SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

幼子二人と上海に ~円滑な旅とするための対策~

幼子二人を連れての旅行となると幾多のハードルがあります。例えば、子供を抱えての重い荷物、はしゃぎだす子供、突然の「洩れちゃう」宣言、など。個人としてとれる対策も打ちました。ただ最終的には、上海の人々の優しさで想定外の手厚いサポートをいただき乗り越えることになりましたが、ここでは実施した対策について書き残しておきます。

対策1:バギーを持参

上の子は用心深い性質があるのか、いつもと異なる中国語が飛び交う環境なのか、空気なのか、親が緊張しているからか、守りの姿勢になりました。ホテル以外では抱っこかバギー。抱っこは重いので親の腰に来ます。本来は下の子に持っていったバギーがあって助かりました。バギーからは中々降りず、ホテルに入ると守りがとれるのかバギーから降りて走り出していました。もちろん下の子は、歩けないので常に抱っこです。

対策2:駅のチェック

上海は地下鉄が非常に発達していました。ただ地下ですから、階段を降りなければなりません。上りのエスカレーターがあっても下りが無かったりします。

そんな駅に降り立った時はエレベーターと間口の広い改札を探します。エスカレーターでの上り下りは危険ですし、階段は無理、しかし子供はバギーから降りないと駄々をこねたりします。そしてバギーを押して通常の改札を出入りするのは至難の業です。

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左端がバギーも通れる改札

エレベーター「无障碍电梯」が上海の地下鉄の駅には必ずありました。ただし数は少なく、広いホームの端だったり、複数あったりする出口の一か所のみだったりします。また改札も間口の広い改札か、係員に外に出してもらいます。これも数が少ないので広い駅ではうろうろすることになります。

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ホームに対して1つはあるエレベーター

対策3:事前のトイレ

子供はなかなかトイレにいきません。楽しいことがあるとなおさらです。今回、ハローキティ上海タイムズというところに行ったときに、楽しすぎてトイレに行かずに漏らしてしまいました。事前の声掛け、ホテルでのトイレはもちろん、綺麗なデパート、郊外の新しい駅のトイレでは、とりあえず座って、あわよくば済ませてもらうことを狙いたいところです。

www.shanghainavi.com赤ちゃんの方のオムツ替えの方も至難の業です。朱家角という郊外の新駅、南京東路の子供用品店の赤ちゃんフロア以外でオムツ替えシートを見ませんでした。便座を倒して対応することになります。駅のトイレでうんちをおもらししての総着替えだったときは、鼻を閉じつつ、泣きそうになりながら動きまくる子供のオムツを交換しました。立つことができる月齢だったのがありがたかったです。

対策4:代替移動手段の確保

子供のトイレや食事、親がのんびりさんだったりすると想定していたスケジュールはどんどんずれていきます。そのため時間を短縮する代替移動手段は確保したいところです。その一つが浦東空港から出ているリニアモーターカー(磁浮示范运营线)です。時速300kmで走るので超時短です。揺れもなく快適そのもの。往路も復路もお世話になりました。

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リニアモーターカー

時短だけでなくタクシーを捕まえて帰ろうと思っていた時に、捕まらないという事象も多発しまいした。こんな時には地下鉄のお世話になります。結局、2回タクシーのお世話になりたい場面がありましたが、流しのタクシーは全くつかまりませんでした。というより、スルーされました。アプリで捕まえることが主流になっているからか、子供が二人いたからかは分かりません。

対策5:公共交通カードの利用

地下鉄、バス、リニアモーターカーなどで共通の公共交通カード(上海公共交通卡)が使えます。地下鉄が発展しているので、毎度小銭を出して、といったことは幼子抱えていると大変です。まず財布を出すと、抱っこしている赤ちゃんから手が伸びてきます。ボタンも押されます。ということで公共交通カードにチャージをして、毎回のわずらわしさは回避しました。

そのほかに準備したもの

上記以外で日本から持っていた子供のための準備をリストしておきます。

(四歳児、赤ちゃん共通)

  • 風邪薬、お腹の薬
  • 洗濯石鹸(おもらし時に有効、試供品を持っていった)
  • 帽子
  • 着替え、余分に

(赤ちゃん)

  • 粉ミルク
  • 液体ミルク
  • 離乳食
  • お茶(麦茶を持っていった)
  • おしりふき
  • おむつ
  • オムツ替えシート代わりの古新聞
  • 哺乳瓶複数

(四歳児)

  • 子供用のお箸とスプーン
  • メモ帳とペン(父親のものだったがぐずった時にお絵かきに使えた)
  • 水着セット(ホテルのプール用、帽子が必要だったが見逃してくれた)

あと持っていきはしませんでしたが、子供の室内スリッパやサンダルを持参した方がよかったと思います。ホテルには子供用のスリッパは無いためです。サンダルであればおもらしした後の靴の代替としても使えます。

と色々対策をとりましたが最終的には現地の人々にフォローいただきました。どこに行っても小さき子には優しく、そして癒されるようです。