SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

赤ちゃんが打つ予防接種の嵐

「今日3つもチクッしたんだよ。」

赤ちゃんは予防接種を大量に受けます。それぞれには前後依存関係や、注射と注射の間に開ける日数の制約、そして病院の予約可否など、スケジューリングには最適化計算ができそうな状況です。そして一回熱を出してスキップすると全体スケジュールの影響が出る可能性があります。

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さて先日初めての予防接種で1回に3つの予防接種を受けました。はじめてのことに大泣きしたそうです。そのことを聴いた注射の嫌いな上の子は、赤ちゃんへの一層の優しさを見せておりました。

パジャマを着てもらうために

「いやだ、着ない。」

赤ちゃんから子供に成長するどこかの過程で、寝るときにはパジャマとどこかでなるはずです。そのタイミングを逃した我が家では上の子が夜にパジャマを着てくれないという状況になりました。保育園のお昼寝ではパジャマを着ます。しかし夜寝るときは洋服で寝ていたのです。

夫婦共々どうしたものだろうかと考えあぐねておりました。パジャマはある。しかし着ない。そのうち着だすかなという呑気な考え。そして心の奥底では朝着替えさせなくて楽、という邪な考え。

奥様とともに実家に帰郷した際、パジャマを着ないことを知っていた義母が、歴戦の技を繰り出してくれました。「着ると約束するならば、好きなパジャマを買ってあげる」という技です。そこで上の子は、我らが味方の西松屋でお気に入りのパジャマをセレクション、その夜からパジャマを着るようになりました。そして寝るときにはパジャマが気持ち良いと知った我が子は、もともと買ってあったパジャマも着るようになりました。さすがお義母さん。

しかしセレクションしたパジャマのサイズが大きく、足だけは殿が殿中で履く裾の長い袴みたいになっています。好きなものをと言った手前、他には変えられなかったということが推測されます。長らく着られることでしょう。

 

介護保険と医療保険の壁

ケアマネジャーさんが決まりました。大きなステップです。今後どうなるかはわかりませんが、母も話しやすいようです。なによりも土曜日と祝日も対応してくれ、無理が少ないのが嬉しいです。

さてそのケアマネージャーさんとお話ししている時に、「不安に思っていることはありますか?」との質問があり、何かな何かなと母と弟とで話ししていました。そういえばと弟と出たのが病院の通院へのサポートです。

病気した時、肩が痛い時などに通院する必要があるのですが、そのときは兄弟どちらかがサポートをする必要があります。そうすると主に土曜日が狙いどころになります。しかしながら、かかりつけ医も空いている土曜日は第一土曜日だけ。そこに病院を開けてくれていることはありがたい限りですが、平日に病気したら休まなければいけないです。肩で通っている病院は週に2~3日来れると良いですねと言われています。

そこでヘルパーさんに通院介護のサポートが受けられるものかと相談してみました。すると病院、特に院内では医療保険の介助になり、介護保険のヘルパーさんはサポートできないとのこと。そういう壁があるのかと勉強になりました。この場合は自己負担でのヘルパーさんを頼む必要が出て来ます。いざとなればそうせざるを得ないかとも思うものの、当分は兄弟で相談です。

とはいえ、毎日体操をする母は息子たちよりも体は元気で丈夫です。先にダウンするのは息子たちです。

鬼が怖すぎて豆まきをなしとする子供

いっぱい泣いたんですよー

一昨日保育園では豆まきのイベントが開催されました。種々のご協力のもとで鬼に来てもらい、子供達は楽しく豆をまくというイベントです。ただこの鬼、小さい子には怖いようでなく子が出るのが恒例です。

思い起こせば私の幼稚園でも豆まきをしていました。いえ、豆まきというか豆合戦に近かったです。先生扮する鬼 vs 豆をふんだんに持った子供たち。鬼に対して投げまくっていたこと、私は主に落ちている豆を食べていたことはよい思い出です。

そんな私の子供も保育園の豆まきを楽しみにしておりました。少なからず正月の次は豆まきと意識しておりました。泣いてしまった昨年以降、「せつぶんセブン」を読んでイメトレも十分です。登園する際も「鬼に豆を投げる」と息巻いていたようです。

しかし当日鬼の姿を見ると、まっさきに鬼から一番遠くにいた先生の後ろにぴったりくっついて泣いていたそうです。イベントが終わった後のお昼寝の時にも、鬼がいないかあたりを伺っていたようです。冒頭の「いっぱい泣いた」ことは保育園の先生からのご報告です。家に帰ると、用意していた紙の鬼のお面を丁寧にたたみ、今年は鬼は外はなしと言っております。

それでも、お豆は食べるそうです。

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保育園でつくって来たお面はやさしい鬼だから大丈夫だそうです


 

火の用心、実家の消し忘れ対策

一昔前、町内会の面々が拍子木とともに「火のよーじん、マッチ一本火事のもと〜」と巡っていました。実家の周囲ではまだやっているのでしょうか。いま住んでいるこの場所では聴きません。

弟と実家で気になっていることを話ししている時に、鍋が黒くなっているという話題が出ました。つまり鍋を火にかけたあと忘れて焦げているという話です。確かに実家のコンロは、業務用のコンロ。すごい火力で料理ができる、中華料理もばっちりなプロ仕様です。ただ最近は穴が詰まってきて火力も弱まっていました。

消し忘れ防止に、煙探知機は以前装着しています。さらに自分たちが気づける対策を何かできないかねと、センサーを付けてみようか、モニタリングして遠隔地からも確認できないかね、sonyのmeshは面白いんじゃないか、いやいやmeshは高いからセンサーとRaspiで作っちゃうよ、等々楽しくアイディアが進みました。

meshprj.comでもよくよく考えて見ると、やりたいことは消し忘れの防止です。センサーでモニタリングしようと消し忘れた火を消せるわけではありません。センサーが教えてくれても、遠隔地から、「忘れてるなー」、「あー、焦げてるぅー」、という呑気な話になります。と考えると必要なのは、自動で火を消してくれるピピッとコンロです。業務用コンロが危なすぎるのです。そういえば引っ越した時に不要になって1台余っている・・・。

というわけで実家に自動消火機能のあるコンロが導入されました。安心安心。この対応スピードも呑気なものです。

そういえば冒頭の火の用心のかけ声ですが、そろそろマッチ一本と言われても通じなくなるのではと危惧されます。ただ語呂も良いのでおまじないとして残っていくのか先々が楽しみです。

箱入りの子供

「70円になりま〜す。」

仕事から家に帰ると子供がちょうど収まるぐらいの段ボール箱の中に座っている。どうやら奥様の実家から何かが届き、その段ボールらしい。先ほどお風呂からあがったばかりだ。だいぶ長めのパジャマは着て「これは・・」と呟きながら狭いところで動いている。私の顔をちらりと見て楽しそうに段ボールの中にいる。

先ほどまで泣いていたらしい赤ちゃんは、上の子が箱の中に入っているのを眺めている。上の子の様子を見ているのが面白いのか機嫌はよさそうだ。抱っこしてこちらが笑うとニーっとスマイルを見せてくれる。しかし上の子供は段ボールの中で忙しそうにしている。

奥様が歯ブラシを持ってきた。子供も段ボールから立ち上がった。私に届いたものを見せるといってくれている。段ボールから出ようと、歩き出した。しかし縁があることを忘れて歩いたらしく、そのままヨロけている。

「あぶない!」

絵本「かわいいサルマ」で学ぶ危機対処力

「サールマ、サルマ、かわいいサルマ」

 絵本「かわいいサルマ」を読むと、繰り返し出てくるこのフレーズの部分で、子供も一緒に歌い上げます。耳馴染みがよく、覚えやすいフレーズです。

<アフリカのあかずきんちゃん>というサブタイトルがついているこの絵本、グリム童話と同様の忠告が込められております。あかずきんちゃんは狼の囁きによってよそ道をしてしまい、おばあちゃん共々食べられてしまいます。一方、サルマは、おばあちゃんからの言いつけをやぶり、裏通りで知らない人(犬)とお話ししてしまうことで大変な目にあいます。犬の様子がなかなか嫌な感じに表現されております。困難に対してサルマがおじいちゃんに助けを借りる姿もよいです。赤ずきんちゃんでは、猟師さんがたまたま通らなければ助からないストーリーですが、それよりも本人が考える余地があります。

アフリカの衣装の名前やお面も描かれていて、多文化の要素も子供にとって楽しそうな一冊です。