SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

三歳児、文字への興味と認識率の向上

「と・け・い」、「とけい、って書いてある!」

なんと上の子が文字を読めるようになってきました。ひらがなの認識率が役80%、カタカナが60%、アルファベットが5%、漢字が0%といったところです。私が三歳児のときには鼻水垂らしていただけだと思うので驚きです。興味があると人は学ぶのかと感じます。どうして興味を持ったかは謎ですが、読み聞かせの影響かもしれません。

以前から文字に興味をもっていて、文字のパズルやカルタで遊んでいました。しかしここ最近でぐっと読み上げるスキルが向上しました。きっかけは奥様の実家で熱をだし、一人で本を眺める時間が長かったことです。その時間の間、ひらがなを声を出して読むことを繰り返し行っていたそうです。現在、認識が難しいのは「ら」とか「は」です。

「ゆ・め?・み・る?・お・う・ち」。あなたが読んでいるのは絵本ではなく、デパートでであなたが貰ってきたお人形さんの商品カタログです。それを父親に熱心に読み聞かせるとは、まさか、これは、、そのための、、、

 

ひらがなを識別し始めた頃の記事:

se-papa.hatenadiary.com

赤ちゃん、手をしげしげと眺める

持ちあがってきたこの物体は、横にいる父親のものと同じである。大きさは違うようだ。これはなんであろうか。動くぞ。舐めてみるか。

ということで本日生後3ヶ月を迎えた赤ちゃんが、最近ハンドリガードを始めました。自分の<手>という存在に気がついたようです。持ち上げてみては、しげしげと眺め、口に持っていき、舐めています。

手を持ち上げる、見る、舐める、味わうという所作は、異なる脳が司っている動きです。それを一つ一つ、繰り返しながら試すことは、疲れることではないのかと思います。しかし、お腹が空いた、お尻が気持ち悪い、眠い以外にも、考えているのだなと実感します。おしゃべりも増えてきた気がします。

なによりも、きょとんとした顔で自分の手を見つめまわす姿がなんともかわいい。それはあなたの手なんですよ。

 

参考:

www.babytown.jp

下の子の保育園

「これは届いたんじゃない?」

産休の中の重要な仕事は、生まれたばかりの赤ちゃんの保育園の申請でした。10月末に生まれたあと、保育園は11月前半が締め切りだったのです。

生後5ヶ月ほどで保育園にあずけるということに対する葛藤は夫婦でかなりありました。諸処の理由で共働きで働くことが必要で、そのためには保育園に通う必要もあり、兄弟で園が別れることは送りも迎えも大変になる。それを避けるには入園枠(4人?)も大きい0歳児クラスから保育園に通わせるということが私たちの考えたことです。一歳児の枠は恐らく1人。

保育園の決定は1月25日に順次発送という予定でした。週明けかなと話していた昨日、お散歩から帰ってきたときのポストの中に一通の封筒が入っていました。これは保育園の決定、あるいは不承諾の通知です。

赤ちゃんをベビーカーからおろし、上の子の手を洗いおわると、一足先に駆け足で終えていた奥様が上の子にいいました。「赤ちゃんも4月からチューリップ組よ。」同じ保育園の0歳児クラスです。

そしてすぐに奥様は5月からの復帰に、私は二人を抱えて登園する想像もできな姿に、恐れおののくこととなりました。

家族の8日ぶりの帰還

さて上の子供は父親に駆け寄ってくれるのか。

約1週間、静けさに包まれていた我が家に、にぎわいが戻りました。昨日、妻の実家に帰郷していた奥様と子供たちが帰ってきたのです。途中子供が熱を出したり、奥様も風邪をひいたりとやきもきしましたが、三人が無事に帰ってきてくれてほっとしました。

待っているときは落ち着きません。「用事が立て込んでるだろうから待っててもらっていいよ」とも言われましたが、前の用事が済んだ後、飛んで新幹線の駅まで迎えにいきました。なんとか4分前の到着。ドキドキとした気分です。結婚前の遠距離恋愛時代を思い出します。

上の子はしばらく会わないことがあると、恥ずかしがってか距離を取ります。目もあわせてくれず、なかなか話をしてくれません。さて今回はどうか。そして赤ちゃんは大きくなったか。

到着予定時刻一分経過、まだ三人はきません。横の電光掲示板に遅延の文字を探します。後に到着する新幹線には雪で20分遅れの表示が出ています。しかし乗っている新幹線の表示は消えている。しかしまだこない。掲示板に出てくるのではないかと、表示を探す。

改札に目を戻すと、目の前に三人と送ってくれた義母が来ていました。上の子ははにかみ、母親の後ろに隠れるかと思いきや、駆け寄ってくれました。いや私が寄ったのか、気付いた時には抱き上げていました。しかしそれから30分、抱っこしたままでしたが、目を合わせることも話をすることもなく、ただ抱っこしたままでした。

絵本「とうさん まいご」で迷子の父親を捜す

図書館の多言語読み聞かせのイベントで絵本「とうさん まいご」を紹介いただきました。図書館では英語の本だけ留学生の方に読んでいただきました。子供は、気に入ったのか日本語版の方を借りてきました。

はぐれたお父さんを少年が探すのですが、お父さんの帽子など身に着けているものを見つけた!と近ずくと似ている違う人、ものだったことが仕掛けによりわかります。少年は諦めずに探し続けます。ページをめくりながら子供も「違う違う」と言って楽しんでおりました。

五味太郎さんの本は調べてみると英語版が多く、言語違いで読んでも面白いなと感じます。親が英語で読むのはハードルがありますが。

成年後見人制度とその前に準備すること

今日は親の介護の話、それも成年後見人の話を書き残します。

2週前に地域の相談員の方と親の話をしておりました。そのなかで新聞でもよく目にする成年後見人という制度がどのようなものなのか教えてもらいました。結論としては、母がまだ元気で判断力がある現段階において申請は不要、準備できることはあるということです。

成年後見人制度

親が病気になったり、認知症が進み判断ができない段階になったとき、治療や入院、介護に使うための資産が動かせないという状態は困ります。基本的に本人ではないと、しかも判断力がないと、銀行からお金もおろせません。そういう状態に陥ったときにこの大変役に立つのが成年後見人制度です。なぜなら、任命された成年後見人が銀行から預金を引きおろしたり、資産を売買したりと、必要な資金を動かせるようになるからです。資産とは、銀行の預金、証券、不動産などです。

まだまだ判断力がある、銀行にもいけるという段階では制度の使いにくさが目立ちます。法定後見人では、候補として母にとっての私などの親族も申請できますが、裁判所から任命されるのは知らない弁護士や司法書士といった専門職の方々であることが主流です。そして毎月2-3万といった報酬が発生し、申請してから解除することが困難です。家族が必ず後見人になれる任意後見人という制度もあります。このときも専門職の監督人が必要で、毎月の報酬が発生します。

我が家ではどうするか

何かあった時に、銀行からお金がおろせない状態になるのは困ります。そこで銀行の代理人カードを作ることを話し合いました。このカードを作ると、代理人がお金をおろせるようになります。兄弟で、一方がカードを作り、もう一方が収支を管理するとしました。こうすると今後も緊張感を持てるということと、何かにつけて話し合うきっかけができるかという思いです。

そして分散している銀行の口座は統合することにしました。複数の銀行の管理は面倒だし、代理人カードがない銀行もあります。そして将来の処理も煩雑になるからです。父の時には既に存在しない銀行の通帳があり、いまはどこに統合されたのかを調べるところから始まりました。結果残高も数百円と、疲労のみが残った記憶です。

大事だと感じたこと

ある意味当たり前かもしれませんが、家族のコミュニケーションがまずベースです。そして、そこから、どのような資産があって、どういうリスクに備えたいか、家族で話し合い、準備するということが大事になります。銀行では口座をまとめて代理カードを作る、不動産なら名義変更、証券は売却などが手としてあるようです。

なかなか進めにくいことですが、できるうちに準備するが、無駄もなく柔軟に動けるということのようです。牛歩のように進めている「親のコト」ですが、今後も周囲の助けを借りて、歩んでいきたいところです。

遠方で熱を出す子供に何もできない父親

妻子は、只今奥様の実家におります。そんななか上の子が熱を出したとの連絡がありました。遠方の父親は心配をするだけです。何もできません。

私も小学生のころ母親の実家で熱を出したことがあります。そのときは入院をし、私の父は弟と共に飛行機で先に家に戻りました。父には仕事があり、弟も学校があったためです。その時に書いてくれた手紙が残っております。父親からの手紙は後にも先にも記憶がありません。遠方で状況も見えない子供の心配をするのは、如何ともしがたいものだなと思いました。

さてインフルエンザが猛威を振るう昨今ですので、上の子には母親がつき、感染しないように下の子は祖父母がみてくれたとのことです。インフルエンザは陰性で、一晩寝たら元気になり、むしろ母親を独占して上機嫌だったとのことです。帰ってきてからどういうことになるのか、遠方の父親は想像するしかできません。