SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

子供と音楽に出会う父親の楽しみ

結婚するまで日々FMラジオを聴き、毎週東京のTop100をチェック楽していた私ですが、現在は子供が歌う歌に季節を感じるのみです。いわゆる"最近のヘビーローテーション"は童謡「たき火」でした。赤ちゃん向けには「ぞうきんの歌」です。ヘビーローテーションではありませんが「ふるさと」を久しぶりに歌ってあげた時には、最後の「こころざしをはたして~」に自分がウルっときて、声にビブラートがかかりました。こうして今流行りの音楽と離れていくのでしょう。

子供が出会って覚える歌は童謡以外にもあります。3歳になりたてのときには、NHKの番組<鶴瓶の家族に乾杯>のテーマソングの「birthday」を歌っておりました。電車の中で「しーあわせをあーりがーとー、ぬくもりとどきましたー、なによりあなたが元気でよかったー」と3歳児が歌い始めた時には、周囲の方々にどのように思われたのか気になり、思わず見回してしまいました。

また保育園の上級生がよく歌うのか、AKBの「365日の紙飛行機」も昨年後半に流行りました。「人生はー紙飛行機ー、願い乗せてー飛んでいくよー、風の中をちからの限りーただすーむだけー」と歌っておりました。長い歌ですが、時をかけてサビ以外にも長く歌えるようになってきていました。「距離を競うよりどう飛んだか、どこを飛んだかが一番大切」とか歌っています。「birtyday」もそうでしたが、3歳児の歌唱を聞いていると、言葉足らずな歌い方ではありますが、人生を諭されているような妙な気分になります。

このような子供との音楽との出会いは、絵本との出会いと同じ感覚があります。これまでの私の人生で、また新しい形の出会い方です。決して一昔前に追い求めていた格好いい"最新の音楽シーン"ではありません。そういうのも好きですが、今の子供の出会った音楽を楽しむのもよいものです。

さて今日は子供がいないので久しぶりに自分の興味で音楽を聴いてみようと思います。まずは昨年末の紅白で初めて聴いて不覚にも泣いてしまった米津玄師さんのLemonを。