SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

小さい子供との生活で見つめ直した3つのこと

今のお父さんはなんでもやるのね

一カ月検診の帰りに父親一人で赤ちゃんを抱えて帰宅しているとそのように話しかけられました。まだまだ父親だけで産後一カ月の赤ちゃんを電車につれる姿は珍しいのでしょう。すれ違う人々に「あれ?」という目で見られる頻度も多いように感じました。

三歳児と二人の場合はそれほどの珍しい目で見られることは少ないように感じます。産前産後、週末は基本二人でおでかけです。珍しくはないと思うものの、動物園や保育園のイベントで父親のみというケースは当たり前ですが少ないです。

そんな二人の子供と長く一緒にいて見つめなおしたことが大きく3つありましたので書き残します。

  • こどもとのコミュニケーション
  • 小さな成長の実感
  • こどもにとっての父親

こどもとのコミュニケーション

子供のコミュニケーションのとりかたは変わります。産後すぐの赤ちゃんの場合は言葉ではなく泣くこと。三歳児はまだ表現できない言葉もありますし、使う言葉も変わります。いずれにせよ一緒にいる時間が長ければ大体何が言いたいのか推測できます。舌足らずでも、コンテキスト(背景)がわかることもあり、言っていることが分かるようになります。そのためコミュニケーションにおいても今言っていることに対して、背景も考慮して、何を言いたいのか聴くことになります。

小さな成長の発見

子供は日々何かにチャレンジしています。新しい感情が芽生えて出来なくなることもあります。例えば赤ちゃんであれば新しい声を発するようになったりしますし、三歳児であれば公園の遊具で登れなかったところに上れたり、怖いと思うようになって登れなかったりします。その状況でもできるように挑戦します。そういう一つ一つの行動を発見してあげることができます。

こどもにとっての父親

仕事では自分がいなくても物事が運びます。自分がいなくてはと思っていても、その人がいなくても動くようにしなければ継続的に企業は活動できません。大きな会社になればなるほど。でも子供にとって父親は唯一の存在です。特に母親がいないとき、自分を守ってくれる存在がいなくてはどちらの子も泣きます。小さな子供と二人でいるとそれを実感できます。

この3つの再発見は改めて働き方を考えさせられることになりそうです。大人も実は変わっていないのかもしれませんし、付き合い方の基本なのかもしれません。「うちのお父さんはできなかったわ。でもいいことよ。」冒頭の声をかけてくださった奥さまからのお言葉です。こういうことも子供が小さいうちだけかもしれません。