SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

もし図書館にライオンがいたら、絵本「としょかんライオン」

「これ よんでからー」

今朝保育園に行こうとする時間がないときの、上の子からののんびりとした発言です。ペラペラとページをめくっていたのは「としょかんライオン」。図書館にライオンが出入りする話です。

静かにしなければいけない、走ってはいけない、飲み物は、、と子供にとって守らなければいけない規則の多い図書館です。そんな図書館にライオンがやってくるという本です。

ライオンは図書館の雰囲気や読み聞かせが気に入り、図書館のお仕事も手伝うようになります。もふもふで優しい顔のライオンの背中に乗って本をとったり、よりかかったりしながら本を読めるなんて、子供にとっては夢のよう。そんなライオンが規則を破らなければならない時がきます。その展開に、涙腺貧弱系男子の私は、涙を我慢するために音読が不安定になります。

私も図書館の空気は大好きです。本に囲まれた空間というのは素敵なものです。大学生時代はよく図書館に集い、新しい本を横に積み、そしてタオルを広げて寝ていたものです。長らく大学の図書館にはお世話になりました。いまは近所の図書館の一角で、次々に渡される紙芝居を長らく読みあげています。子供もなかなか図書館から離れてくれないです。

ないしょのおともだち

「マリーは わざと スプーンをおとし、ネズミにてをふりました・・」

朝、惰眠を貪っていると上の子の本を読み上げる声が耳に流れてきました。読んでいるのは「ないしょのおともだち」。マリーとネズミが家族に内緒でおともだちになるお話です。それぞれ成長して家を出るのですが、その先にも偶然にも秘密は続きます。二人の視点で交互に語られるので、相手を思いやる気持ちが育まれそうです。何はともあれ、この本を読むかわいらしい声を聴きながら、「起きれない・・」と寝たままの両親でした。

さて絵本に登場してくる動物として、ネズミの採用率は非常に高いものがあります。14匹のネズミ兄弟のシリーズやねずみくんのチョッキのシリーズなどなど、子供も大好きです。ターシャ・テューダーの「もうすぐゆきのクリスマス」も陰の主役はねずみです。トーベン・クールマンの絵本のリアルなネズミの群れは、ちょっと迫力があります。しかし侮られがちなネズミの不屈な、そして科学者としての姿勢には憧れます。本にゴリラがメインに配置されるアンソニーブラウンなどは少数派です。ネズミにヒィッとなるのは大人だからなのでしょうか。

「パパっ、おなかすいた!のどがかわいた!ぎゅうにゅうっ!」「あーーー!」。今日も子供達は元気です。こうして日曜日が始まりました。

10ヶ月の赤ちゃん、二本足で立つ

よく動く10ヶ月の赤ちゃんは、椅子や壁や親の足にしがみついて、つかまり立ちをしています。いまも私のパソコンを味わおうと、もぞもぞ動いております。そんな赤ちゃんが先ほど、お相撲さんがシコを踏む体勢で10秒ほど立って静止しておりました。月面に一歩を踏み入れたルイ・アームストロング船長の「偉大なる一歩」の言葉が頭をよぎります。ただ歩行したわけではありません。

しかしパソコンめがけてやってくるので、ブログも書けません。従兄弟から引き継いだディズニーのおもちゃで音楽をながしてみると、調子よく揺れ始めました。こんなやつです。ラッパとか付属品はもうありません。

さて話を戻して、なぜ立ったかというと、味わいが気になる「何か」があった模様です。この頃は、なんでも口に入れて味わうので、危ないったらありゃしません。食いしん坊だからかと思ったのですが、保育園の写真を見るとお友達みんなおもちゃをお口に入れています。ボールプールに入れてもらったお友達が、みなで同じ方角を見ながらボールを味わっているのですからお年頃なのです。さて音楽が終わって、再度パソコンを狙っていたかと思ったら、片手に上の子のおもちゃの包丁を持ち、プラスティックのレモンを口に入れています。

小さいものを飲み込まないように家の中を綺麗にしなければなりません。でも綺麗にしたと思っても刹那で同じ状態になります。よしブログ書き終わると思って横を見ると、おもちゃのイチゴと卵を持ちながら、にこやかに立っています。あ、崩れた。

コーンごはん

「おかわりしたつなるほどおいしいー」

子供がこう叫ぶほど好きなのがコーンごはんです。甘いコーンが入手できましたので昨晩も作ってあげました。

  1. まずトウモロコシを剥き、コーンを削ります。
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  2. 研いだごはんに昆布と1のコーンと芯を入れます。芯を入れることにより、甘み、風味が移ります。
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  3. 9ヶ月の下の子用の離乳食のコーンおかゆも入れてあげます。

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  4. 炊きます。炊き方は通常通りです。
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さて昨日は夕方に遅い昼寝をしてしまい、夕食に起こすと不機嫌そのものの上の子。ふてくされて「コーンごはんしか食べない」とそれでも言っていました。そして食べている間に、手羽元を漬けてグリルでやいてあげたおかずもおいしい、ごはんも美味しいと、だんだん元気になり、おかわりにおかわりを繰り返し、5杯食べてくれました。

おやつ欲をそそる絵本、「ワニくんのアップルパイ」と「今日のおやつはなんだろな?」

食べたくなったおやつは作ってでも食べたい。食べられなかったら夢にまで見る。でも翌日は違うものが食べたくなるかもしれない。そんなおやつに対して食欲旺盛なワニくんが主人公の本「ワニくんのアップルパイ」です。

アップルパイを食べたくなったワニくんはお店に行きますが売り切れています。このときの「う、うりきれ〜」の悲鳴を子供は大好きで、読み上げる父親の声に重ねて読み上げます。そして大きなアップルパイが夢に出る場面、次の日にシュークリームを諦められない素直なワニくんの「だめみたい」の声も好きなようです。

そんな我が子も、大のおやつ好き。ワニくんの次に絵本「きょうのおやつはなんだろな?」を読みながら、「ドーナツ食べたい」、「クッキーまたつつって」、「ぜんざいまたつつって」とお願いを連発しておりました。ワニくんと異なるのは、一つのおやつに固執していないところ。全部食べたいようです。

4歳児、初めてのディズニーランド

子供達が初めてのディズニーリゾートに行ってきました。奥様、義理の両親、姉と従兄弟たちに連れられて。4歳児は「あと何回寝れば」とか「あと何日保育園頑張れば」とこのイベントを指折り楽しみにしておりました。ちなみに私は丁度重なった学生時代の研究室の合宿で行けませんでした。

帰ってきた上の子は、買ってもらったシンデレラの人形とトイストーリーのコップを大事に抱えて、「白雪姫いた」「ミッキーいた」「ミニーの家に行った」「くらげに乗った」「パレード見た」と報告が止まりません。

まだ4歳児ですので乗れるものは少なかったようです。しかも暗いところが怖く、動く人形も怖く、花火の音も怖いので、遊べるアトラクションは非常に限定的でした。楽しめるはずのミニーちゃんやグーフィーの家でも「(勝手に入ったから)帰ってきたら怒られる」と心配してすぐに出てしまったり、楽しめていたプーさんのハニーハントではラストシーンで何かが怖かったのか「帰る!」と叫んだりだったそうです。また頭に装着する耳を買ってもらったのですが、園で飛ばされるのが怖くて、一瞬しか被らずに大事にしまっておりました。

それでも何回もイッツ・ア・スモールワールドに乗ったり、エレクトリカルパレードで感動するなど、遊べるところで目一杯遊び、寝る前にも、「ステッチが踊ってた」と報告しながら眠りについていました。楽しすぎる夢の様な体験を終えて、通常運転の本日は、保育園に行きたくないと泣きじゃくっていました。

私も同じ年頃に従姉妹と叔父叔母に初めて連れて行ってもいました。同じようにイッツ・ア・スモールワールドに乗った記憶が鮮明にあります。その後に父母弟とも行き、最初のスペースワールドで父がグロッキーになっていた様子も、スプラッシュマウンテンで滝を落ちるときの写真も脳裏に焼き付いています。母ともなぜかシーのプレオープンに行き、喜んでくれました。

今度は私も子供達と。ただ長い待ち時間は悩ましいのが正直なところです。今回連れて行ってくれた両親と姉には感謝です。

火事の怖さとポジティブな力強さ、「かあさんのいす」

いままで読んできた子どもの本に消防自動車や救助する姿が映える本はありました。しかし、火事の様子とそこから立ち上がる家族、という本は、絵本「かあさんの いす」が初めてでした。

主人公の少女のローザはお母さんとおばあちゃんと三人暮らしのようです。ローザとお母さんが出かけている時に火事が起きて、家財は全焼。母のウェイトレスの収入で生計をたてています。ローザーは、疲れたお母さんがゆっくり座れて、おばあちゃんがジャガイモをゆったり剥くための椅子を買おうと日々の小銭やお手伝いした時のお小遣いを、大きなビンにためます。

我が子は家事の後の真っ黒になった家をしげしげと、そして近所の人たちが支えてくれる様子をじっくり見ていました。最後にローザと一緒に、ローザが探している椅子を見つけて喜んでいました。火事が何か、人生の危機にどう克服するか、少しでも感じられれば嬉しいです。