SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

ワンオペにより培われるもの

昨日も奥様の休日出勤によりワンオペ育児デイとなりました。我が家は強制的にワンオペが定期的に、頻度よく訪れます。そして今年は在宅勤務の私、常に家にいる人です。その結果、「えぇー、またパパー」と奥様の方がレアな人になってしまいました。

ワンオペ育児を振り返るきっかけは、我が弟との会話から。まだ弟は、8ヶ月になる彼のベビちゃんと「まだ二人でがっつり時間を過ごしてないなぁ」とのことで、いや我が弟よ、やってみなはれ、と兄は思ったわけです。いや、ただ、同じ会話のネタが欲しい余計な兄です。

何が培われるって、それはもう悟りです。ワンオペ、これは、やってみたことないですが、仏僧の苦行に相当します。ワンオペ初期は感情が出ますし、達観なんて程遠い。初めのころは、「ママがいい」「ママが良かったのに」と泣くという攻撃に、もうそれはイラっとします。「わかっているかね、君たち。父君が時間を割いているんだぞ、喜べ」と思うわけです。しかし、まぁ、今となっては、上の子の「いつもパパじゃん」や下の子の「ママ、いない」にも笑顔で違う会話を繰り広げられます。そこに我欲は皆無です。そしてママの帰ってくるだろう時間を逆算し、お出かけ、昼ごはん、お昼寝、おやつ、絵本、塗り絵、折り紙を繰り広げます。そうして子供を見る眼差しは、おじいちゃんが如く愛の眼差し。でも子供には「パパこわい」と言われます。

この悟りがメインの効果とすると、副次的な効果は、奥様との会話、子供たちとの会話と触れ合い、ワーカホリック体質でも休日に仕事を忘れられる、翌日の筋肉痛、将来的な子供たちとの会話が怖くない、でしょうか。成功のコツは、一回や二回、嫌がられたり失敗しても続けること。これが第二の悟りとすると、最後が無理をしないになるかと。仕事も何も同じだなと思います。いざとなればワンオペですが、二人で見れるに越したことはない、苦しいときには外にサポートを求めることも必要。これが第三の悟りです。

子育てはつづく、先があるかもしれないけど。ありがとう、我が両親。