SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

絵本

子供の安心

抱っこをせがむことが多くなってきた下の子は、なぜか玄関が好き。上の子は、ここ最近よく泣きますし、指を口にくわえる仕草をします。腰の悪く抱っこしてくれない父親が、さらに正月明けの忙しさで帰りが遅かったことが多分に影響しています。そんな折に読…

オオカミとキツネはお友達

「ねぇ、ぱぱぁ、オオカミとキツネはお友達なんだよ。」「なんで」「耳があるでしょ(頭に手をおきながら)」 今朝、寝室からリビングにいる私のもとに、閃いた事実に目を丸くした長女がやってきて言いました。そして、父親に伝えおわると、すぐに寝室に戻っ…

父親の革靴磨きと絵本「ゴリラのくつや」

私の父は週末に革靴を磨いていました。「よ〜し」といいながらブラシとクリームとをおもむろに取り出し、靴をシャッシャッと磨き上げていました。そんな様子を横目に見ながら、遊んでいたり、大きくなると自分の靴を磨いてみたりしていました。 そのような思…

おなかに力が入る絵本「かぶきやパン」

「いよっ、いきだねぇぇぇぇ」 久々に子供の眠気を吹き飛ばす絵本がやってまいりました。絵本「かぶきやパン」です。歌舞伎役者に扮したパンたちが、開店前のパン屋で繰り広げる一世一代の大舞台。腹の底から歌舞伎役者風に読み上げる必要がありますから、私…

4歳児、まだ見ぬ生き物への興味(絵本「いそあそびしようよ!」)

最近、上の子が「読んで!」とよく持ってくる本に「いそあそびしようよ!」という絵本があります。実際に磯に行ったことはなく、砂浜しか見たことはありません。海の生き物とのふれあいは水族館ぐらいです。そして今は冬、クリスマス前です。 この本の中では…

4歳児、いちばんであること

「きょう おひるごはん いちばんだった!」 何やらお友達と一番を競っているのでしょうか。上の子は一番であることを気にします。お風呂からあがり、着替える早さが父親に負けると泣きます。本人がそれまでぶらぶらしたり、遊んでたりしていたとしてもです。…

4歳、アップルパイを作る

親「アップルパイ、つくる?」子「つくる!」 会社で小ぶりのリンゴを10個いただきました。中には葉っぱもついているものもあり、子供も驚きの目で見ておりました。さて子供がよく食べる今の時期のフルーツは柿。リンゴはそんなに多く食べません。そこで、冷…

めーが出て、膨らんで、花が咲いて、枯れちゃって

「めーが出て、膨らんで、花が咲いて、枯れちゃって・・」 というのはわらべ歌の「お寺の和尚さん」です。いろいろバージョンがあるようですが、我が子が歌うのは、和尚さんが忍法つかって東京タワーにぶつかります。最初に子供が歌う、枯れちゃったから和尚…

ツリーハウス、それはこどものゆめ

「これ、ほしい!」 絵本「ツリーハウスがほしいなら」を読んでいて子供が連呼していました。秘密の子供だけの基地、そしてツリーハウスなんてワクワクしないわけがないなと読みながら楽しんでおりました。 小さい頃には私も弟と従弟と野原を駆け巡り、登り…

裏道の新しい刺激とワクワク、絵本「ピーターのめがね」

やんちゃなお兄さんたちが出てくる少し昔のニューヨークが舞台、と言われると子供向けの本の気がしません。そんな絵本が「ピーターのめがね」です。このピーターが主人公のシリーズは幾つか読んできて、子供も好きなシリーズです。しかし今回ばかりは、なに…

人と海とクジラ、クジラがでてくる絵本「あのひのクジラ」「クジラにあいたいときは」

人は海を見ると何かを思って対話したくなるようです。波を見ていたり、跳ねる魚を眺めたり、沈む夕日を待っていたり。父の本棚にあって試験前に度々読んだヘミングウェイ「老人と海」も壮絶な海との対話だった記憶があります。 ということを思っていたのは、…

仁王立ちの11ヶ月の赤ちゃんと絵本「だいぶつさまの うんどうかい」

一昨日のことですが、月齢11ヶ月を迎えた下の子がベッドの上で何にも頼らずに仁王立ちをしておりました。立つときは私のお腹を助けにし、立っているその時は「見て見て〜」という目で、にま〜っと笑っておりました。高速ハイハイもできるようになり、動く私…

上の子が共感してやまない「いもうとガイドブック」

「ごはんたべない。もういっかい!」 今朝、まったくもって起きない我が子に絵本「いもうとガイドブック」を初めて読んであげました。本の興味にむくりと体を起こした4歳の我が子は、本に釘付け。「これうちとおんなじー」、「食パンじゃないー、おもちみた…

もし図書館にライオンがいたら、絵本「としょかんライオン」

「これ よんでからー」 今朝保育園に行こうとする時間がないときの、上の子からののんびりとした発言です。ペラペラとページをめくっていたのは「としょかんライオン」。図書館にライオンが出入りする話です。 静かにしなければいけない、走ってはいけない、…

ないしょのおともだち

「マリーは わざと スプーンをおとし、ネズミにてをふりました・・」 朝、惰眠を貪っていると上の子の本を読み上げる声が耳に流れてきました。読んでいるのは「ないしょのおともだち」。マリーとネズミが家族に内緒でおともだちになるお話です。それぞれ成長…

おやつ欲をそそる絵本、「ワニくんのアップルパイ」と「今日のおやつはなんだろな?」

食べたくなったおやつは作ってでも食べたい。食べられなかったら夢にまで見る。でも翌日は違うものが食べたくなるかもしれない。そんなおやつに対して食欲旺盛なワニくんが主人公の本「ワニくんのアップルパイ」です。 アップルパイを食べたくなったワニくん…

火事の怖さとポジティブな力強さ、「かあさんのいす」

いままで読んできた子どもの本に消防自動車や救助する姿が映える本はありました。しかし、火事の様子とそこから立ち上がる家族、という本は、絵本「かあさんの いす」が初めてでした。 主人公の少女のローザはお母さんとおばあちゃんと三人暮らしのようです…

影の存在を知る絵本、「スムート かたやぶりな かげの おはなし」

本を読んであげていると、ベッドで横に座っていた子供がふと手を持ち上げて、そこに影がいることを確認していました。そんなかわいらしい行動を生んだのが、絵本「スムート かたやぶりな かげの おはなし」でした。 この絵本で男の子の影のスムートは、男の…

4歳児の誕生日に送る絵本

上の子がめでたく4歳を迎えました。そのプレゼントとして可愛がってくれている奥様の友人から「ノンタン バースデーブック」をいただきました。開くと子供の名前を書いたり、身長体重や手形を押す場所、メッセージを書く場所がありました。自分で書き込み、…

子供と大人にシンプルに平和を教える、谷川俊太郎「へいわとせんそう」

平和は貴重なものだ。戦争はすべきではない。このことは簡単には言い表せるようで、なかなか簡単には伝えられない。 子供と谷川俊太郎さんの「へいわとせんそう」を読んで、そんなことを考えていた。シンプルな言葉と、シンプルな絵、この二つで大人にもグッ…

3歳児の読書の楽しみ、「ともとものえ~んえ~ん」と「「あ・そ・ぼ」やで」

「おっぱいとぅっちゃーく」 上の子の切れのいいセリフにハッと振り返ると「ともともの え~ん え~ん」を赤ちゃんに読み聞かせてくれていました。お腹がすいて泣いている子供たちのもとに哺乳瓶が到着します。めくるめくるページにおっぱいが到着します。。…

怒り懇願する親が見られる絵本「ぜったいあけちゃダメ!!」

絵本を眼の前にして「あけちゃだめ」って言われても! そんな理不尽な本、それが「ぜったいあけちゃダメ!!」です。絵本の中のモンスターは「あけちゃダメ!」、「めくっちゃダメ!」と、読み進める私たちにときには強く、ときにはなだめるように、あの手こ…

絵本「にちよういち」で身につける土佐弁

「ごぞごぞうごきゆう」 絵本「にちよういち」というこの本は土佐弁100%です。友人に土佐弁使いがいた奥様の方が得意とする本ですが、なぜかお鉢が私にまわってきます。そしてこの本が上の子は結構好きです。私は、九州系の言葉であれば両親が実家に電話する…

最近読んだSTEM教育、というよりリケジョな本

最近意図せずに読み聞かせたSTEM(Science Technology Engineering Mathematics)教育な本の二冊です。 絵本「木のすきなケイトさん」はノンフィクションの本。1881年にカリフォルニア大学を科学者として卒業し、サンディエゴに教育者として赴任後、その地に…

なつがきたー

梅雨入りしました。そんななか絵本「夏がきた」を上の子が好んでいます。子供がワクワクする色々なものが発見できる絵と、多くない心地よい言葉のこの絵本を、一生懸命大きな声で読み上げています。「なつがきた」はなぜか”き”にアクセントが入り、最後を「…

子グマのくんちゃんのほのぼのした生活

昨晩、約束した2冊の本を寝る前に読んであげた後、「まだ読みたかった。」のお決まりの駄々っ子。応えて読んだのは「くんちゃんとふゆのパーティー」でした。上の子はこの《くんちゃんシリーズ》が気に入っているようです。 このシリーズで初めて読んだのは…

絵本「ケチャップマン」と「とんでもない」

先々週から私の不在な夜も含めて子供が気に入っていた本が「ケチャップマン」と「とんでもない」でした。両方とも鈴木のりたけさんの作品です。 図書館の読み聞かせで「ケチャップマン」が取り上げられ、そこから読んでいました。ちなみに図書館の読み聞かせ…

幾つになっても広がる選択肢、絵本「それしかないわけないでしょう」

何歳になろうとも次の選択肢は可能性に満ちている。それを狭めているのは私たちの考え方。それをヨシタケ シンスケさんの「それしかないわけないでしょう」が楽しく教えてくれます。 主人公のお兄ちゃんが「世界はどんどん悪い方向になる」に対してショック…

チャレンジを後押するコトバ、絵本「てん」で思い出す

「サインして」 若い頃に現代アートを創作していた父は、ペンや筆、ナイフから子供達が驚くものを作っていました。そんな父を見て育った私ですが、絵を描くことが得意だった記憶はありません。ただ小さい頃に、幼稚園でもっと小さかった弟とよく絵を描いてい…

三歳児、赤ちゃんに歌絵本で歌を歌ってあげる

「おやまにあーめがふりましたー♪」 上の子がうたえほんをめくりながら、すぐ横に寝っ転がっている赤ちゃんに、お歌を歌ってあげています。上の子の時には歌の絵本を使ったことはなかったです。しかし保育園で童謡を子供が覚えてきており、かつ私の頭にも育…