SE父さんの事件簿

二児を育てるシステムエンジニアのお父さん。第二子誕生からの記録。

増え続ける家族の写真をどこに保管するか

子供が産まれると撮影する写真が爆発的に増えていきます。かわいいから動画なんて撮影したくなりますし、動画のサイズときたら写真の比ではありません。この写真や動画をどこに保管するか。これが大変な問題となります。

私の親世代の子供の写真はフィルムでした。これは物理的にとっておくしか仕方ありません。祖父なんて綺麗に時系列的にフィルムと写真を説明付きで保管していたものです。現代においてはもはや不可能な努力です。

いろいろ聴いていると下記の方法をとられているようです。

メモリーカードは高いです。PCはすぐに一杯になります。PC交換のときにお引っ越しも必要です。そして壊れたら終わりです。壊れるというとメモリーカードも、メディア、HDDも同じです。データが一定の年数を経過すると消えてしまったり、壊れたりします。寿命は長くはないです。長期保管には適しません。定期的に新しい媒体に移し直す必要があります。長期保管に適する媒体はテープメディアで企業の現場では使っていますが、個人用途では使われません。

最近使われてるのがクラウドサービスかと思います。私も一時使っていました。写真をおけば検索機能も時系列整列もでき便利な機能も満載です。しかしサービスには停止のリスクがあること、置いた写真の権利に注意が必要なことが懸念点です。例えばGoogleでは下記の記述があります。

本サービスにユーザーがコンテンツをアップロード、提供、保存、送信、または受信すると、ユーザーは Google(および Google と協働する第三者)に対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成(たとえば、Google が行う翻訳、変換、または、ユーザーのコンテンツが本サービスにおいてよりよく機能するような変更により生じる派生物などの作成)、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを付与することになります。(https://policies.google.com/terms?hl=ja 2018/11/29アクセス)

つまり置いた写真や動画はGoogleが使うよとあります。最近ではFacebookGoogleでの漏洩も問題になっており、子供の写真となると気になります。

そこで結論として我が家ではNAS装置を導入しました。ディスクを2本入れており、それぞれに同じデータを二重書き込みしてくれる仕組みです。1本壊れても、もう1本でデータは保管されます。ネットワーク経由でアクセスできる家庭用のGoogleフォトみたいなものです。SEだからできることなのか、、心のハードルが低いことは事実ですが、ガイドに従えば結構簡単に作れるようになっています。

とはいえ子供も過去を振り返るし、家族でワイワイ見るのには印刷してある写真が一番!というわけで最終的にはベストショットは印刷することになります。

こういうことを考えていると紀元前196年から残っていて解読できるロゼッタストーンは凄いなと思うわけです。

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クリスマスに向けて3歳児と読む4冊の絵本

12月になりました。クリスマス、サンタクロース、3歳でも既に気になる言葉です。そんなクリスマスには父子のハートをつかむ絵本がたくさんあります。ここでは最近気に入っているクリスマス絵本を4冊、書き残していきます。

サンタさんありがとう

サンタさん ありがとう (日本傑作絵本シリーズ)(by 長尾 玲子)

くまさんのお人形をサンタにお願いした男の子とそれを忘れたサンタ、サンタさんに作られたくまさんのお人形のお話です。刺繍の絵で繰り広げられるお話に大人もくぎ付けです。刺繍のくまさんとサンタさんが糸で描かれているのに柔らかく、プレゼントを待つ男の子と送り出すサンタさん、送られるまつくまさんのことばに、プレゼントを贈る側、贈られる側そして贈られるプレゼントに込められる思いを子供に語り掛けてくれます。

ちいさな ちいさな サンタクロース

by フィリップ・コランタン

なぜサンタクロースに会えないのか。どうしたら会えるのか。煙突がなくなってどうやってサンタクロースはプレゼントを届けられているのか、そんな疑問に応えるサンタクロースの苦労話です。いろいろな子供の疑問に予め応えてくれています。

ふたりのサンタ

ふたりのサンタおじいさん (創作えほん 27)by あまん きみこ

私が幼稚園時代から読んでいて実家に残してある本です。子ウサギたちがサンタさんとまちがえてご近所のきこりのサンタおじさんにプレゼントのお願いの手紙を送り、それに慌てたおじいさんのお話です。小さいころによく読んでいた本を子供に読み聞かせる、そういう再会に少し涙します。

サンタクロースはおもちゃはかせ

サンタクロースはおもちゃはかせ by マーラ・フレイジー

サンタクロースはおもちゃが大好きなで、どのように子供の心を理解して、どのようにおもちゃを選んで贈っているかが描かれています。「(プレゼントが)ぴったりだって、すぐにはわからないこともあるけれど」というさらりと書かれたフレーズが親心をつかみます。普通のおもちゃが欲しかったのに、サンタにモデルロケットをもらった私は工学を志し、トンカチをもらった弟は職人として工房を持つようになりました。

もうすぐゆきのクリスマス

もうすぐゆきのクリスマス―ターシャ・テューダークラシックコレクション by ターシャ・テューダー

長女が産まれたあとに従姉にもらった本です。クリスマスを心待ちにする子供たちののどかな生活を、それを囲む小動物、自然とともに描いた本です。言葉もきれいで何回も読んであげたくなり・・結果、子供がおおよその文章を読んでくれるようになっています。

挙げてみると心をつかむ本にサンタクロースがおおいです。でもサンタが好きかと思いきや、町でサンタクロースを見ると全力で遠ざかります。去年、保育園に現れたサンタクロースへの反応は、まさに節分の鬼と同じでした。

絵本「あさえとちいさいいもうと」で姉になる準備

林明子さんの絵本には大変お世話になっています。1~2歳では「おつきさまこんばんは」、3歳になると「はじめてのおつかい」、「こんとあき」、「とんことり」、「まほうのえのぐ」などなど、既に何回も読ませていただいており、下の子にも読みたい作品ばかりです。

そんな林明子さんの作品のなかで、第二子の誕生を前にして長女がお気に入りだったのが「あさえとちいさいいもうと」。舌足らずのちいさな妹にお姉ちゃんが遊んであげようとするのですが見失い、探し回るという内容です。

舌足らずの妹の言葉遣いを真似しつつ、私はもうお姉ちゃんと同じ言葉遣いだよと主張する舌足らずな長女に目を細めていた父がここにいます。

あさえとちいさいいもうと (こどものとも傑作集)

赤ちゃんが泣いていることに疲れた時

突発的な感情で赤ちゃんを激しく揺さぶってしまい死なせてしまういたたましい事件がありました。仕事、子育てと疲れている中で赤ちゃんは夜もなく、泣き止んだと思って寝かせてもすぐに泣く。イラっときてしまうことは私も一人目でありました。

そんなときに思い出していたのが大きく3つのことです。

  • 喜びを思い出す
  • 今日は無理だと宣言する
  • 他のことをする

それぞれ書き残していきます。

喜びを思い出す

子供が産まれた感動、成長を感じた瞬間、かわいい顔、目が合った瞬間、など子供との喜びを思い出します。それにより心の余裕を取り戻します。

今日は無理だと宣言する

どちらかが対応すればよいのです。私は最初「すべての一次対応は私が」と意気込んでいました。それでは疲れます。奥様から言われたのですが「どちらかがやればいい」のです。今日は無理だと宣言し、後で感謝の意を最大限に表します。

他のことをする

「赤ちゃんは泣いているうちは大丈夫」、「泣くのが仕事」という市が出していたパンフレットのフレーズです。そのパンフレット曰く、「気持ちが昂ったら泣いている子は放置して、別のお部屋でお茶でも飲みましょう」とのこと。何か一仕事でもしてしまえば心にゆとりが出ます。

二人目は完全母乳ではなくミルクを足しているからか泣く周期は見えますし、お腹いっぱいにしてあげるとすぐに眠ります。とはいえ昨晩に赤ちゃんが泣くと長女が起きるという新しい展開があったので気を付けていきたいところです。

乳幼児揺さぶられ症候群(SBS) - 神奈川県ホームページ

 

出産時の入院でもらえるお産セットの中身

出産のため入院するとお産セットがもらえます。全国共通かとおもいきや、一人目と二人目で病院が異なり、中身が異なっていました。

一人目のときには退院後数日で自然にとれるへその緒を入れる箱(臍帯箱)が入っていました。これは二人目のときに入っておらず、二人目のときにはスリング、防災グッズが入っていていました。

2つの病院共に、セットの供給元自体はオオサキメディカルのdaccoというブランドでしたが、中身は病院により異なるようです。病院によってはおくるみもセットになっていたりするようで、品物を追加注文できる産院もあります。

出産準備をする際には何がセットになっているかチェックした方が不要な買い物をせずに済みそうです。二人目のとき、我が家では何もチェックせず、そういえばもらえたなと入院して思い出していました。とりあえず取れたへその緒をどうしようか思案中です。

小さい子供との生活で見つめ直した3つのこと

今のお父さんはなんでもやるのね

一カ月検診の帰りに父親一人で赤ちゃんを抱えて帰宅しているとそのように話しかけられました。まだまだ父親だけで産後一カ月の赤ちゃんを電車につれる姿は珍しいのでしょう。すれ違う人々に「あれ?」という目で見られる頻度も多いように感じました。

三歳児と二人の場合はそれほどの珍しい目で見られることは少ないように感じます。産前産後、週末は基本二人でおでかけです。珍しくはないと思うものの、動物園や保育園のイベントで父親のみというケースは当たり前ですが少ないです。

そんな二人の子供と長く一緒にいて見つめなおしたことが大きく3つありましたので書き残します。

  • こどもとのコミュニケーション
  • 小さな成長の実感
  • こどもにとっての父親

こどもとのコミュニケーション

子供のコミュニケーションのとりかたは変わります。産後すぐの赤ちゃんの場合は言葉ではなく泣くこと。三歳児はまだ表現できない言葉もありますし、使う言葉も変わります。いずれにせよ一緒にいる時間が長ければ大体何が言いたいのか推測できます。舌足らずでも、コンテキスト(背景)がわかることもあり、言っていることが分かるようになります。そのためコミュニケーションにおいても今言っていることに対して、背景も考慮して、何を言いたいのか聴くことになります。

小さな成長の発見

子供は日々何かにチャレンジしています。新しい感情が芽生えて出来なくなることもあります。例えば赤ちゃんであれば新しい声を発するようになったりしますし、三歳児であれば公園の遊具で登れなかったところに上れたり、怖いと思うようになって登れなかったりします。その状況でもできるように挑戦します。そういう一つ一つの行動を発見してあげることができます。

こどもにとっての父親

仕事では自分がいなくても物事が運びます。自分がいなくてはと思っていても、その人がいなくても動くようにしなければ継続的に企業は活動できません。大きな会社になればなるほど。でも子供にとって父親は唯一の存在です。特に母親がいないとき、自分を守ってくれる存在がいなくてはどちらの子も泣きます。小さな子供と二人でいるとそれを実感できます。

この3つの再発見は改めて働き方を考えさせられることになりそうです。大人も実は変わっていないのかもしれませんし、付き合い方の基本なのかもしれません。「うちのお父さんはできなかったわ。でもいいことよ。」冒頭の声をかけてくださった奥さまからのお言葉です。こういうことも子供が小さいうちだけかもしれません。

できる育児ビジネスマン(SE)を目指して

テレビでも、会社で見聞きしても、できるビジネスパパ、ママに聴くとやっていらっしゃること、それは早起きです。

早く家に帰り、寝かしつけと共に眠り、朝3時とかに起床し、家事と仕事をこなす。だいたいそういう方からは、信じられない時間にメールが飛んできたりします。朝に滅法弱いわたくしには尊敬の眼差しです。

一人目のときに何回チャレンジしたか。起きてやるぞという思いと共に目覚ましを時計をセットする。さて目覚まし時計が正確に働いた段階になると、寒い、あと15分眠らせて、今日はちょっと疲れが、、と起きない理由がとめどなく出てきて再度入眠に戻ってしまいます。そして後で奥様に起きないならやめてと宣言され、目覚ましをかけることを辞める、という流れで失敗に終わることがセオリーです。

二人目です。この子は大体4時~6時にミルクが欲しくて泣きます。それにあわせて起きる、今日は3時に起きました。さて日中、この体は持つのでしょうか。一回寝ておこうかな・・。