SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

パパは大きくなったら、なんになろう

「パパは王子さまになるの」

食事を作っているときの出来事です。横で座って私の調理の様子を見ていた上の子と「大きくなったら、なんになろう」を歌っていました。

「パパは大きくなったら何になろうかなー」というと上の子が「トーマスの運転手じゃない?」と言われました。今の人生とは違う運転手としての自分を想像して、「良いかもしれないね。」と答えました。そして返す言葉で「大きくなったら何になるの」と問うと「シンデレラ!」とガーリッシュな反応を返してくれました。

さらに我が子は少し考えて、「やっぱりパパは王子さまになって」といい、「パパと結婚する」と言ってくれました。

不肖、私は、このやりとりを脳裏に焼き付けて、噛みしめ味わいながら後生を生きていくこととします。

一歳の誕生日

「ふーってしていい?」

もうすぐ下の子が一歳の誕生日を迎えます。誕生日が平日なので、少し早いですが土曜日にお祝いをしました。家族ダウン気味のため家族のみで。

子供のころの自分の誕生日と、自分の子供の誕生日とは全く異なる気持ちです。一年前の出産から育休の日々から一年が経とうとしている、この早いような遥か彼方の過去のような不思議な気分を味わいます。確実に子供は大きくなってくれていて、ありがたいことに成長してくれています。ズッシリと重いです。保育園や家で四歩ほど歩いたと噂です。

お誕生日は何でお祝いしようか、ケーキは食べられないし、ということで冷蔵庫にあった食材で、食べられるメニューとケーキを考えてみました。

  • ハンバーグ
    (玉ねぎを切らしていたため、舞茸と白菜をみじん切りにして炒めて豚ミンチとあわせて作る、野菜も食べさせられて一石二鳥!)
  • 小松菜の炒め
  • ポテト
    (皮付きジャガイモをトーストで焼いたもの)
  • コーンスープ
    (クリームタイプのスイートコーンをミルクでといてスープに)

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    下の子用

下の子も上の子もよく食べてくれました。上の子は、得意としない小松菜とポテトを凄い勢いで食べて、残したハンバーグとコーンスープを「これが自慢なんだよなー」といいながら大事に食べていました。大人向けには、ハンバーグの肉汁と濃口しょうゆとマスタードでソースを作り、ダウン気味の奥様も食べてくれました。

食後には、ホットケーキに生クリームを塗った誕生日ケーキです。スポンジケーキを作っても大量の砂糖を与えるのは気が引けるとすると、ホットケーキがいけるかなという選択。上の子は生クリームの準備を手伝ってくれました。というよりもずっと味見をしていました。

さぁそんなケーキに一本のローソクを立てて、火をつけて、歌を歌いフーーーーっと、、消すことは一歳児にはできないので、上の子がお約束通りに吹き消していました。

保育園の親子遠足

「13個食べる!」

先週の日曜日は保育園の親子遠足でした。休みの少ない保育園で、企画をしてくださる保育園の先生方には頭が上がりません。遠足の目的はみかん狩りです。現地集合で40分、みかんを食べまくり、袋に詰めて、お弁当を食べます。子供も普段食べないみかんを沢山食べると大張り切りです。

我が保育園の遠足は春、秋に1回づつ開催されています。嵐のようにお見送りをし、疲労とともにお迎えする親にとって、普段のパパ・ママ達にお会いできる数少ない機会です。といってもケーブル配線が好きなエンジニアの社交性ですので、大したことはできません。

ちなみに、昨年の秋遠足もみかん狩りでした。ただ、みかん狩りをした後に奥様と下の子の退院というイベントがありました。そう、もうそろそろ一年です。母が入院中のため、父子の二人で遠足に行ったものです。その時ばかりはお弁当も、要望を聴いて父親が作ってあげていました。今年は家族四人で参加できることを、子供も楽しみにしていました。

当日は、子供の要望の卵焼きとタコさんウィンナーを用意し、おにぎりを握り、いろどり用のニンジンの煮物で弁当を仕上げました。弁当づくりはやっぱり父親の仕事でしたが、去年との違いは子供も料理を手伝ってくれたことです。普段食べないみかんもたくさん食べてくれました。保育園の子供達もはしゃぎ回って楽しんでいました。

帰宅後、お土産を持ってきてくれた私の弟から何個食べたか尋ねられると

「35個!!」

そんなには食べていないですよ。

つかまり立ち

上の子「ママとパパだけずるい」

下の子が大好きな上の子ですが、愛が溢れすぎていることが多々あります。そんな時には、下の子に顔を叩かれても平気な顔をしています。それで本当に痛いとびっくりしています。上の子の「お片づけを頑張った人にスタンプあげる!」の掛け声には、必ず散らかす方向に動いている下の子がスタンプをもらっています。

今日は下の子がママやパパの足にしがみついてつかまり立ちをしてキャッキャと笑っておりました。その様子を見た上の子が「ずるい!」と。自分も構って抱っこしてほしいのかなと思いつつ尋ねました。

私「どうしたの?」

上の子「ねーねにつかまり立ちしてほしい」

慰めながら、身長差やそんな止まっている時間があったっけとかいう思いも頭をかすめながらも、このやりとりに目を細くしておりました。

子供達の将来を支えるテクノロジー

今週CEATECというイベントを少しだけ見てまわる機会を得ました。このイベントのテーマは内閣府の科学技術政策で掲げられているSociety5.0。情報技術と現実社会を繋げて社会問題を解決しようというものです。

www.ceatec.com

このイベントでは、これから世で広まる一歩先の技術や製品とその要素技術を見ることができます。これから子供達が当たり前に見る社会を支える技術や製品なのでしょう。知っている単語しか識別できなかったのかもしれませんが、目についたキーワードは下記でした。

  • 5G(第5世代と呼ばれる次の通信システム)
  • AI(人工知能
  • IoT(インターネットとモノの接続)
  • AR(拡張現実)
  • VR(仮想現実)
  • ロボット
  • 空飛ぶクルマ
  • CPS(サイバーフィジカルシステム)
  • センサー/センシング
  • コネクタ
  • 蓄電池

これらの技術を使って日本社会が迎える高齢化や少ない労働人口の最適な活用、多様性を包み込める社会になるアイディアを色々な会社で考えているウネリが伺えました。

そんな世の中の大きなテーマが掲げられる中、小さき子供を抱える親として気になったのはこちらの製品です。

https://www.kyocera.co.jp/news/2019/images/0701_bibi_01.jpg

子供の歯磨きの時に、歯に与える圧にあわせて音楽が鳴るという歯ブラシです。今でこそ上の子は歯磨きを受け入れてくれますが、一時は逃げ回っていました。そんなときにこれがあれば!という1本。値段はナカナカのものですが、試してみたいものです。

そして、いかにも子供が喜びそうなキティちゃんのぬいぐるみのノベルティをゲットして意気揚々と帰宅しました。

ツリーハウス、それはこどものゆめ

「これ、ほしい!」

絵本「ツリーハウスがほしいなら」を読んでいて子供が連呼していました。秘密の子供だけの基地、そしてツリーハウスなんてワクワクしないわけがないなと読みながら楽しんでおりました。

小さい頃には私も弟と従弟と野原を駆け巡り、登りやすい木や、ツツジの茂みを秘密基地にしたものです。芸術家肌の父は、木の上や庭に切り落とした木の枝を編み込んだ基地を作ってくれ、ワクワクしながら中から外を見ていました。いま住んでいるマンションでは中々難しいことです。

ただこの本では一番最後にそういうマンションの一室でもツリーハウスを想像しながら木を育てることを書いています。なににせよ心からワクワクできればいいのです。大人になってからも、心の底がくすぐったいようなあのワクワクは、どこかで感じたかなぁ。いや感じている!はず。

ツリーハウスに感化された我が子は、椅子を組み合わせて”おうち”を作っていました。食事のために片付けようとすると「やめて」と怒るので困ったものです。妹は入っても良いそうです。

11ヶ月、コミュケーションを喜ぶ

「はぃ」

下二本の前歯が姿を現してきた11ヶ月の下の子が、親兄弟とのコミュニケーションを楽しみ始めました。と言っても発言は「はぃ」のみです。「はぃ」と言って物を差し出し、受け取ってもらい「にこー」っとし、また貰うと「にこー」っとします。同じく、お辞儀をぺこりとしたり、首を傾げたりして親の反応を見ている様子です。

しかし、赤ちゃんが「はい」と言うのはサザエさんところのイクラちゃんだけかと思っていました。まさか我が家に出現するとは思ってもみませんでした。そういえば上の子も赤ちゃんの時に「バブー」と言い出して、赤ちゃんって本当にバブーというのかと驚いた記憶が蘇ります。ちなみに下の子は「バブー」とは言いません。こんなところで子供も人それぞれです。

他にも月齢11ヶ月になり、色々と様相が変わってきました。粉ミルクもとうにフォローアップミルクになっています。寝る前に電気を落とすと立ち上がり、壁に映る自分の影をパチパチ叩いています。ガーゼでの歯磨きは嬉しそうです。上の子をハイハイで追っては遊んでもらったり、時には工作中のものを崩されないように防御されたりしています。保育園の食べ物も後期離乳食、最終段階です。帰宅すると座ったままバウンドしながら喜んでくれます。食事中わざと落として、後でハイハイで食べに行くことを楽しんでいます。

もうしばらくすると、1歳です。