SE父さんの事件簿

1歳児と4歳児を育てるシステムエンジニアのお父さん

人と海とクジラ、クジラがでてくる絵本「あのひのクジラ」「クジラにあいたいときは」

人は海を見ると何かを思って対話したくなるようです。波を見ていたり、跳ねる魚を眺めたり、沈む夕日を待っていたり。父の本棚にあって試験前に度々読んだヘミングウェイ老人と海」も壮絶な海との対話だった記憶があります。

ということを思っていたのは、最近読み聞かせしたクジラの本が行間を読ませる本だったからです。クジラだとか海だとかには、そういう対話をさせたがる何かがあるのかな、と思いながら読んでおりました。

その一冊が、絵本「あのひのクジラ」です。お父さんと猫と暮らしている主人公のノイは、漁にお父さんが出てしまうと寂しいと感じています。そんなある日、並みに打ち上げた小さいクジラを見つけて、家に連れて帰ります。そして、お父さんに見つからないようにしていたのですが、すぐに見つかってしまいます。ノイの寂しさに気づいたお父さんは、一緒に嵐の中、クジラを沖に連れて行きながらも、怒ることはしません。言葉は多く書かれていませんが、愛情を感じる一冊です。子供も気に入っていて、「あのひのパン」とか言葉を応用しています。親の感傷とは別の方向です。

またもう一冊が「クジラにあいたいときは」です。クジラに会うためにはどうすれば良いのか、その心得を語りかけてくれる内容です。クジラは「会いたい何か」に当てはめられ、何かがあったときに、頭の中で物語が変換されそうです。子供の方は、最後に出てくるシロナガスクジラが、それまでの可愛らしいクジラの絵と異なるので、「この大きい魚はなんですか」と認識してくれません。クジラと伝えると不満そのものです。

さてそんな我が子は海を見ると怖がります。どうやらた人々が眺める波という存在が怖いらしいのです。