「おばーちゃーん、読んで読んで!」
一時期上の子は私の母、通称おばあちゃんと距離があったように思います。休日に手伝いに来てもらおうとすると、「いやー、こないでー」と言ったりしていました。いまは「まだ来ないの?」と待っています。
おばあちゃんが来てくれると、どちらかが構ってくれるからかもしれません。そしておばあちゃんが何回も同じことを言ったとしても、その理由はわかってきたようです。きっかけは絵本の「とんでいった ふうせんは」でした。
この絵本の中で主人公の少年は、大事な風船(思い出) を飛ばしてしまうおじいちゃんに声を強めます。そのシーンに私は子供に「お父さんも語気を強めてしまうことがあるけれども、風船を飛ばしたくないから。でも本当はそれでもいいんだけどね」と伝えています。
本当に理解しているかは分かりませんが、そういうものだと子供に伝えられていることで一つ私も穏やかになれます。