子の方が人間として確信度が上でした。テレビを見たことないので、リアルなものを見たことはないはずなのですが。

父親:「ちなみに、シンデレラに出てくる魔女も人間?」
上の子:「そうだねー」
上の子:「あ、でも、白雪姫に出てくる魔女は人間じゃないね」
父親:「そうだね。。魔法使いは人間もいるけど、人間じゃない人もいるね。」

どうやら三段論法を詭弁と論破する方法も身につけたようです。

めーが出て、膨らんで、花が咲いて、枯れちゃって

「めーが出て、膨らんで、花が咲いて、枯れちゃって・・」

というのはわらべ歌の「お寺の和尚さん」です。いろいろバージョンがあるようですが、我が子が歌うのは、和尚さんが忍法つかって東京タワーにぶつかります。最初に子供が歌う、枯れちゃったから和尚さんが忍法使って空飛ぶという展開に、度肝を抜かれました。

www.worldfolksong.com

さて、最近こどもが楽しんでくれている本が「わたしたちのたねまき」です。植物がタネから生まれて、タネを生んで、色々な手段で蒔かれて、という自然の営みを説明できる良い本です。ただ書いてあることだけを読み聞かせるだけだと、描かれているタネが発芽してかぼちゃになるなんて流れを説明できません。子供も意味が通じず、一時期は最初に読んだきりでした。

そのため、久しぶりに読むかとなった時に、冒頭のお寺の和尚さんの力を借りることにしました。絵を指差しながら「めーが出て、膨らんで、花が咲いてー、かぼちゃ!」とか「にんじん!」と歌ってあげると、「この本読んで!」と持ってくる頻度が急上昇。日々持ってくるようになりました

なかなか自然の営みを一気通貫で説明してあげるのは、環境も時間も難しいです。でも絵本で学べるのはありがたいです。いつか野原で「あのときの本の…」と話ししてあげたいものです。

賑やかな夜

「鼻水が止まらないー」

子供達は二人とも夜に泣いたり、叫んだりします。全てではないかもしれないのですが、だいたい私も目を覚ましている気がします。再度寝るかなと待ちますが、やっぱり寝ないことが多々あります。

昨晩、上の子は「鼻水が止まらないー、ティッシューーー」と泣いていました。奥様が対応してくれ、私もティッシュを取りに走りました。明かりをつけてみると、鼻水ではなくて、鼻血を流しておりました。

こちらも昨晩のこと、下の子が「あ"ー、あ"ーーー」 と叫んでおりました。何事かと身を起こすと、ベビーベッドの柵につかまり立ちして、こちらを涙目で見ていました。なにやら寂しくなった模様で、抱っこして、一緒のベッドに寝かすとすぐに寝息をたてていました。

子供達は夜も賑やか。でもこれが無いと心配して目を覚ましたり、帰郷して不在だと眠れなかったりするので、親の方も困ったものです。

 

赤ちゃんだってくすぐったい

月齢11ヶ月の赤ちゃん、「くすぐったい」という感覚を持っていました。脇をくすぐるとキャッキャッと身をよじってくすぐったそうにしています。

始まりは10ヶ月ごろだったか、そんなに前ではない気がします。体を洗ってあげるときに脇の垢を取り除こうと頑張っているとケッケッケとかわいく笑っていました。今は首を洗っていても笑います。まだ足の裏であるとか脇腹はくすぐったくないようです。

遊んでいるときにくすぐってあげるのは笑い声が聞こえて良いのですが、難儀するのが体を洗っているときです。身をよじるので、手元から落ちそうです。くすぐったい場所は、特に赤がたまりやすい場所ですので、しっかり洗ってあげる必要があります。難儀ですが、子供の笑い声は幸せなものです。くすぐったい本人はともかく。

四歳児、手紙のやりとりが流行る

「パパ!お手紙書いたよ!」

上の子の保育園のクラスで、手紙のやりとりが流行っています。家でも平仮名の書き順がかかれているノンタンのパズルを睨めっこしながら、クラスのお友達の名前を書いていました。みんなのお名前を書くうちに、平仮名が上手になってきています。おそらく始まりは誕生日にあげた私たち両親からの手紙。その後に保育園の先生にお手紙を渡して返事をもらったのがうれしく、さらにそれがお友達に広まったご様子です。

女子率の極めて高いクラスだからなのかもしれません。手紙と言っても中身はハートの絵だったり、だいすきだったりです。まだ男の子たちはもらっても勘違いしないでしょう、と父親は自分に言い聞かせます。なんだか楽しそうです。

「パパ!絵本も書いたよ!」。塗り絵が数枚、本の様に張り合わされて、タイトルらしき象形文字が描かれていました。次の流行は絵本がくるかもしれません。

パパは大きくなったら、なんになろう

「パパは王子さまになるの」

食事を作っているときの出来事です。横で座って私の調理の様子を見ていた上の子と「大きくなったら、なんになろう」を歌っていました。

「パパは大きくなったら何になろうかなー」というと上の子が「トーマスの運転手じゃない?」と言われました。今の人生とは違う運転手としての自分を想像して、「良いかもしれないね。」と答えました。そして返す言葉で「大きくなったら何になるの」と問うと「シンデレラ!」とガーリッシュな反応を返してくれました。

さらに我が子は少し考えて、「やっぱりパパは王子さまになって」といい、「パパと結婚する」と言ってくれました。

不肖、私は、このやりとりを脳裏に焼き付けて、噛みしめ味わいながら後生を生きていくこととします。

一歳の誕生日

「ふーってしていい?」

もうすぐ下の子が一歳の誕生日を迎えます。誕生日が平日なので、少し早いですが土曜日にお祝いをしました。家族ダウン気味のため家族のみで。

子供のころの自分の誕生日と、自分の子供の誕生日とは全く異なる気持ちです。一年前の出産から育休の日々から一年が経とうとしている、この早いような遥か彼方の過去のような不思議な気分を味わいます。確実に子供は大きくなってくれていて、ありがたいことに成長してくれています。ズッシリと重いです。保育園や家で四歩ほど歩いたと噂です。

お誕生日は何でお祝いしようか、ケーキは食べられないし、ということで冷蔵庫にあった食材で、食べられるメニューとケーキを考えてみました。

  • ハンバーグ
    (玉ねぎを切らしていたため、舞茸と白菜をみじん切りにして炒めて豚ミンチとあわせて作る、野菜も食べさせられて一石二鳥!)
  • 小松菜の炒め
  • ポテト
    (皮付きジャガイモをトーストで焼いたもの)
  • コーンスープ
    (クリームタイプのスイートコーンをミルクでといてスープに)

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    下の子用

下の子も上の子もよく食べてくれました。上の子は、得意としない小松菜とポテトを凄い勢いで食べて、残したハンバーグとコーンスープを「これが自慢なんだよなー」といいながら大事に食べていました。大人向けには、ハンバーグの肉汁と濃口しょうゆとマスタードでソースを作り、ダウン気味の奥様も食べてくれました。

食後には、ホットケーキに生クリームを塗った誕生日ケーキです。スポンジケーキを作っても大量の砂糖を与えるのは気が引けるとすると、ホットケーキがいけるかなという選択。上の子は生クリームの準備を手伝ってくれました。というよりもずっと味見をしていました。

さぁそんなケーキに一本のローソクを立てて、火をつけて、歌を歌いフーーーーっと、、消すことは一歳児にはできないので、上の子がお約束通りに吹き消していました。