子供のころ、年末にむけて佳境に入る大掃除、家に飾られる正月飾り、大みそかの正月料理に正月を感じたものです。さて自分の子供にも同じように、と思う間もなく仕事も忙しくなり、気が付けば28日でした。
大晦日までにしたことの三本柱は
- 子供と家のいつもより気合の入った片付け
- 焦りと共に仕上げた年賀状
- 煮豆とお煮しめの料理
大掃除は子供は手伝いつつ雑巾もってぶらぶらし、年賀状を書いているときには横で完成品のシャッフルをしていました。煮豆では乾いた豆を触ってみたり、煮た豆の味見をしておりました。お煮しめは、京人参とレンコンを少し切ってもらいました。京人参と普通の人参の色を見比べておりました。
私がお煮しめと煮豆を作るのは初めてでしたが、母親に作り方を確認し、作っておりました。ただそれは、出汁をしっかり、あとは薄口醤油、みりん、少し甘みが口に残るように砂糖で味をととのえるとのこと。ととのえる味は記憶が頼りです。
正月料理は母がこれまで作っておりました。今年、私が作りながらその暗黙知のつながりに背筋が伸びます。フィードバックも受けつつ、段取りもあがり作れるものも増えてくるはずです。奥様も手が空くと、味があわさり、新しい家の料理になっていくのかもしれません。父親だけが作るものと思われると世の中からずれそうなところも心配はあります。
さてあとは年が明けるのを待つのみ。子供はばたばた過行く正月に何を感じるのか。それが分かるのはすぐではないことは確かです。
それでは皆様、よい新年をお迎えください。