SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

外出自粛と絵本

Covid19でわさわさしている日々、書き残しておきたいことは多いけれども、仕事と家事でバタバタしていて残せておりません。そんななか、借りていた図書館の本が返却期限に達してきました。期限があると筆が進むのは世の常。

さて外出が自粛されるなか、図書館も通常の営業はしておりません。予約した図書を貸し出してくれる、返却の受付をしてくれています。ただ小さい子供に向けては司書さんがオススメの本をセレクションしてくれます。自分が選ばないので、いつも読まない本も勧めてくれて、それが結構面白い出会いがあります。公共の施設は大方臨時休業中ですから、ありがたい話です。

司書さんに選んでもらった一つが「ひともじえほん」。NHKのコント番組のサラリーマンNEOで、サラリーマン体操をしていた人々が体を張った一文字を見せてくれます。子供達も興味深げに読んでいたかと思うと、「く、く、くのく!」と人文字を始めます。覚えたひらがなと人文字を比べて、これは分かる、分からないと楽しんでいます。下の子は「く!」と叫ぶだけです。

普段見ている椅子や包丁の中ってどうなっているんだろう。手近なものをX線で撮影して絵本にまとめているのが「中をそうぞうしてみよ」です。椅子を作ったことがあったので、これは知っていると言いながら、中がどうなっているかということを想像しています。想像する、考える力が鍛えられそうです。

 文字が読めるようになった4歳児は、絵本から本らしい本をよむようになってきました。最初は保育園の演技で年長さんが演じた「エルマーのぼうけん」でした。司書さんのオススメで借りてきたのは、絵本で馴染みの林明子さんの「はじめてのキャンプ」、そして「番ねずみのヤカちゃん」、「わにのはいた」でした。それぞれ親が読んだり自分がめくったりと読んでおりました。はじめてのキャンプでは、大きいお兄さん、お姉さんとキャンプにいく気分を味わい、ヤカちゃんとは家の中のねずみの気分を味わい、わにとは歯医者さんを克服する気分を味わっていました。

 自分で借りてきたのは「ねこのさら」。じゅげむを読んで楽しかったので選んできた一冊です。落語を読むってぇと父親の音読に気合が入るってーから敵わない、なんて思いながら、自分の父親も通勤で落語を聴いてたな、そんな歳になってきたかなと思う日々です。

以前冊数の関係で借りれずに、ずっと借りたいと行っていたのが「このへやあけて」という本。めくるごとに違う人形たちが、異なるやりとりを繰り広げます。人形遊びをしている気分になるようです。1歳児も大声をあげて羊の人形をにゃんにゃんと指をさし、楽しんでいます。

外出自粛の中で本というのは世界が広がるいいものです。大人の本はKindleで買えますから、すぐに読めます。目に見えないデータのみの積読が溜まっております。とはいえ少しは体操なりして、免疫力を高めていかなければならないもの、子供も靴を履いて外に出たがっております。