SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

4歳児と1歳児のひな祭り

「お雛様仕舞った?」

夢見る4歳児は、こう語って先ほど眠りにつきました。1歳児の方は、母親のスリッパを履く練習をしてから眠りにつきました。お雛様といっても紙製のシンプルなもの、そして子供がワークショップで作ったものです。

本日は保育園でもひな祭り。4歳児は、保育園でお雛様を早くしまわなければ結婚できないという伝統を学んで帰ってきたようです。そして親に「ひな祭りが終わったらすぐに仕舞ってね」というのです。

複雑な思いの父親は「明日でも仕舞うのでも良いのでは?」と述べますと、「いや、結婚したい」とのこと。最近、母親が結婚式に行ったり、ウェディングフォト撮影を見ることがあり、さらには私と母親の結婚式写真を見たことで、何やら「プリンセス・・」と熱が高まったご様子。結婚に憧れている模様です。

そんなひな祭りでは、ちらし寿司を保育園で食してきたとのこと、本人が好きなクリームシチュー(コーン入り)を作ってあげて、型どったごはんと人参とコーンで月に乗ったお雛様とお内裏様を描いてあげました。仕上がりは、なんとも、でしたが「来年も忘れないでやってね」とのご評価をいただきました。

そうして雛あられを関西風と関東風をたっぷり食し、1歳児も関西風を満足げに食して、ひな祭りを終えました。子供が寝静まった後、父親は迷いながらも「早すぎないか」と心配しながら、飾り付けをしまいました。

子育てで体が硬いと腰痛になることを教えられる

お世辞にも体が柔らかいとはとても言えない私です。屈伸で地面に手がついたのは、勢いをつけて指先だけついた記憶がある程度です。「体、固いね」と何度も言われて生きてきております。これが子育てに影響を及ぼすとは微塵にも思いませんでした。

正月に腰を壊し、先々週に背中に激痛が走りました。腰は1回整形外科に行き、背中もたってしまったので定期的に整形外科に通うことになりました。先生の診断では「体、硬いですね」。そうして物理療法と運動療法を指示いただきました。運動療法では理学療法士さんに、体を伸ばしていただきつつ、ストレッチを学びます。そして言われるのです。「ここが硬いことは、腰痛の原因になります。」

いままで体が硬いことの実害は認識したことはありませんでした。しかし、それが原因で腰に負担をかけていること、腰に負担を避けようとして背中に痛みがきていることがわかりました。一定の重さのある「子供」を抱っこする、この繰り返しにより、生まれてこのかた顕在化してこなかった問題に直面したのです。

しばらくの間、ストレッチに励みたいと思います。あとストレッチの指導で、座っているときに腰が立っていないことにも気づきました。椅子に座っていることが多いエンジニア稼業。座る姿勢も治していかなければなりません。

4歳児に認知症を教える

「おばーちゃーん、読んで読んで!」

一時期上の子は私の母、通称おばあちゃんと距離があったように思います。休日に手伝いに来てもらおうとすると、「いやー、こないでー」と言ったりしていました。いまは「まだ来ないの?」と待っています。

おばあちゃんが来てくれると、どちらかが構ってくれるからかもしれません。そしておばあちゃんが何回も同じことを言ったとしても、その理由はわかってきたようです。きっかけは絵本の「とんでいった ふうせんは」でした。

この絵本の中で主人公の少年は、大事な風船(思い出) を飛ばしてしまうおじいちゃんに声を強めます。そのシーンに私は子供に「お父さんも語気を強めてしまうことがあるけれども、風船を飛ばしたくないから。でも本当はそれでもいいんだけどね」と伝えています。

本当に理解しているかは分かりませんが、そういうものだと子供に伝えられていることで一つ私も穏やかになれます。

1歳3ヶ月、自己主張が強まる

「たいー」

昨晩に目の周りを打ち、腫れてきたため保育園から電話を受領いたしました。迎えに行くことが決まった父親が行くと、お昼寝前にぶらぶらしていた我が子が、満面の笑みで迎えてくれました。「ぱぁぱぁー」。アクセントは最後のぁ、高めの声です。

そんな下の子が目の周りを打ったのは「ねぇね」の椅子から転落したから。「たぁいぃー」とやはりアクセントは最後のぃの呪文を唱えながら、よじ登っていました。そして何かに手を伸ばして落ちたのです。腰痛が落ち着いたと思ったら、背中痛を発症した父親には落ちることを防ぐ手立てはありませんでした。

何かをしたいと思ったり、欲しいと思ったり、食べたいと思った時、この子は「たぁいぃー」と唱えます。「食べたいの?」と親と上の子が言ってくれる「たい」の部分を記憶したのでしょう。肝心な動詞は抜けていますから、叶えてあげるには、前後のやりとり、状況から何を欲しているのか察しなければいけません。今晩の晩御飯での「たぁいー」の叫びは、お味噌汁のなめこを「もっとたべたい」のたいでした。

そのほかにも自己主張は続きます。「いやー」、今日一番困ったいやーは背中痛の父親に抱っこを解除されることでした。父親は心の中で痛みに泣きながらも、しがみついている我が子をかわいいなと思ってしまっていました。こんなですから、いつまでも経っても腰痛と背中痛が治りません。また、左手の手のひらに右手を叩き始めたら「ちょうだい」の合図です。イチゴを見た時、ねぇねから何か貸して欲しい時、一心不乱に手を叩き始めます。保育園の教育とはすごいものです。

先ほど就寝するときには「たぁいぃー」と言ってベッドを降り、寝かせるために戻すと「いやー」と言いながら眠りにつきました。そういえば今日、お茶とかミルクを「のむー」という言葉も覚えていました。

4歳半の料理のお手伝い

「お手伝いをします!」

4歳の上の子が、料理を手伝ってくれる割合が少し高まってきました。親が料理を進める目的でもありますが、切った人参の型抜きをしたり、小松菜やホウレン草などの葉物野菜を切ってくれたりしています。切りたいと言って台所に飛び込んできます。

型抜きは、手が痛くない型抜き器を使い、くまだったりハートだったり、人参を好きな形にしています。かわいらしい、、焼うどんになりそうです。そういえば休みの日の父親の料理といえば焼うどんの割合が高かったな、と思いをはせつつ。

 包丁は日本橋木屋のものですから、研いでいない親のものよりよく切れます。子供もちゃんとネコちゃんの手が板についてきました。下の子がうろついているときは、包丁は禁止です。型抜きだけでちょっと不満そうになります。今日は下の子が寝ている間の調理のため、包丁で小松菜を切ってもらいました。

「ぱぱー、ここであってる?」使い終わったまな板を洗ってくれたようです。包丁は危ないからと洗いません。充実した、ちょっと背伸びをしたお姉さんの顔をしています。

子供がかかる良い病院の見るポイント

奥様と良い病院(開業医)の見分け方をディスカッションしました。大切な子供、家族を病院につれていく、予防であっても、良い病院にかかりたいもの。しかし数多ある病院のなかから良い病院を見分けるのは難しい。そして選択基準も人それぞれ。ここには私たち夫婦の会話の中で出てきたポイントをまとめてみました。

通いやすい

通いやすい場所に病院があることは共働き夫婦にとって必須事項です。通いやすさには、場所、開いている曜日、予約の取りやすさなどが該当します。そのうち遠隔診療が発展すると地理的条件はなくなるかもしれません。予約の取りやすさもオンライン予約で一定の解消はあるかもしれません。

感情に左右されない

お医者さんの感情によって子供の診察の丁寧さが変わることは、程度の差はあれ、問題があるように思います。とは言っても医師も人です。仕方のない部分もあるでしょう。しかし仕事人として自分の感情で仕事をするのは如何なものか。ただ何かの機嫌で、明らかに診察が丁寧で無くなるなどは問題があります。といいつつ我が身を振り返ります。

効率が良い

問診や事前の体温の確認など、必要な情報を事前に収集し、お医者さんは診療に集中する。といっても電話などの割り込みもあるかと思いますが、患者を丁寧に、かつ効率よくさばく。患者を診察室に通してから体温を測り、問診票で収まるものを質問する、電話の割り込みばかりで、結果的に一人一人に時間がかかるといった効率が悪いのは考えものです。さて私の今日の仕事ぶりはどうだったか。

院内処方でない

薬局に処方箋を出すのではなく、院内で薬を出すのは、患者にとって便利かもしれません。そして医師にとってはビジネスのモチベーションが強くなる要素です。薬局より少ない取り揃えている薬を出したり、在庫一掃したい、という本来とは異なるモチベーションが働きやすくなります。でも、私が子供のころの小児科は院内が多かった気がします。これは薬局での対応が少なかったからかもしれません。

受付が清潔

受付は病院の顔です。その受付の様子がだらしないと病院に規律が保たれていない可能性があります。受付の方は清潔な格好でテキパキと働かれているか、受付に埃がたまっていないか、書類は乱雑に置かれていないか、といったところでしょうか。子供の本の手入れやおもちゃがどうか、というのも一つの見るポイントなのかもしれません。しかし自分の行っている内科は豪快な先生に、人情味ある受付、これも味です。

診療科が多すぎない

一人の先生のはずなのに、多すぎる診療科も引っかかるポイントです。一番先頭が先生の強いところなのでしょう。そしてそんなに勉強するのも大変のように思います。知識が薄いところもあるでしょう。ただ知人に言わせると便利とのこと。確かに家庭医としてはありがたい存在です。そういえば私の小さい頃からお世話になっていた先生は、外科ですが、内科も見てくれました。必須ポイントではないようです。

なんだかんだいって、急遽空いている病院に、というシチュエーションは多々発生します。先生が選べる地域もありますし、選べない地域もあります。選べること自体が幸せなのかもしれないですけれども、生き残りをかけた商売がされている場合もあります。ともあれ長く付き合うことになる病院は、良いところに掛かりたいものです。

1歳3か月の言葉

1歳3か月の下の子が話す言葉が増えてきました。「パパ」「ママ」、そして上の子を「ねーね」と呼びます。上の子も嬉しそうです。今日お散歩していたら「わんわん」「にゃんにゃん」「ぽっぽ(鳩のことらしい)」と発言していました。その他は「あー」とか識別できない言葉です。

凄いなと思うのが、うんちが出た後です。オムツを指さしながら「デアー(出た?)」と発生します。親が匂いで気づくより前に教えてくれるようになりました。漏らす確率が下がるのでありがたい話です。

両親の言う言葉もわかってきているようで、「これをねーねに、どうぞして」と話しかけると上の子のところまでモノを運んでいきます。持っているものを無理やり取ろうとすると守ろうとムキになりますが、「どうぞして」というと渡してくれます。

分かるようになってきたからか、本を読んでもらうことも嬉しいようです。読んでほしい本を自分で持ってきます。今は、「しましまぐるぐる」、「いないいないばぁ あそび」、「だあれかな」、「がたんごとんざぶんざぶん」が好きなようです。体をゆらしたり、ばぁと言ったりしながら聴いています。