「パパぁ、見て!スリッパ!!」
次女四歳がスリッパを履いています。家では子供たちはスリッパを常用しておらず、出来合いのスリッパではありません。
「もうおうちに紙皿なくなっちゃったー」
なくなっちゃったのではないのでしょう。日本語が違います。「使い切ってしまった」が正しいはずです。単価の高い紙であることは、いつか父親が伝えたはずです。しかしハサミを器用に使いこなす次女。紙皿でスリッパを作ったらしいです。
「こっちはねー、お寿司」
こちらは紙皿が紙皿としての機能を発揮しています。上に載っているのは寿司ネタ風に切り込まれた折り紙と短く切られたプラステックのストロー。
「いくらだよ」
いくらだそうです。しかし昨日掃除したはずなのに切り刻まれた紙やらなんやらで大変な状態に床がしあがっている。しかし創意工夫を発揮して、よくもまぁこんなに作ったものだ。
「おいしそうだねー」
甘い声で返してしまった。しかし、このスリッパ、よくできているじゃなぁ(親ばか)。